復帰。怒涛の3日間、なんとか生還いたしますた。基本的にろくすっぽフリー・タイムは無かったんですが、隙を突いて中古盤を掘ってみたりw。なんか微妙なセレクトですが、気にしないように。でも、地方の大型古本チェーンとかって価格設定がイマイチよく分かんないですな。この中で一番高かったのはLIMPだったんですが、それでも\600。PRIMUSなんて\200だし、Jason Mrazも\300。そうかと思えば、KULA SHAKERとかが\1200だったりして、何を基準にしてるんだか理解しかねる。ちなみに、今回買ったCDは盤質に異常無しでした。なんでこんなに安いんだろう・・・。まぁありがたいんですがね。
 で、今回かなりレアな自然現象を拝んでしまいまして。「夜光虫」を見てしまったのですよ。俺が連れてってもらったトコでは、一年のうちで春先のほんの一週間ほどの期間、しかも天候や気温などの様々な条件が揃わないと見れない、というかなりの激レア・イヴェントらしく、連れてってくれた方の友人は、かれこれ4年ほど足しげく通っているにもかかわらず未だ見れたコトがないとか。
 ことほどさようなまでにレアな現象だというのに、夜光虫のコトなど何も知らない俺が、一発で見れてしまったという辺りに人生の機微を感じるっつーかw。
 そんな夜光虫なんですが、これがなんとも神秘的でして。波打ち際にてキラキラと輝く様は、いわく形容し難い美しさ。無数の硝子細工の破片が煌めいている、とでも申しましょうか。そこに、石を投げるなどのちょっとした刺激を与えると、蒼白く発色するのですよ。水の波紋に沿って蒼白い光が拡散していって、それはそれは妖しいまでの美しさ。数年前は、その蒼白い輝きがベースだったようですが、今回は刺激を与えたときのみ、その輝きを目の当たりにする事が可能でした。
 波間にたゆたう煌めきは、いつまで眺めていても飽きることなどないのですが、刺激を与えて発色させるのも捨てがたく、終いには財布のチェーンを駆使して発色させる、という荒業を敢行。チェーンの軌道に沿って蒼白い光がエフェクトのように乱舞し、なんとも愉快痛快。ま、その代償としていまだに俺の財布のチェーンはちょっと潮臭かったりするんですがねw。ひとしきりそんな風にはしゃいだあと、波打ち際でぼんやりと過ごしますた。
 俺みたいなヨゴレのブタヲタの腐敗した心すら、ほんのひとときとはいえ浄化させるその煌めき。一生に一度は拝んでおくべき美しさです。