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ここんとこ買いそびれてた速水螺旋人さんの本をまとめて購入。「右往左往」は昨年の冬コミ・リリース。随所に速水さんのロシア旅行ネタが挿し込まれており、半日記マンガ風味ｗ。膨大なれど豊富な知識と、それを包むやんわりとした空気感、そして現実と空想の狭間をたゆたうかの如き造形を持った魅惑のキャラクターやメカ群。それらが渾然一体となった速水さんの世界観は、相変わらず魅力満点。「簡易印刷」は春コミ・リリース。初期の作品を中心とした再編集本。基本的な世界観は今と同様ですが、絵の変遷が一目瞭然なトコが面白く、興味深いです。「ぽびえだ」は5月コミティアの新刊コピー誌。1カット1ネタというカンジのイラスト＆テキストの構成。
あんま好きな表現じゃないけど、宮崎アニメ*1とか好きな人なら、速水さんの世界観って絶対「くる」ものがあると思います。とにかく圧倒的な情報量が詰め込まれてまして、ホント読むのが楽しい作家さんです。問答無用でオススメ。
HP>http://park5.wakwak.com/~rasen/
ex.>id:PIG-M:20030910、id:PIG-M:20040328
- ponz.info「Chu!」
ぽん酢さんトコの新刊は、オリジナルのレズもの。告白〜イチャイチャ〜より深くお互いを知るってなカンジのショート・カット・チューンを3作収録。トーンを使わずにベタのみで描写されてる作画は、イリやヌキがくっきりした線画と相まって、よりメリハリが強調されたざっくりとした感触に仕上がっており、作品のテイストとのギャップが生じて面白い効果を生み出している印象。内容自体は、ちょっとティピカルかも。「萌え」を意識されたそうですが、ちょっと萌えとは遠いかもｗ。3作ともエロ系の構成なんで、どうしても「萌え」云々よりもエロの印象のほうが強くなってしまってます。キスする前の過程の話なんかも組み込んでたら、萌え度が上がってたかも？とは言え、キャラは魅力的ですんで、今後のシリーズ化を期待したいトコロ。
HP>http://www.ponz.info/
ex.>id:PIG-M:20031201、id:PIG-M:20040328、id:PIG-M:20041001
