• LUCK&PLUCK!「”グリーンマン”Ⅲ」「美人天国2〜女の道〜」「マリュキラマシーン。」

もはや老舗サークルといってもいいであろうLUCK&PLUCK!の新刊は、いずれも種ガン本(ただし3日目にリリースされたであろうコピー誌は未入手につき不明)。「グリーン〜」は萌えナタルこぴ本。ちょっと萌え度高すぎですw。「美人〜」は6月のコミコミでリリースされた作品の後編。ナタル×マリューのだだ甘えろえろネタ。天宮さんの気合が伝わる力作。やっぱりこの人は愛が込められると強いなぁ。「マリュキラ〜」はタイトルどおりのラヴラヴもの。ていうか、キラたんのショタ化が激し過ぎますw。キュートだ・・・。

 ここ1〜2年で急速に成長してきた感のある、へちさんと真田カナさんのサークル「アーカイブ」(akaぷにょ〜んソフト)の新刊は雑誌投稿用の作品。ご存知のとおり、今年に入ってからは商業誌でも活動しているのだが、そのきっかけとなった作品、ということになるのかな。どうにもアーカイブの作品というと鬼畜ロリータなイメージが強くて(無論昔からそればっかってワケじゃないんだが)、こういうソフトな作品を読むと、ちょっと意外な気もしてしまったり。でも、ここんとこどんどん上手くなってるよなぁ。線に柔らかさと艶かしさが出てきて、グンとエロさとキュートさがアップ。炉系好きなら要チェックの注目株です。

  • Acid Noel「...for the NOISE MAKER」

 商業誌でお馴染みの水月林太郎さんのサークル。新刊は一部でカルト受けしている「ケンイチ」ネタと単行本未収録作の2本立て。でも、「ケンイチ」ネタの作品はいくらラフな作品が好きな折れでもちょっと・・・ってなカンジのかなりラフな仕上がり。なまじカップリングが商業作品なので、そのギャップはかなり違和感あるかも。まぁでもネタ的には相変わらずマニアック(屁ネタて・・・w)なので、そういった意味では期待通りではあります。

 現役のエロ漫画家さんでは折れランキングの上位にランクされている瀬浦沙悟さんの個人サークル。これが入手出来たのはかなりラッキーですた。折れは午後2時頃西館に到達したんだけど、まだ新刊があったんですよ。どうも一端完売したらしいんだけど在庫が発見されたようで再度放出された、と。で、そこに居合わせちゃったワケで。散々な一日だったんだから、これくらいの幸運は見逃してくれよ。ってなワケでゲット出来た新刊はお馴染み梓のラヴラヴで甘々なエロエロ本。相変わらずの乳房フェチっぷりも如何なく発揮されており、期待に違わぬ逸品でございます。夏コミでゲットした本の中でも5本指に入る大推薦作。でも、人気が出たら買いにくくなるなぁ・・・w

  • うにへえ「あなたがいないと呼吸ができない」「特別な空」

青本さんと神楽さんのサークル、うにへえ。普段はコミティアで買うんですが、今月末のティアには不参加なので今回ゲット。夏の新刊となるのが青本さんの「特別〜」。可愛い絵柄と刺さるストーリーのギャップがいい。淡々とした日常の中で描かれる痛みと喪失感。こういうのに弱いんだよなぁ。せつねぇなぁ。神楽さんの「あなたが〜」は春のティアに間に合わなかった本で、東京初売り。・・・これが凄い。もう久々にリアルな痛みを感じました。リスト・カッターの少女の物語なんだけど、ショッキングで過剰な表現手法ではなく、淡々と不安定な感じで描かれていくあたりに、いたたまれなくなる様なリアリティがある。途中までは、このままホントに救いようのない結末を迎えるのか?と思えてしまっていろんな意味で暗澹たる気分になってしまったので、ラストの展開は素直に嬉しかった。うにへえの作品はいつも心に訴えかけてくるものがあるので、漫画読みとしては外せないサークルです。次回作も楽しみにしてます。ベタな言い方で申し訳ないが、Coccoの詩の世界観とかに反応してしまう方は必読。興味本位では読まない方がいいかも。

 今回初めて買ったサークル。カタログチェックして行ったのですが、想像以上のオールド・スクールっぷりで嬉しい限り。KOFのレオナ本なんですが、表紙が前張りレオナで中が魔法少女アイのコスプレ・レオナ。本編でも(表紙も)上半身は着衣のままだったりと、その偏愛っぷりが伺えてイカス。あとがきや予告のノリといい、いろんなイミで好きなように、やりたいようにやってる姿勢が現れていて、好感度大。次作がD&D本とサンソフトわくわく7)本っていうチョイスもナイス。これからも日和ったりせずに我が道を行っていただきたいものです。ちなみにBGMとはBlue Girl Maniacsの意。