Shining Moment 11@初台WALL/AND BELIEVE/GRIND SHAFT/NERVOUS LIGHT OF SUNDAY/JOGA/陽死/ENSLAVE

 時間の都合がつきましたんで、初台目指してFuckin' Go!といきたいトコですが、そうは問屋が卸さない。昨日の予告どおり、まずは初台を通り越して新宿のとらのあなへ赴き、上記のブツをさっくり購入・・・といきたかったのですが、流石は週末の夕方、レジ前にはそこそこの行列が出来てまして、やきもきしながら並んでたのですが、どうにも列が進まない。いぶかしみつつもカウンターを見てみると、客がカバーを頼んでやがりますよ?後ろに結構な列が出来てるんだから、 空 気 読 め 。ワタクシだってたまにはイラっときちゃいますのよ?
 ともあれ、無事お会計も済ませ、WALLに移動。時間があれば新宿からダラダラ歩いて向かおうと思ったのですが*1、もう18時をまわってしまってたので*2京王線に飛び乗って一駅移動。とりあえずコインロッカーに荷物をぶち込んで〜と思ってたのですが、初めて降りた初台駅は、予想外に乗降客が多く、しかも広い!なんかショッピングモールみたいなトコと直結してるような造りになっていて、小奇麗でハイソな風味。恵比寿とかに近いかも?人の波に乗っかりつつ、半ばおのぼりさん気味なワタクシ。で、広くて小奇麗なのはどうでもいいんですが、一向にコインロッカーらしきものが見当たりゃしない。あちこちうろつくも結局見当たらず、諦めて荷物を持ってWALLへ。
 WALLに来るのは、REACH THE SKYの来日公演以来・・・かしら?まぁ道に迷うようなトコではなかったので、あっさり18時20分頃到着。幸いまだ開場はしてなく、俺が着いてから程なくして開場。ステージの端に腰掛けぼんやりしているとmixiでお世話になってる某氏が声をかけてくださいまして。前回は挨拶程度だったのですが、今回はちょっと話す時間もあったので、INSTEDのTシャツの話題を皮切りにw*3、ちょろっとお話させていただき、楽しいひと時を堪能。またお付き合いくださいませ>某氏。
 そうこうしてるうちに、19時過ぎにAND BELIEVEが登場し、start。今月の頭に川崎で観たAND BELIEVEは抜群にカッコ良かったのですが、今日は・・・イマイチ。とりあえず、総じて動きや音のキレが無かった。途中、盛り返した瞬間もあったのですが、ラストになるとちょっとガス欠風味。音の分離が前回より良く、楽曲なんかは楽しめたのですが、今日はちょっとおとなしすぎたかなぁ。次回に期待。
 お次は以前目黒MODでちょろっと観たGRIND SHAFT。メンバー構成はvox、G、B、Dsの4人組。わりとストレートなUSHC〜Thrashサウンドなんですが、結構ギターが小技を効かせてたり総じて演奏力が高めだったりするせいで、ちょっと面白いテイスト。ただ、序盤はvox以外のサウンドに攻撃力が足らず、どうにも物足らない印象だったのですが、徐々に演奏陣もテンションが上がり始め、JOGAのvoxが飛び入りで参加してツインvoxになった曲でピークに。なかなかRaging度高めで良い塩梅でした。
 次はNERVOUS LIGHT OF SUNDAY。vox、G、G、B、Dsの5人組。俺の持ってる3way splitの音源では1分ちょっとのカオティックなサウンドを聴かせてくれたので、てっきりそういう系統のバンドかと思いきや、蓋を開けてみれば、叙情派New Schoolでした*4。複雑なテクスチャーの楽曲をベースに、メタリックな要素を随所に効かせ、叙情的なフレーズを効果的に駆使して攻撃性とメロディアスなテイストを両立。速い曲なんかもきっちり織り交ぜて、かなりこなれてる印象。アクション度の高いステージングも華があり、人気があるのも納得。ただ、俺としてはこういうサウンドは家でじっくり聴く音楽という認識なので、帰りに物販にてアルバムでも買おうかと思ったら、もう売り切れちゃってたよママン・・・。
 お次はJOGA。vox、G、B、Dsの4人組。なんかPlanet-μかなんかにいそうなバンド名ですが、これがまた激烈なサウンドを展開。ザラついたharshな音色*5とブラストも駆使する攻撃的なリズム、そして叫ぶvoxが絡み合ったサウンドは、全編これ凶器といった具合の残忍なサウンド。俺が感じた要素を挙げると、Grind、Power Violence、KRIGSHOT。これらを絶妙なバランスで配合したっつーか。でも、意外と懐が深く、楽曲によってはトライバルとすら思えるぐらいプリミティヴなダンス・ビートなんかも織り込んできたりして、攻撃性は損なってないんだけど、でもキャッチーとすら思えるような展開も聴かせてくれたりして、一筋縄ではいかない。かなり面白く、カッコ良いバンドだと思います。全然知らないバンドだったので、これは嬉しい誤算。
 そして、本日の俺のお目当て、陽死登場。vox、G、B、Dsの4人組。サウンドのイメージからはJapcoreマナーなルックスを想像してたのですが、voxはMEANING OF LIFEのTシャツ着てるよーw。この時点で、俺的にはAll OK!で、マイクを持ってMCを始めたら、超3枚目キャラで場内からツッコミされまくりw。なんか楽しくて良いな〜とか思ってたら始まったのですが・・・凄っ!。今しがたまで穏やかな空気に満ちていたステージがいきなり沸点を迎えましたよ?ミニアルバムのM-1"Conviction to The End"からだったのですが、音源以上のドライヴ感とThrash感にワタクシ昇天寸前。音源を聴く限りではJapcoreだなんだと思ってたのですが、JapcoreもThrashも関係無い、まさに「ハードコア・パンク」なサウンドを披露。カッコ良い!厳密に言えば、音源よかThrashなテイスト強め。それはステージ・アクションにも言えて、voxのステージングは完全に熱血Thrash系。躍動感溢るるアクションなんですが、軽さは感じず。緊張感は漲ってるんだけどどこかpositiveなノリもあって、場内は皆ニコニコしながら楽しく暴れまくり。至福至福。俺的ハイライトは無論"脳内衝動"*6。皆で「ブチコワセ」のパートをシンガロング!たーのしー!結局、ミニアルバム全曲+知らない曲2曲の全7曲を披露。また観たい!つーか観るぜ!最高。DEVOURから"Death of the Sun"っていう5曲入りのCD出てますんで、是非是非。
 ラストは今回の企画の主宰、ENSLAVE。男vox、女vox、G、G、B、Dsの6人組。さすがは主宰なだけに、この日一番の盛り上がりで場内はメチャクチャw。頭上を人が転げ回り、メンバーは何度もフロアに乱入し、モッシュピットでは珍しくソバット風味な蹴りまで飛び出し、挙句の果てには倒れた人の上*7に次々と人が飛びかかったりとかで、もうワヤでしたよw。音のほうは、極めて叙情性豊かなハードコア・パンク。TRAGEDYみたいなdark thrashでもenvyみたいな激情系でもなく、もっとシンプルなハードコア・パンクサウンド。ただ、シンプルなサウンドでずーっと叙情系のメロとかを乗っけられると、さすがにちょっと飽きるっつーか。でも、かなり日本人好みな旋律を奏でていたんで、これからさらに人気が出るんじゃないかしら?
 結局22時前に終演。出演バンドのサウンドが全くカブらないというヴァラエティ豊かなメンツで、観てるほうも飽きずに楽しめました。ちなみに、先日のサンクリで見かけたelliottのTシャツを着てた方と遭遇w。実は以前にもコミティアでお目にかかったコトのある方で、世間の狭さを再認識w。他にも見知らぬ方*8から声をかけていただき、ちょっと談笑したり何故か握手しちゃったりと、なんかいろんなコトがあった一日でしたよ。

*1:WALLは初台駅近く。新宿からだと歩いて15分ちょい

*2:開場18時、開演18時半予定

*3:某氏が着用してたのです。INSTED大好き!

*4:楽器に貼ってあるステッカーがSHAI HULUDだったりHOPESFALLだったりPOISON THE WELLだったり

*5:特に金切り声のような音で聴覚を蹂躙するギターは強烈な個性

*6:曲表ではブチ壊セになってた。そのほうがあってると思うw

*7:ENSLAVEの男vox含むw

*8:BOTTOMS UPで俺を見かけたとかなんとか