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ショーヤ アキラさんの個人サークルを初チェック。9月のサンクリで巡回中に、たまたま見つけたサークルさんなのですが、これがもう俺のツボを突きまくりな、地味なんだけど甘酸っぱい、emo〜indie rock路線の素敵な作品を描いてらっしゃいまして、速攻で売ってる本を全部購入した次第で。
今回購入した3冊は、いずれも「ガウガウわー太」本で、太助×委員長モノ。
「オーバーニー〜」は、2002年の冬コミに初版がリリースされてます*1。委員長と太助が教室でヤる、という身も蓋も無い話なのですが、そこに至る過程や、最中の心理の機微をしっかりと描くコトによって、ただの「ヤる」だけマンガではなく、「恋人たちの日常のひとコマ」を描いた作品へと昇華させています*2。
とくに序盤の「甘える」太助と、「つれない」態度の委員長とのシチュ*3なんかは、身悶え必至ですよ?抱き枕を抱きしめながら部屋を転がりたい気分っつーかw*4
エロのパートもなかなかでして、フェラのパートで尿道を刺激しながら焦らす責めを見せたり、机に上半身を預け、スカートをたくしあげた状態で立ちバックから挿入ってな具合。委員長の華奢な肢体も上手く描写されてるし、制服を活かした着衣シチュもOKですね。
「オーバーニー〜2」は2004年夏コミ・リリース。こちらは、前述した「恋人たちの日常」に昇天を絞ったラヴコメ・ショートカット・チューンを収録してまして、委員長のツンデレっぷりが垣間見れます。
往来でベタベタするのがイヤなので、肩を抱いてきた太助の手をつねったりしちゃうクセに、太助に勉強を教えるときには、椅子代わりに太助の膝の上に乗ってきちゃう、ナチュラルな甘えっぷりを披露してくれちゃったり。
他にも、イチャイチャしたシチュや、委員長らしい真面目さが仇となっちゃうコミカルなシチュなんかも描かれてまして、委員長祭な趣です。
「シーズン〜」は今回唯一のオフセ。初版がいつかは記載されてないので不明ですが、9月のサンクリで再販*5がかかってます。こちらは「甘い逢瀬」に焦点をあてまして、@教室と@ラブホでの模様を。
@教室のシチュでは、しっかりと状況説明が為されてまして、ただ単に教室でヤってるというのではなく、「金曜、委員長が予備校に行くまでの、放課後の僅かな時間が2人の時間」という一文が添えられているだけで、俄然物語への移入度が変わってくるっつーか。
ここでの委員長は、興奮しながらも冷静さを失っておらず、フェラをしながら、太助の弱点を冷静に責めたり、ナニの萎えてから回復するまでの時間を計測したりといった勤勉っぷりも披露w。
フェラ描写のディテールもかなり細かくて、手・口・舌をフルに活用した様々な手管を駆使してます。マンガ的な工夫とも言えるし、委員長の勤勉さを表す描写とも言える、なかなか意味深なシーンかと。
@ラブホは、@教室の翌日。昨日の教室での行為でスイッチが入りっぱなしになってしまった委員長が、積極的に太助を求めるってなカンジ。こちらはツンデレの「デレ」をクローズアップしてまして、余計なコトを考えずに太助に甘える委員長の姿が愛くるしいです。
一事が万事、とにかく「丁寧」。コピー誌のピシっとした製本*6、細部に至る描き込みっぷり*7など、どれをとっても神経が行き渡ってる印象でして、いかに真摯に作品と対峙しているかが窺えます。
けして派手さは無い絵柄ですが*8地味にキャッチーなんじゃないかしら?俺は好きなタイプなんだけどね。
作品に対する姿勢も、無論作品そのものも、すげー個人的なツボに入りまくり。是非ともいろんな方々に読んでいただきたい、素敵な作品です。当然、超オススメ。excellent!