• 濫造舎「天壌無窮」

 近衛騎兵さんの個人サークル。付和雷堂さんのトコに委託してたので、一緒に購入。ゲスト原稿その他をコンパイルしたイラスト本なんですが、テキストも多く含まれていて、なかなか読み応えがあります。軍関連のネタをベースにけもミミ娘さんやメイドさんや妹たちが乱舞する、なんともオールド・スクール風味。俺みたいな古参のヲタには、どことなく懐かしさすら感じます。こういう趣味丸出しなごった煮テイストは大好きなんで、とても楽しく読めました。ジャケやらサークル名やらで損をしてる感は否めませんが、三十路近辺のヲタならグっとくる内容。

  • 錬金瓦斯社「GUTTA:RIN vol.2」

 夏目 洸さんの東京地区限定サークルのコピー誌。なんつーか、へろへろでゆるゆるなテイストが気に入りました。続きもののお話「ぐったりの神様 その2」と、「アンダルシアと茄子」の2本収録。期せずしてどちらも食事シーンが出てくるが、それは特徴なのかな?意味深なぐったり〜も良いですが、直球なアンダルシア〜がナイス。映画もマンガも未見ですが、こんな感想持ちそうだw。PASTELSの宅録とかが楽しめる(通りの音とか入っちゃってる様なw)人ならチェックしてみて。個人的には好き。

  • lowlife「譫妄童話」

 kashmirさんの個人サークルの新刊。元々はwebのdisc reviewで知ったサークルさんなんですが(ポスト・ロック系とか好きなら一見の価値アリ)、サークル名もアレだし結構内省的なマンガを描かれるだろうとは予測してましたが、予想以上のカオスっぷりでした。なんつーか流星ひかるさんのテイストをガロ系で再構築したらこんなカンジなのかなーとか。chaoticでgloomyなんだけどどこか儚い、そんな印象。SPACEMEN 3がよく似合う。ショート・チューンの「風邪」やあとがきマンガのライトなテイストも効いていて、なかなか楽しめました。

  • 悪画鬼倶楽部「dear my sister」

 果樹園さんの個人サークル。この本はかつてコピー誌でリリースしたものをオフセ化したもの。萌え姉妹マンガ(非えち)。つーかコピー誌持ってたんですがね。「2人」の続編は出てなかったと思うんですが(旧刊は確認出来たが)、もしかしたら完売してたのか?続きが気になるのに〜。ほのぼの甘々マンガ大好きっコにはオススメです。