• イミテーションゲノム「ぼくのミスラ」

 笹倉綾人さんの個人サークルの新刊は、FF11本。自キャラのミスラが現実世界にやってきて・・・という、ありがちなようであんま見かけない(FF本に限って言えば)設定。笹倉さんといえばショタなイメージが強いんですが、案の定主人公の男のコは若干受け身なショタっコですw。表情の付け方とかが上手くて、愛らしくもエロい仕上がりでナイス。コピー誌だけど読み応え充分です。9月のサンクリでオフセ化の予定があるそうなんで、気になった方はそちらを。それと、6/25に単行本がリリースされてるはずなんで(茜新社)そちらもどうぞ。俺も今度買ってこよう。

 菊田高次さんの個人サークル。先日のレヴォでリリースされた「独歩」と今回のサンクリ新刊「ね」は、いずれもR.O.D本。ジャケがフルカラーのオフセをこの短いスパンの間に2冊もリリースするというやる気が嬉しいw(そもそも、あんまイヴェントに参加しないサークルだし)。「独歩」は読子メインで、アニタとまー姉のショート・カット・チューンもあり。「ね」ではねね姉メイン。
 しっかし相変わらずマニアックなこだわりがてんこ盛り。読子メインの作品では、押しに弱い読子が中田氏されちゃってたり、ねね姉メインではお得意の濃厚フェラを延々展開してたり、まー姉では手コキ、アニタでは目隠しアニタを前にして自慰(しかも、アニタにはぶっかけずw)などという、どれをとっても一筋縄ではいかないこだわりの描写が披露されてるのですが、それにも増してこだわりぬいているのが、執拗なまでに裸を描かないところ。2冊あわせて52P、女性の裸は一切ありませんw(でも、ちんこは丹念に描かれてるなぁw)。ご本人曰くそこまでこだわっているワケではない、とのコトですが(レヴォで配布されたペーパーでそのコトに触れていて、珍しく綾香さんが脱いだ絵が添えられていましたw)その言葉を額面どおりに受け取るワケにはいかんなぁ。
 ただ、脱ぐ脱がないっていうのは菊田さんの作品にとっては余り重要なポイントではないんですよね。何故なら、脱がなくても全然エロいから。シチュエーションとか行為中の何気ない仕草とかが妙にエロくて、それだけでOKっつーか。
 相変わらずのラフな作画や書き文字も健在。ここら辺は好き嫌いが分かれるトコですが、菊田さんの作風にはマッチしてるんで、アリかと。手抜きとは違うからね。で、なにげにテキストも面白かったりするんだよね。ちょっと読みにくいかもしんないケド、一読の価値アリ(サイトの日記には納得させられるコトしきり)。そこら辺の妙味が味わえるのが、「ね」の巻末のTo Heartのショート・カット・チューンだったりw。
 いっつも書いてますが、今回もオススメでございます。最近ではショップに並んでたりもして入手し易くなってるんで、是非ご一読あれ。
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  • サルヴェージ工房「秋子さんすっとばす!」「ありえない程百合キュア?」「メノリアン」「ぴちぴちにょ」

 「鳳凰たん」さんの個人サークル。とにかくリリース数がハンパないので既に逃さずに買うのは諦めているトコですがw、今回は未入手の4冊を購入。「秋子さん〜」はKannonの秋子さん本。淫獣秋子さんがふた化したりしながら大暴れ。男女分け隔てなくヤりまくりな秋子さんがカッコ良いですw。「ありえない〜」は百合キュアw。ほのかがデフォで淫乱なのはお約束ですかw。当然ふたなりで、ゲロったりスカもあったりで、かなりドープ。「メノリアン」はサヴァイブ・メノリ本。女帝メノリ様が男性陣食いまくり。「ぴちぴち〜」は、実はデジキャラットのアクア本だったり。孕ませや出産はよくあるが、産卵はあんま見ないなぁw。
 基本的にマニアック(ふたなり、腋毛、射乳、ぶっかけetc)で濃ゆい作風なんですが、随所にコミカルなエッセンスが加えられていて、ハードな中にもどこかキャッチーなテイストが感じられます。そこら辺のさじ加減が持ち味ではないかと。濃ゆいエロ好きの方にはオススメ。
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  • 酸欠集「あるはるさめな」コピー誌

 さんずいさんトコのコピー誌は、わたおに風味なオリジナル。給食当番のおにゃのこがシチューをこぼしてしまって・・・という流れで、徹頭徹尾BrutalなGrind風味。小学生特有の残虐性をベースとしていて、主人公の春雨ちゃんは殴られるわ蹴られるわ脱がされるわ鼻血を出すわ吐くわで、挙句の果てにケツにシチューを詰められ脱糞。内容だけ連ねてるとかなり絶望的ですが、それをさんずいさん特有の脱力した作画と愛らしい絵柄、意味不明なキャラ(某えもん風味w)で描くコトによって、嫌悪感が生ずるか生じないかのギリギリのバランスを保っているトコが絶妙かと。ま、真性のペド野郎以外にはすすめかねますが。
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  • 熾鸞堂「東海地方限定的拉麺屋看板娘 其の参」

 shiranさんトコの新刊は、お馴染みとなったのスーちゃん本第三弾。スガキヤっていうのは東海地方のラーメン・チェーン店。そこのマスコット・ガールの擬人化本ですな(現物は上記リンクで確認してね)。そもそも、このシリーズでスガキヤのコトを知ったwのですが(蛇足ですが、稀に郊外のディスカウント・ストアとかでスガキヤカップ・ラーメンを売ってたりしますw)今回はそれに輪をかけてローカル・ネタが満載。今回のヤる側のキャラ、ヤッパ君とモット君は東海テレビのマスコットだし(東海テレビのHPには壁紙もあるぞw)冒頭とオチで出てくるキャラはオリエンタル(名古屋に本社があるカレー・メーカー。お台場でも買えたり食べれたりする)のオリエンタル坊やと、名古屋テレビのマスコット、ウルフィーだし(残念ながらex.STUPIDS,PERFECT DAZE,etc.のWolfie Retardには似てなくてw、羊の皮を被った狼ですが)。一応欄外に簡単な解説がついてるんですが、思わずググっちゃったよw。
 なんともローカル色豊かな作品ですが、それって結構同人の世界とかだと新鮮だったりするんだよね。同人とかって元のサンプリング・ソースが全国区の場合が殆どで(メジャー・マイナーの差こそあれ)あんま地域に根ざしたネタってないからね。フリー・トークとかでローカルな話題が出ても、なかなかそれは作品自体にまでは反映されないから。そういった意味では、この一連のスガキヤ・シリーズは、なかなかの意欲作かと。他の地方でも、こういったローカル・キャラの擬人化とかを推し進めてみても面白いかもね。
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  • St Armadel Ch「Glutoon cheers of black king」

 影004虎さんトコの新刊はFate本。多分、第二弾(Fate本は「Save the lovely little king of knight」以外は持ってないんで)。今回は黒セイバー本で、前作同様、影虎さんにしては珍しくはっちゃけてテンション高い内容。エロ・シーンにも気迫が漲っており、実に読み応えのある内容。何度か書いてるコトですが、やっぱ原作に対する愛溢るる作品は読んでいて心地好いですな。俺は、そういった初期衝動が好きで同人誌読んでるんだから(それだけってワケじゃないけど)。Fate/stay night好きなら一読あれ。
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  • Domestic animals「夏×妊婦。」

 村雨丸さんトコの新刊は、昨年の冬コミでリリースされた「姉×弟」の続編。真夏にクーラー無しの部屋で一日中実の弟と、その子を身篭ってる姉とがヤりまくるという本来なら爛れた行為を、エロさを保ちながらも軽妙洒脱なノリで上手く描いていて、実にナイス。その一方で、村雨丸さんが内包してる薄暗いテイストは、その姉弟の母(無論、息子の子を宿してます)の凌辱プレイを描いたショート・チューンで補完。ピアシング&拡張が眩しい。でも、オチはちゃんと軽かったりするんで、読後感も良好。妊婦スキーにはたまらない作品でございます。個人的には大絶賛なんですが、妊婦属性がなかったらキツいかも。つーか、妊婦以外の女性は出てきませんからw。
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