ようやくシリーズ2作目を入手。鈴木みちさんの白薔薇(聖様×志摩子さん)マンガと辻川なぎささんの「黄薔薇革命」のサイド・ストーリーを収録。鈴木さんの作品は「いばらの森」をベースにした内容で、切ないemoテイストに胸キュン気味。おっとこ前な聖様と、感情を表して聖様と対峙する志摩子さんとのやりとりにはオヤジ大盛り上がりですよ?ラストのえちテイストも効いてます。
 辻川さんの作品は着目点にヤられる。「黄薔薇革命」でちらっと登場した小山田みゆき嬢と、その姉の物語。主役はオリキャラの姉なんですが、この姉がいい。突然妹に捨てられてしまった悲しみや喪失感、謝ってきた妹に素直に接してやれないもどかしさなどの内面描写がてんこ盛り、さらに鈴木さんの手による挿絵のイメージも相まって(天パ気味のショートっ娘)もう萌え死ぬわ!こんなん。しかも美味しいところをロサ・カニーナ嬢が総取りでその漢らしさをマスにアピール、というニクい演出も。マリみて好きなら必読の、号泣emoな逸品。少女小説好きもいっとけって。大推薦。

  • MAGIC BULLET「QUEEN OF THE REICH」

 RT.さんの新刊はふたちゃん様コピー誌。とにかくちゃん様が路上で、電車内で、男子便所で射精しまくりw。果ては写メールで射精してるトコを自分で撮影しちゃったり、和樹とちんこ擦り合せあり、和樹に飲んでもらったり、といったふたなり天国(でもタマつきなんで厳密にはふたじゃないかも)。ゲストで藤ノ宮ミレニアムのべるふろさんも描いてます。どうでもいいですが、タイトルはQUEENS OF THE STONE AGEとSACRED REICHを足したのか、渋いなーとか思ってたら、普通にQUEENSREICHを指してただけだった罠w。

  • まるあらい「好き好き」

 現在水面下でお仕事が進行中らしい新井和崎さんの新刊は、ごった煮本。ガドガド、ナージャ、テイルズ・オブ・シンフォニア、いつものサクラ大戦ゼノサーガってなラインナップ。この中だと、やっぱりナージャサクラ大戦(メル&シー)の作品が一番ノって描けてる印象。細々とコメントも載ってて単純に読んでて面白いんですが、白いのが気になる方には薦めませんw。ちなみに、タイトルは「すきずき」と読みます。

  • マンガスーパー「digital love」

 猫井ミィさんのサークルの夏の新刊をようやく入手。結構なキャリアになる作家さんですが、近年の上達っぷりには目を見張るものがありますな。ただ、それがイラスト方面への進化なのが気になるところではありますが。今回はゲストを多数迎えてのRPG本。全体的に上手い方が多く、リアル系の頭身の絵柄が多いせいか、ちょっと画面が重たい印象。個人的にグレー・スケール系の画面処理が好きじゃないうえに、最近の猫井さんのマンガの絵柄(イラストは文句無し)がいまひとつしっくりこないのでなんとも言えないっス。そこら辺が気にならなければよろしいんじゃないでしょうか。エロいっちゃーエロいし。