アニメロミックス presents NANA MIZUKI LIVE ROCKET 2005〜summer〜@パシフィコ横浜国立大ホール

PIG-M2005-08-28

 水樹奈々といえば結構入手困難風味なアーティストですが、id:suishin20mさんのご好意でチケットを入手出来まして。
 今日はコミティアがあったのですが、あんまテンション上がらなかったのでパスし、午前中は掃除や洗濯に勤しむ。で、お互い特に用も無かったので、横浜で早めに合流し、ぶらぶらレコ屋でも徘徊することに。横浜のタワレコで落ち合ったsuishin20mさんはDINOSAUR Jr.のTシャツ着用。俺はH2Oのワークシャツ&ショーツという出で立ち。タワレコにいるのに相応しいカッコですねw。とりあえずsuishin20mさんが探していたbluebeardのCDを探すも見つからず・・・つーか、AS MEIASも無いっていうのはどうよ?
 しゃーないので、すごすごとタワレコを離れ、桜木町に移動。ここに来るのって2002年以来・・・かしら?*1そんな感慨を抱きつつ、パシフィコ横浜を目指す。道中音楽話に花を咲かせつつ、歩く歩く。
 俺は横浜とかにはほとんど縁が無いので、街並みそのものが物珍しく、帆船とか観覧車とかを愛でてみたり。そうこうしてると、近代的な建築物丸出しなクイーンズスクエア内部に到達。そこを抜けると、目の前にはパシフィコ横浜が広がっていました。これまた今風な建造物が多いのぉ・・・と感心しながら周囲を見渡してみると、そんな無機質な空間に自己主張満点風味な輩が多数いらっしゃいますよ・・・?周囲の景色はビッグサイト周辺に似てるせいか、なんか我々、即売会に来ちゃったのかしら?とかいう錯覚に陥りそうでしたよw。
 BGMを鳴らしながら、最終的なコールの確認をしてる一団とかに軽く引きつつ、物販コーナーを探すも見つからず。まだ会場まで小1時間はあったんで、ひとまず周囲を散策するコトに。普段はあからさまにデート・スポットなのでしょうが、今日は声優ヲタに占拠されてまして、なんかヘンなカンジw。そんなどうでもいいコトを話しながら道なりに進んでたら、階段下から続々とこちらに移動してくる人影が見えまして。で、そっちの方へ行ってみたら、案の定物販コーナー発見。
 なんか結構な人垣が出来てましたが、せっかくなんで俺も並んでみたり。Tシャツは当然サイズが無いのでwスルーし、結局実用性重視でリストバンドを購入。今度の練習のときに早速使おうw。suishin20mさんは・・・(ry。買い物も済ませたので、開場までのひと時を海辺で過ごす。最初に辿り着いた入り口付近よか人が大勢たむろってまして、そんな方々をヲチしつつ、まったり。お約束の「はっぴ集団withのぼり」な方々もいらっしゃいました。写真撮りたかったーw。
 17時には物販コーナーも撤収となり、我々も17時半前に入り口方面に移動したのですが、そこには夏コミさながらの入場待機列が形成されてまして、ひとまず視姦。待てど暮らせど待機列が動く気配は無く、結局17時半を大幅に過ぎて入場開始*2。俺らは18時過ぎに入場。物販でサイリウムを探すも売り切れており、非武装で勝負に挑むコトにw。
 そろそろ席に移動すっかーってなコトになったので、エスカレーターで2階席に移動*3。ところが「C」は3Fだそうで*4、もう一階層上に。綺麗な夜景を愛でる余裕も無く、あたふたと席へ。前から3列目というまずまずのロケーションで、問題無し。なんか周囲には女性客が多かったのですが、女性にも人気あるのね。そんなカンジで周囲を観察してたのですが、ふと気がつけば、場内のBGMの声に聞き覚えが・・・って、これCOLDPLAYじゃん。新譜はCCCDなんでチェックしてないんですが、多分3rdだったんじゃないかしら?suishin20mさんの話によれば、水樹奈々OASISがfavoriteだとか。良い趣味してますなー。おかげで我々、なんか別の意味でテンションが上がってきちゃいましたよw?やっぱCOLDPLAYの楽曲は良いのぉ・・・。癪だけど、CCCDでもいいから買っちゃおうかしら?
 COLDPLAYのおかげで、開演までの待ち時間も有意義に過ごせていたのですが、そんな中、遂に客電が落ちまして、30分ほど押しで開演。一発目は意外なナンバー、"Power Gate"。アルバムとしては"Magic Attraction"が一番好きなんで、ちょっと嬉しいw。場内は極彩色のサイリウム*5に彩られており、1Fの盛り上がりっぷりがよく分かるw。
 そのまま、トータル3曲立て続けに演ったのですが、噂に違わず、ホント歌上手いのね。音を外さないってのもありますが、ちゃんと情感こもってるっつーか。正直、そこらの番組で歌ってる「アーティスト」よか全然上手いわ。ここまでとは思ってなかったので、ちょっとヤられた。あと、見逃せないのがバックバンド。バカテクってワケじゃないですが、非常にタイトにまとまってまして、「バンド」として機能してました。バックも歌も安定してるんで、普通に聴いてて心地よいんだよね。しかも、結構コンサート用にアレンジも加えられてるのですが、これがまた原曲よかカッコ良くなってまして、ナマで観る&聴く甲斐があるというもの。音源もそうだし、suishin20mさんとも意見が一致したのですが、水樹奈々ってUK趣味のくせに出してる音はアメリカンなんだよね。屈託の無い明るさが魅力のUSHRマナーっつーか。そんなテイストはコンサートでも如何なく発揮されてましたね。
 ・・・ところが、ここで???な展開に。なんと、3曲演っただけでいきなりメンバー紹介に突入。何故なにwhy?客席が暖まってきたトコで、なんで水を注しやがりますか?そんな俺の疑問は置いてけぼりで、寒いやりとりを交えつつメンバー紹介は続きまして・・・。正直、ワタクシのテンションはガタ落ちでございましてよ?
 駄菓子菓子、ここから水樹奈々crew(笑の逆襲が始まる。個人的なハイライトでもあったのですが、"Innocent Starter"〜衣装チェンジ〜"What Cheer?"という流れが絶品。"Innocent〜"の歌のパートを終えた水樹奈々がステージ中央のBOXに消え、衣装代えタイムに突入してるのですが、その間、バックバンドがソロ・パートを挿し込み、"Innocent〜"を引っ張る。そのソロも、けして冗長にはならずに全パート回しまして、盛り上げるだけ盛り上げたトコで水樹奈々がステージに復帰。そして"Innocent〜"終了&間髪いれずに"What〜"のイントロへと雪崩れ込んでいくという展開は、かなり燃える!つーか、普通にカッコ良いぜ。ここら辺は、ライブ・アクトとしての面目躍如って感じでしたね。
 その後も、微妙に乗り切れないwトークとかを挿し込みつつも順調にステージは進行していき、俺も結構楽しんでいたのですが、"Drive Away Dream"の後、今日一番の問題のパートに突入・・・。
 なんと、ここでバックダンサーの先生たちが登場し、「今日だけ特別に」銘銘がダンスを披露するという謎展開が・・・。ぶっちゃけワタクシ、半分寝ておりますたw。でも、全否定する気にはなれなかったり。その理由は後述。
 かなり場内の温度が下がったところで、"好き!"〜"ミラクル☆フライト"というテンション高い曲を連発したのですが・・・個人的には別のタイミングで投下して欲しかったかにゃー。場内的には普通に盛り上がってたし、続く、振り付け指導が入った"Jump!"とかでも皆大ハシャギ*6してたんで、まぁ俺がノリ遅れただけでしょうが。結局、途中までのテンションは帰ってこなかったなぁ。
 この後、全く統制のとれてない「アンコール」コール*7を経てアンコールに。"Transmigration"から、ダンサーとかも入り乱れたパーティ・スタイルなラスト・チューン"New Sensation"へ。カラー・ボールをラケットで客席目掛けて打ちまくるというハチャメチャでスラップスティック・テイスト全開なステージングを披露。オーラスは、裏方のスタッフまで招き入れての水樹奈々crew勢ぞろいでのご挨拶〜記念撮影で〆。最後の最後に、客と一緒にアカペラで"ミラクル☆フライト"を歌うというオマケつきでした。
 声の出音に若干難があったりもしましたが、総じて楽しいステージを堪能させていただきました。途中の展開には否定的な見解も多いとは思いますが、個人的には情状酌量の余地はあるかなぁ、と。何回か「水樹奈々crew」と書きましたが、今回のステージを観る限り、かなりバンドやダンサーなどのスタッフを大事にしてる印象がありました。NYHCとかでも同じなんだけど、常に自分たちを支えてくれるcrewとかに敬意を払ってるんですよね。そういった心情を踏まえると、自分を支えてくれてるスタッフにスポットライトを当てるっていう行為は自然なのかなぁ、と。それが結果的に自分のステージの流れを妨げたり*8することになろうとも、crewを輝かせてあげたいのではないかしら?そういう風に捉えると、安直に否定しちゃうのもどうかなぁ、とか思ったり。まぁ俺の妄想以外のなにものでもないんですがねwww。
 そんなこんなで色々思うところはあるけれど、素直に楽しかったよ!suishin20mさんの話では、今日のステージは水樹奈々的にはイマイチだったそうなので、次回への期待は募る。
 で、水樹奈々の次回公演なのですが、なんと来年の1/21@武道館が決定だそうで。しかも、この日は水樹奈々のお誕生日だそうで、一日限りのスペシャルなコンサートになるとか。・・・また行きたいなぁ、とかおねだりしてみるテストw。
 最後になりましたが、suishin20mさんのおかげで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。ありがとうございました!今度上京した際には、一緒に消毒GIGにでも行きましょうw。

*1:2002年のワールドカップの頃、決勝戦のチケットを求めて奔走していた俺と友人は、ネットの書き込みで「桜木町にダフ屋がいる」という一文を発見。一縷の望みを託してこの街に降り立ったのですが・・・orz。そんな苦い記憶が甦ったのねんw

*2:後で分かったのだが、リハが押したせいで入場が遅れたようで

*3:俺らは2FのCですた

*4:4Fの席もあった

*5:田村ゆかりみたく、同一色に限定されてるワケではないそうで。個人的にはカラフルなほうが傍で見てる分には綺麗で良いと思うけどね

*6:1Fのはっちゃけぷりは、なかなか壮観でした

*7:ほとんど怒号と化してた気がw

*8:そういう考えには至らないのかも