絵夢原洵一さんの個人サークルの、5月コミティアでの新刊を入手。5月のコミティアには行けなかったので(理由は過去ログ参照)大喜び。普段は「日記マンガ」というブレイクダンスのお話を描いてらっしゃるのですが、この本はネコ耳少女たちと飼い主のほのぼのマンガという趣でして、E☆T STYLEでの作品や「夏よこプール」などの日常の機微を描いている作品の同類項(日記マンガにもその要素は入ってますが)。細かい動きが多い(そんな仕草が愛らしいのですが)わりには意図的にセリフを削っている印象がありまして、その妙なバランスがなんとも言えないテイストを醸し出しています。セリフ等の説明がない分、読み手の側に様々な解釈が委ねられており(例えば、この少女たちは猫の擬人化に過ぎないのか、あるいは猫ではない未知の生命体なのか、とか)あれこれ夢想するのが楽しかったり。彼女たちが何者なのか!?的な大仰な謎かけはなく、ただただ日常のこじんまりとした出来事の機微を切り取って見せるという手法は個人的に大好きなんで、実に心地良く楽しませていただきました。
 どうでもいいんですが、この作品をリリース後、スケブの絵の依頼の大半が、このネコ耳少女たちになってしまったそうでw。おまいら正直すぎですw。
ex.>id:PIG-M:20030908、id:PIG-M:20031123

 ましこひろみ(a.k.a.影忍)さんの個人サークルの、夏の新刊。「青」を基調にしたフルカラーなemoい小品。「青」と「蒼」という二人の登場人物と空や海の「青」を絡ませ、切々と想いを紡いでいく儚くも美しい作品です。これはグダグダ能書き垂れるよか、読んでいただいたほうが早いなぁ。ほんのりとしたレズビアン風味も、また良し。広く万人にオススメしたい小粋な逸品。
ex.>id:PIG-M:20031124

  • TEAMねこだるま「COW GIRL 04」

 商業誌でもお馴染みの人参・参さんと月読阿姫さんのサークル、なんと4年ぶりのオフセだそうで。もうそんなになるかねぇ。かなり頻繁にイヴェントに参加してるサークルさんですし、コピー誌なんかもわりとリリースしてる印象なんですけどね。内容は牛の擬人化ネタで、たびたびお目にかかったコトのあるシリーズですな。元が牛なだけに搾乳ネタなんかも当然あるワケで、なかなか宜しい。最近はキャラの巨乳化が進行してるのですが、今作もそんな流れの延長線上にあります。往年の開脚シチュなんかも豊富だし、エロ度は確実にアップしてきてます。ただ、収録作品の分量が多いためとはいえ、途中から横向きで1Pに2P分の原稿を挿し込んでいくスタイルは如何なものか。単純に読みにくいんですがw。
 ちなみに、ココのサークルさんってTechno系の音楽が好きなんだよね(あとNEW ORDER)。タイトルも、牛娘ネタだからってだけじゃなく、多分UNDERWORLDにもかけてあると思うんですが。昔は音楽本なんかもリリースしてたケド、最近でも出してるのかなぁ。