INTENSITY JAPAN TOUR 03@聖蹟桜ヶ丘QUEEN

 とりあえず時間にゆとりをもって、17時に桜ヶ丘着。さくらやでDVDのトール・ケースをまとめ買いし、本屋でツバサを回収した後(xxxHOLiCは見当たらなかった)某局のスタジオに一年ちょっとぶりに顔見せに寄ったら生放送中だったので、挨拶だけしてさっさと退散。ゲーセンなんかに軽く寄ったのち、18時頃に会場前に到着。それっぽい人もちらほら居るが、微妙な人数。しばしだらりとしてたら石浦さんが入場の案内に来たので軽く挨拶してからQUEENへ向かう。
 入り口がえっれー綺麗で軽くひくが、スタッフの方々もえらくアット・ホームな雰囲気で面食らう。なんつーかペンションな雰囲気w?フロアに入るのに、店長らしきおじさんに「どうぞ」とか言われちゃって、なんつーか面映いというか。フロアは綺麗なんだけど、狭くて(100人入らないだろう)天井が低い(2メートルくらい)仕様で、ステージ然とはしているが、そこらへんのスタジオの一番広い部屋ぐらいのスペースだろうか(もうちょい狭いか)。
 18時半の定時に始まったのですが、流石に全部が全部良かったワケではないので、特に印象深かったバンドだけ紹介。まずハードコア系でいけば、IT'S YOUが断然面白かった。基本はシンプル(つーか微妙にポンコツ気味)なクラストで、そこにちょっとアナーコ風味やブラスト、カオティックなんかで味付けしてるんですが、なんといってもポイントはvox。久々に犬の目をしたvoxを拝みましたね。結構ハードコアってvoxがキャラ作りこみ過ぎちゃってて、個人的には醒めちゃうケースが多いんですがここのvoxは天然です。カッコ悪いんだけどカッコ良いアクション、瞳孔開き気味の眼、どれをとっても文句無い「ハードコア」なvoxです。これでもう少しバックがテンション高くなれば、凄いバンドになりそう。クラスト系や危ないバンドが好きな方は要チェック。
 もう一つ今日衝撃的だったのが、PLAN 9。バンド名から想像するとMISFITSっぽいと思いがちですが、蓋を開けたらびっくりのテクニカル・サウンドが飛び出してきました。とにかく演奏が上手くて、特筆すべきはB。生の演奏でここまでもってかれたベーシストはCOCOBATの坂本さん以来だよ。ここのベース(隊長さん(字があってるかは不明)はスラップとかじゃないんですが、とにかく手数が多くグルーヴィなフレーズを連発。それでいてファンキーとかじゃなくて、しっかりとロックしてるのが素晴らしい。ドラムはえっれータイトでパワフル。パワフル故に、序盤でバスドラに穴を開ける、という珍しいハプニングも披露(スネアが破けたりペダルが壊れたりはよくあるけどね)。ギターもバカテクなんですが、惜しむらくはテクニックに流され過ぎていて演奏が軽く、グルーヴ感に欠けていたのが勿体無い。楽曲も極めてプログレッシヴなんですが、時にストーナーっぽかったり、激ハードコアな展開なんかもみせたりときっちり熱さが内包されていて、ただ単にテクニックをひけらかすだけに止まっていません。後半、ベースの音量を下げてから聴こえだしたvox(Bが兼任)のメロディも地に足の着いた聴かせるフレーズがあって、その独特のサウンドとのマッチングも良し。演奏後にベースの方とちょっとお話したのですが、まだ現在のメンバーになって半年ぐらいとのことでびっくり。半年でこれなら、今後どこまで伸びていくのか想像がつきません。とにかく、このテクニカルで熱い演奏は一度は眼にしていただきたいです。今日のawayな客層をもロックしたんだから、ハードコア好きなヤツも要チェック。
 で、INTENSITY。事前に会場側から「ダイヴ禁止、場内禁煙、モノを壊さない」的な良いコのお約束が再度通達され、石浦さんがアナウンス。最悪live途中での強制打ち切りもあり、との旨が伝えられいささかショボーン。ところが、ベースのKristofferが俺のTシャツ(9 SHOCKS TERROR)を見て(ずっと最前列にいたんで)「It's Good!」とか言ってくれて、思わぬお褒めの言葉を賜りましてw。そんなカンジで気分良くスタート。流石に演奏がタイトでパワフル。voxのRodrigo(SATANIC SURFERSだった人)もちっこいけど声量あって、やっぱ海外のバンドは一味違うなぁ、と。如何せん最前線で好き勝手してたんで何の曲演ったとかはまるっきり覚えてませんw。とにかくスピーディーなショート・カット・チューンを連発。とはいえ、ただ単に速いだけではなくしっかりと緩急をつけた展開を差し込んでいるので、盛り上がり方もハンパなし。バンドの方もテンション上がりっぱなしで最後の方ではRodrigoが客席に雪崩れ込んできて、俺は上半身を支えながらRodrigoと絶叫タイムw。アンコールでは俺の愛するHERESYの"Genocide"まで飛び出し、しっかりとRodrigoにつめよりサビを絶叫。つーかずっと歌ってましたがw。そんなこんなで22時過ぎ、熱狂のうちに無事終演。
 汗だくだったうえに暴れ過ぎ&絶叫し過ぎだったので、会場の外でまったりしてたらギターのAndyに握手を求められますたw。曰く「You're Cool!」だそうでw。とりあえずバンド側からは合格点をいただける暴れっぷりだったようですw。んじゃー疲れたんで寝ます。