ユキヲさんの個人サークルのシスプリ花穂本。花穂本っていうとたいがいお兄ちゃまラヴラヴってなシチュが多いんですが、この作品はお兄ちゃまが一方的に花穂を愛している、という正しく歪んだ設定となっておりまして、穢され中出しまでされてしまった花穂は・・・というgloomyな展開。安易に、穢されてしまった花穂がなし崩し的にお兄ちゃまのモノになる、といったストーリーを潔しとしない作風は好感が持てます(あくまでも姿勢であって、内容ではない。凌辱ものは好きではないのですよ)。可愛らしい絵柄なだけに陰惨さが際立ちます。ジャケで騙されると痛い目を見る1冊。

 以前紹介した鈴木みちさんのサークルのマリみて本の最新刊。今回も黄薔薇です。とりあえず令様が同人作家っていう設定だけでOK!そんな飛び道具を使いながらも、しっかりと甘々シチュへと雪崩れ込んでいく展開が心憎い。キスまでという寸止めテイストもナイスな作品となっております。次作はドリ×祐巳とのコトで今からテンション上がりますなw。オススメです。

 新興サークル「個人サークルYan-Yam」のYan-Yamさんによる同人誌第二弾はいちご100%本。なんとなく分からんでもないのですが、いちご100%本って凌辱モノ多いよねw。これもご多分に漏れず東城、西野、北大路が凌辱され倒す、という内容。俺は商業エロ漫画家にはあまり明るくはないのですが、この人プロじゃないのかな?全体的にこなれてはいるけど、もう一つ突き抜けた個性が欲しいかな、とも思いますが2作目でこれなら文句無し。凌辱モノ好きなら注目して欲しい作家さんです。

 みついまなさんとあややあゆさんの2人サークルの夏の新刊。あややあゆさんは言うまでも無く白痴エロ・テキストの偉い人です。今回はこみパ本の過去原稿+描き下ろし、といった内容で、過去の本を持ってる人にはあまり新鮮味はありません。ここでのあややさんは本家よりもちょっと控えめな印象で、搾乳成分多目といった傾向。みついさんは流石に少しあややさんっぽい作風ですが、若干抑制の効いたテキストのため、あややさんとの差別化が図られる結果に。どうでもいいんですが、あややさんのテキストって手書きで表記されて初めて威力発揮するのね。過去原稿の一部が写植化されてるんですが、ノリがいまいち。効果音がエロいのにセリフが足を引っ張ってしまって、どうにも収まりが悪いなぁ、と。最近の作品はデジタル化が進んでるので、普通にセリフが写植化されてる作品が多いですが、この手法って結構探ってみると面白いかも(bolze.とかも描き文字がエロいからな)。

  • わくわく動物園「腹ボコ本」

 天王寺きつねさんのサークルの新刊を入手。普段はあんま買わないんですが、なんせタイトルが「腹ボコ」ですから。俺が買わずに誰が買うんだ、とw。ジャケがガドガドのアラシたんなんでガドでいくのかと思ったんですが、中身は様々な作品が扱われていました。天王寺さんはジャケどおりハヤテ×アラシ。以前の馬との獣姦マンガよりもエクストリームな腹ボコっぷりで最高です。死をも恐れぬプレイというかw。山文京伝さんはカレイドスターのそらタンがカロスの指導の元、ボリス相手に・・・というお話なんですが、すいませんカレイドスターは勘弁して下さい。良い作品なんですよ・・・。というワケで微妙にヘコむ。あろうれいさんは天王寺さんのヱデボねた。好きな作家さんですがボコには向いてないw。ラストはシルエットさくらさんの多分オリジナル。このテのシチュではオーセンティックなvs妖精モノでハートウォーミング・テイストを装いつつもがっつりボコっててナイスw。全体的にフリークスさに欠けるきらいは否めませんが、そもそもがマイナーなシチュエーションですので、良しとしておきたい所存。