手近に転がってるマンガの感想をサクサク述べていく罠。

  • 赤松健魔法先生ネギま!(3)」クラスメイト31人分の声優確定&12ヶ月連続CDリリースと、いよいよ動き出したネギま!。今巻はエヴァンジェリン編。マスコット的な小動物やらロボ娘やら真祖やら手堅い小ネタを差し込みながら、相変わらず高アヴェレージな作品を量産してます。プロの仕事とは、かくあるべし。黒いイミで一連の動きを堪能させていただいてますw。
  • 荒川弘鋼の錬金術師(6)」今や飛ぶ鳥も落とす勢いのハガレン(この略称はどうなん?)。アニメとの相乗効果により、単行本もそこいらで平積み。この原作最新刊では過去のエピソードを丁寧に描いています。アニメのスピード感とは一味違った味わいは、やはり深いものが。号泣emo丸出しなエピソードなんで、これぐらいじっくりと手間をかけても全く魅力は損なわれていません。どうでもいいんですが、7巻も限定版出るのね。今回同様、かなりやっかいなコトになりそうなんで、素直に予約いれようかしら。
  • 井上和郎美鳥の日々(4)」来春のアニメ化も決定し、順風満帆な印象。極めてサンデー的なテイストが心地よい、さっぱり風味。ドタバタやら萌えやら微熱感覚やら今風なエッセンスを上手く盛り込みつつ、でもやり過ぎないさじ加減の妙。肩のこらない読後感が、なかなか。
  • 木村太彦瀬戸の花嫁(参)」個人的に今、イチ押しのマンガ。ガンガン系のありがちな萌えマンガと侮るなかれ、巻を重ねる毎にエスカレートしていく暴走っぷりは、ハンパないテンション。一応ラヴコメのはずなんだけど、コメの要素が肥大化しまくりで、今やそっちがメインといっても差し支えないかとw。萌え絵と崩れた絵の振幅を巧みに駆使しながら爆走する様は後期JERRY'S KIDSばりの破壊力。大推薦です。
  • 桜場コハル今日の5の2」ネットで話題だった萌えマンガ。ヤンマガ系で連載っていうのが信じられない、スマートな萌え風味。ちょっとファッショナブル過ぎるきらいがあって、そこら辺がヤンマガ系でもやっていけた所以かな、とか(同系列だと「苺ましまろ」とかあるけど、あれは萌え(not風味)丸出しだし)。結構線の質感によって印象が変わるかな。序盤とかはちょっと萌え度高いけど(線も入り抜きがある)中盤以降は線が均一化して、さっぱりとする。後期は均一化がこなれて、ニュアンスが増している。日常の機微を掬い取るタイプの作品が好みっていうのは何度も述べてますが、これもそういったタイプ。ほんのりとした甘酸っぱさが心地好い、ナイスな一冊。新作が読みたい。
  • 津山ちなみ「HIGH SCORE(4)」かなりクセのある絵柄ですが、少女漫画系4コマが好きならちょっとチェックして欲しい作品。にざかなとか好きならイケるんじゃないかと。頭身高めの学園モノなんですが、なんつーかヘンなエクストリームっぷりがクセになる。りぼんに連載されてるのに、なんでこんなにも濃いのか。意外とBrutalだったりするんで、一度お試しあれ。
  • 平野耕太HELLSING(6)」アニメが終わってもお構い無しに、ますますエクストリーム化が進行中。この陰惨な暴走っぷりは近年のTODAY IS THE DAYばり。カッコ良過ぎるセンテンス満載のテキストの充実っぷりといい、AMEBIXのジャケを彷彿とさせる決め絵のシビレっぷりといい、スキの無い仕上がり。それでいてしっかりとブレイクなんかも挿入して展開にアクセントをつける余裕も。もうイクとこまでイっちゃって下さい。最高です。
  • 文月晃藍より青し(12)」アニメ「〜縁〜」も高クオリティ。原作も一山超えて、安定期に突入しています(じんわりとイヴェントは進行中とはいえ)。アニメ版の洗練されっぷりに比べると、原作の適度にバタ臭い感じが心地好かったり(アニメ版ってかなりパーフェクト・ジオングくさいんですが)。原作は少なくても萌えじゃないしね。そういう意味では、原作とアニメ、双方が独特の魅力を有しているといえるかも。今巻でも熱いemoテイスト満載で、宜しいかと。