こんなカンジ。我ながらつまんねーなw、このチョイス。ATARISは、まっとうなギター・パンク・サウンドにヤラれた。emoくないところがナイス。FALL OUT BOYは抜群にキャッチーで力強いサウンドが最高。FINCHは2002年産。voxの絶叫っぷりもなかなかで、数多あるscreamo系ポップでは頭一つ抜けてる印象。MARS VOLTAは、AT THE DRIVE-INのアフロ組のバンド(サイド・バンドのDE FACTOもカッコ良し)とにかくM-1〜M-3の流れで即死。圧倒的にスリリングでテクニカルな、息もつかせぬ怒涛の展開には震える。Omarのエモーショナルなvoxも冴えまくり、Rick Rubinの手掛ける硬質でソリッドなサウンド・プロダクションとの相性もバッチリ。久々にテクニカルでも熱いバンドと巡り会えました。実はCOLOSSEUMⅡ(分かる人が分かれば良し)なんかのファンとかにも薦めたかったり。MOGWAIは実にMOGWAIらしいサウンド。3rdのPost Rock風味も嫌いじゃなかったんですが、やっぱこういうのが良い。シューゲイザーマンセーw。Nujabesはインスト・トラックは勿論最高なんですが、実はラップが入ってる曲もカッコ良かったり。HYDE OUTのコンピ同様、常に手元に置いておきたい、夢見心地な1枚。A STATIC LULLABYは、今年買ったscreamo系ではベスト。キャッチーなメロディ、流麗で印象的なフレーズをたたき出すギター・ワーク、絶叫と歌唱を振幅するvoxなど、全てがハイ・レヴェル。良いバンドです。URBAN TERRORは、ねぇ・・・w。過去日記を読み返して下さいってカンジ。それをさっぴいても、十二分にえげつないハードコア・パンク(ここ重要。ハードコアじゃないのねん)。死ぬる。YELLOWCARDは数多あるメジャー・メロディック系の中でも上質なバンド。ヴァイオリンが入ってたりして、微妙に変わった風味が隠し味。メジャーに移籍してバジェットが上がった分、サウンドも向上。
 で、今年最大の俺的出会いは、I'veです。失笑すんなw。俺は普段は引き算の音楽(パンクやHIPHOPに代表される、音数を削ぎ落としていくサウンド)を愛聴しているのですが、I'veサウンドはその真逆。細部に渡って徹底的に音を詰め込んでいく、足し算スタイル。それがかえって新鮮に響いたのかもしれないんですが、とにかくハマった。box買ってからは週2〜3は必ず聴いてるし、正直Short CircuitもTOP 10入りしても全くおかしくなかったり。勿論ダメな曲もあるんですが、単純にメロディのセンスは良いと思う。
 こないだネットでちらっとinterviewを読んだんですが、それによると合いの手なんかはKotokoさんが手掛けてるそうで。電波系とか言われる曲なんかでガンガン差し込まれる「Chu Chu」とか「キュンキュン」とか、そういったセンスっていうのは、個人的にはRIP SLYMEのDJ Fumiyaなんかに通ずるものがあると思ってるのは俺だけですか?そうですか・・・(笑う前に、RIPの楽園ベイベーに代表されるラテン系の楽曲をちゃんと聴いてみるコト。なんとなく分かってもらえると思うんですが)。
 どーでもいいケド、I'veの電波系ってあんま電波っぽくないよね。I'veがの中ではってコトなのかしら。普通にキャッチーでナイスだと思う今日この頃。
 10位以下は、月毎に楽しませてくれた音源ってなカンジ。
 全般的に2003年はあまり面白い音楽とは巡り会えなかった。特にハードコア系は相当お寒い印象。シングルや楽曲単位でカッコ良いバンドなんかはいたんですが、速攻解散しちゃったり。今主流のスタイルがあんま好きじゃないんで、余計グッとくるバンドなんかがいないと思っちゃったのかも。いい加減Dark Thrash以降のバンドが出てきてくれんかのう・・・もう叙情的メロディとかは食傷気味なんで。いつまでも再発盤に頼るようなマネはしていたくないのですよ。でも、とりあえず欲しいのはVERBAL ASSAULTの編集盤だったり<ダメじゃん
 何はともあれ、音楽が無いと生きていけないんで、今年も掘っていきたいものです。