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• サークル・くれじっと「メッツ!」

　以前紹介した「くれじっと」のメンバー、あきかんさんがメッセサンオーのwebで連載していた作品の第一部をコンパイルした本で、勿論フルカラー仕様。家族モノを隠れ蓑にした同人How toモノってなイメージを持ってたんですが、結構良いバランスが保たれていてかなりのクオリティ。まとめて読むと進行に違和感も無く、元々このスタイルで描かれていたのかも、とか思っちゃいます。メイン・キャラの女のコたちも魅力的でソツの無い仕上がり。さすがにメッセサンオーでしか売ってないと思いますがｗイヴェントなりメッセなりで入手する価値ある作品です。こみパとかトリコロとか、ああいうニュアンスが好きな方には特にオススメ（emo度は低いけどね）。

• 熾鸞堂「堕ちた雛鳥の天使」

　shiranさんの個人サークル。一連の名古屋crew（熾鸞堂、昇竜亭、GADGET、絶対少女、聖アルマデル教会、STUDIO NEO BLACKなどの関連ある愛知勢サークルの総称。命名俺ｗ）の中でもとりわけ発行点数の多いサークルで、細々チェックしてるとキリが無いんですが、それでも目に付いた捕捉してない本は購入してしまう罠。この本は今年2月のコミティアでのリリース。一時期名古屋crew内でリリースされていた天使本のうちの1冊。shiranさんの作品はちょっと青臭さのあるemoいテイストが魅力の一つなんですが、そんなemoさと妙にフェティッシュな香りただようエロ・シーンが絡むことによって、独自の作品世界を構築しています。今回は初潮の来た天使とのsexという、かなりマニアックなシチュ。ラストは号泣emoテイスト全開なんですが、途中のシーンでは名古屋crew内で近年増えてきてる断面系の描写もあったりでねちっこさ丸出し。このバランス感覚が素敵な作家さんです。扱ってるテーマも毎回趣向が凝ってるし（夏の新刊はメカ本でした）、そのエネルギーは賞賛に値しますね。とにかく魅力的な作品をリリースし続けている作家さんなんで、機会があったらチェックしていただきたい。

• スパイシー大作戦「スパコレ2」

　今や押しも押されぬ人気作家となった氷川へきるさんの同人誌が久しぶりにリリース。ゲスト原稿をコンパイルした作品集の第二弾。流石にここまでグダグダなテイストはぱにぽにでは味わえないんで、嬉しい限り。ここまでくると投げっぱなしややりっぱなしときう次元じゃないよねｗ。でも、これが良いんだ。見た事ある原稿も多いけど、こうやって一つにまとめると破壊力も増すってモンです。この人もやっぱ同人の人って印象が強かったから、徐々にメジャー化していく過程を眺めていくのも感慨深いものがあります。

• 脱脂粉乳「機動姦GS」

　いつの間にやら炉系作家（＆人妻）と化していた西安さんと阿久多のえさんの同人誌は種ガン本。ナタル様やフレイ様のショート・チューン収録で頭身高いなーとか思ってたらやっぱ炉がありましたよ・・・ってキッカかよ！（ファーストの、あの）久しぶりにこのネタ見たよｗ。ぱらだいすCITYの頃はもうちょっと普通だった気がするけど、この人も絵柄とかネタとか随分とディープになりましたよね。最近の絵柄では、肉感の表現が秀逸です。独特のむっちり感が魅力的で、元々持っていたソリッドな描写（目元とかに代表される）とのマッチングが絶妙。さらにピン・ポイントでいくなら乳輪と乳首の描写が良いですな。あのちょっとひしゃげた様な表現が妙にエロいかと。パーツ単体ってよか全体のバランスがエロいのかな。ょぅι゛ょとかにしてもそうだしね。阿久多のえさんは先週呆気なく散っていった3人娘がキラを襲うが・・・ってな作品で、オチが笑えました。とりあえずジャケ見てピンときたら買いってコトで。