ヴォーカル変わってからちゃんと聴くのは初めてなんだけど、意外に気にならない。前VOXも良かったんだけど、やっぱADFの聴き所っつったらベース・ラインだからね。結局楽曲のクオリティやテクスチャーは変わってないので、ADFらしさは保たれてる様に思うのだが、どうだろうか。まぁ俺が特にADFの熱狂的な支持者ではないからそんなことが言えるのかもしれないが。全体的に想像の範囲内の内容で、普通に楽しめた。これでもう少しロック的なエッジがあればさらに良いのだが。ベース・ラインのカッコ良さに対して、リズムが脆弱だしなぁ。まぁ悪くないです。

  • CROWBAR "S/T"(BMG)

 メジャーに移籍してリリースされた2nd。1stに比べるとあきらかにヤル気が出ていて、そこが微妙。とりあえず雰囲気出そうとしてるVOXがかなりウザいっす。楽曲の方も以前よりちょっと手数が増えたりヘヴィになろうとしたりで、以前のグダグダさが減退してしまい、かえって中途半端な感も。この路線で熟成が進めば良くなるかもしれないけど、このアルバムの時点ではちょっとなぁ。俺は1stの方が好きですが、一応国内盤出たアルバムなんで、こっちの方が評価高いんだろうね。まぁまっとうなメタル・ファンにはこっちの方が聴けるだろうね。

 やっと見つけた〜。これ探してたんだよねー。前にBEATU.K.(今はBEATか)でちょっとだけP.V.観ただけなんだけど、なんか気になってて。ただ、そのとき「Justin Case」って人だと思っちゃったのよ。そっかーバンドだったのね。しかも国内盤出てるし。以前WARNERのHPで探したときは見つかんなかったんだけど、あのMADONNAのレーベルに所属してたのね(WARNER傘下)。で、このバンドなんだけどなかなか意外なバイオで、トリオ(男2女1)編成なんだけど、メンバー全員兄弟。しかも年長でも20で他は高校生。HANSONかよ。だけど、曲は良いんだよなぁ。ちょっとパンキッシュなアイドル・ロックで、正直なんで話題になってないのか理解に苦しむ。もっとちゃんとプロモすりゃあ話題になると思うんだがなぁ。メジャーのインディ・ロック系(すげぇ矛盾した表現だが)とかが好きな人なら絶対外さない内容で、かなりオススメ。まっとうなポップ・アルバム。