• しもやけ堂「赤紫」「WHITE ASH」

 逢魔刻壱さんの個人サークルの新刊は2冊。「赤紫」は月姫本第三弾。秋葉×シオンです。勿論フタナリネタですよ?「WHITE〜」はコピー誌の再録&改定本。個人的にはこっちの方が楽しいなぁ。逢魔さんってやっぱオリジナルの作品の方が魅力的なんで、こういうラフ・スケッチとかアイディアの断片みたいなものが窺える内容は大歓迎。第二弾もあるっぽいんで、そっちも期待です。

  • 少女交錯「angel of milk and honey」「贖罪への前奏曲

 ここも今回初チェックのサークル。eltoleさんの個人サークル。「angel〜」は昨年冬コミ発行。「エルという少女の物語」の4作目にあたります。「贖罪〜」が今回の新刊で、同シリーズの5作目。ファンタジー系のお話なんですが、かなりきっちりとストーリーがある作品なんで、とりあえず旧刊を読まないことにはなんとも。最終的にはハッピー・エンドっぽいテイストも感じるのですが、現段階での主人公の救いの無さっぷり(特にangel〜)はちょっと切ないので、なんとか幸せにしてやってくださいw。ではストーリーが分からないと魅力がないかといえば、さに非ず。絵はエロいです。タレ目巨乳でいじめて光線出しまくりのハーフ・エルフ(作中ではエルヴ)、エルたんのエロさはハンパないです。母乳も出るし。絵柄的にもテイスト的にも、ちょっとりゅうき夕海さん入ってるかも。とにかく真面目に取り組んでる姿勢が清々しいので、今後はきっちり追っていきたい作家さんです。

  • ジンジン「どきどきメモリアルDIARY vol.3」

 コンスタントに活動を続けるはぐれメタルさんの個人サークル、ジンジンの新刊は毎度お馴染みと○メモ本。今回は朝○奈たんなんですが、いつもに増してラフな仕上がりで、完成度重視の方にはキツいかも。俺は全く気にしないんですが。愛がこもってるのは十二分に伝わるからね。何よりはぐれメタルさん本人がもっとも忸怩たる想いの様なので次に期待、というコトで。

すたひろさんの新刊はマリみて。ついに来たかってカンジですな。いや〜面白いっすわ。数あるマリみて本の中でも、上位ランク間違い無し。冒頭の毛筆画ロサ・ギガンティアでKO必死(このイラストのシリーズいいなぁ)。原作を踏まえたギャグのオンパレードでナイス。特に由乃さんの勢いはスゲェ。病弱キャラの面影残ってないよなぁw。1年生は未登場ですが(ドリル見たかった)、それでも充分な内容です。すたひろさんのオリジナル(ぱなぱな)共々、一度は読んでいただきたい作家さんです。

  • 世界革命倶楽部「大人達の欲望を楽しむ少女ナージャ-だって気持ちいいじゃない-」「世界革命倶楽部 お蔵出し01」

 小澤零人さんの個人サークル、世界革命倶楽部の新刊はなんと2冊。ほんとに間に合ったんだw(web参照)「大人達〜」はタイトルどおりのナージャ本。ナージャの裏初舞台をじっくりと描いた作品。今回は炉なんですが、前から後ろから脱糞まできっちりと押さえてるんで、らしさは健在。出来れば開花後のナージャ(冒頭の見開きで登場)の作品も読みたかったところ。毎度恒例のあとがきは「妹は思春期」ネタ。芸コマなトコもマスにアピール。もう1冊の「お蔵だし〜」が、奇跡の入稿を果たしたいわくつきの作品。今年2月リリースの鰤ネタと99年冬コミリリースのナデシコのルリネタのコピー誌再録本。ルリの方は未見だったのですが、今に通じる作風で下品テイストバリバリ。ラフな作画も内容にマッチしてて、小澤さんの持ち味が如何なく発揮されてます。鰤の方は、とにかく小澤さんの愛溢るる内容で、小澤さんが描くどのキャラよりも鰤たんが可愛いです。萌え&下品の融合はかなり新鮮です。まだまだ認知度が低い作家さん(失礼)ですが、エロ漫画好きならチェックしとけ。オススメです。