• Gypsy's Kiss「Dance Partner」「Dance Partner 2」「Dance Partner 3」「真夏の光線<ビーム>」「Embrasser moi」

 G-co(akaじいこ紅蓮)さんのサークルを初チェックしてまとめ買いw。浅野屋さんとかでたまに描いてらした方ですな。「Dance〜」はシリーズ物で、「スタンドール」というアンドロイドと人間の物語。誤作動が多く捨てられたスタンドールを主人公が拾うトコから始まる、というなんともベタなオープニングなれど、相手を思いやる気持ちや何かを愛する、というコトを真正面からてらいもなく表現していまして、拙さや青臭さを感じつつもちょっとグっときてしまいまして。細かいツッコミどころは満載なんですが、それを補って余りあるemoさがあるかと。作者の思い入れが随所に迸っていて、良くも悪くもそこが魅力。文字どおりの力作に仕上がっています。蒼いemo系やラヴラヴえちマンガ好きならチェック。
 「真夏〜」は初期作品を含む短編集。タイトル・トラックは思春期えちマンガという個人的にツボなシチュwでナイス。ダメヲタやギャルゲ好きには堪えられないテイストかと。"Sense og Guilt"は80年代美少女マンガを彷彿とさせるOld Schoolテイスト全開な作品。なんつーか「ハーフリータ」ノリw?「ある父親の倖せ」はLOに載ってそうな炉作品。ピアノの発表会でいたいけなおにゃのこが聴衆の面前でお漏らししてしまう、という萌えシチュw。なにげに鬼畜ですな。「Embrasseur〜」はエロ系。電車内痴漢プレイ〜目隠しプレイへのコンボとか、魔女っ娘(某ハーたん似w)モノとか、変化球っぽい作品が目をひきます。
 所謂エロマンガでもヒネリを加えようという姿勢などが垣間見えまして、どれもかなり読み応えがありました。オススメな作家さんです。

  • 昇龍亭/聖アルマデル教会/熾鸞堂「おかし擬人化本」

 昨今の擬人化ブームがここまで浸透したのか。おなじみ名古屋crewの面々がお菓子を擬人化!お菓子擬人化といえば、さきがけともいえるビスケたんがいますから、かなり難しいカテゴリーではないかと。
 St.Almadel Chの影虎さんはChot○sを擬人化。元ネタのお菓子の特性も活かされた、おっそろしく萌えな設定も施されており(双子の姉妹と魔法使いのお話。天真爛漫な姉を護る為、魔法使いの実験の被検体となった妹。毎日褐色の薬液を投薬され(無論後ろからw)徐々に肌が褐色に染まっていく・・・)是非これで一本作品を描いていただきたいw。熾鸞堂のshiranさんはお馴染みの○ッテのガムを用いたギャルゲ(エロゲ)の設定を公開。「みんとぶるー」「くーるみんと」「ぶらっくぶらっく」「ぐりーん」のガムが精霊化した4少女と、「カリウス」との闘い!みたいな。カリウス=Cries(虫歯)ですか。確かに闘いですなw。shiranさんてこういう設定考えるの好きだよね。必殺技が「キシリトール・ヘルバード」とかっていうのもナイスw。昇竜亭の昇竜亭圓楽さんはス○ーン(チーズ味・・・それをどこかに入れちゃってます。どこかは分かるねw)といちごP○ckyを。なんつーか、擬人化っつーよかそれを使ったシチュが描きたかっただけじゃないのかw。
 先の天使本とかもそうだけど、こういう気楽な楽描きの延長線上にある本っていうのは、読んでて楽しいですな。作家さんによっての個性なんかも如実に現れるしね。個人的には大好きなんですが、洒落が分かる方限定でオススメw。
ex.>id:PIG-M:20030924、id:PIG-M:20031011、id:PIG-M:20031012、id:PIG-M:20040118