FC東京 vs レアル・マドリード at 国立競技場

  • FC東京 vs レアル・マドリード行ってきたー。17:00に友人と千駄ヶ谷で合流。帰りの切符を確保してるうちに雨が・・・。近場のコンビニで傘を購入するテもあったが、超コミだったので、とりあえず近場の交番の軒先で様子を見ることに。思えば、このときの日和見的な行動が、後の悲劇を招くことに・・・。チケ代を渡したりしながらしばし待つも、一向に天候が回復する兆しは見えない。しかし件のコンビニはすでに手がつけられない状態に。やむなく雨中会場へ向かうも雨脚は強まる一方なので、途中の木陰で再度雨をしのぐ。しばしだべるものの、雨量は増す一方。しまいには雨で視界が煙ってきた。数年前のBAD BRAINSの来日公演を思い出して、ちょっと笑う。

 そのときもうちら二人で観に行ったんだけど、会場の場所が分からず(二人とも渋谷が嫌いなんで、全く土地勘が無い。ちなみに、BAD BRAINSの次に俺が渋谷を訪れたのは、今年のCRO-MAGSのLiveの時。こっそりと懺悔するが、ステージ最前線で眼鏡を落としてLiveを一時休止状態に追い込んだのは、俺ですた_| ̄|○<スマンカッタ・・・)渋谷の街を彷徨ってるうちに、夕立に遭遇。ずぶぬれになりながら雨宿りしつつ、途方に暮れたのだった。その後なんとか会場にたどり着くも、フロント・アクトのダメすぎるステージを目の当たりにしてしまい、本気で泣きそうになったYO・・・。や、BRAINSは最高でしたよ?HR先生の解脱っぷりに昇天w。
 それはさておき、これ以上待っても無駄と判断し、会場へ向け、突貫。国立競技場へたどり着くも、一向に雨脚は衰えない。つーか、雷まで鳴り出しましたよ?通路は人であふれかえっており、湿気と熱気で鬱陶しいことこの上ないので、さっさと席を確保すべく(自由席ホーム側のチケットでした)場内へ。
 流石にまだ満員とはいかず、ちらほらと空席が見えるので確保しようと向かったら・・・。お?荷物が置いてありますよ?つーか、キープ済みかよ!荷物とかならまだマシで、中には紙コップやうちわで確保してるトコも。・・・この愚民どもが。などと不穏当な思想を胸に抱きつつ、なんとか席を探すが、結局見つからず最上部で立ち見を決め込むことに。雨はざんざか降り倒してるわ雷鳴は轟くは開始まで一時間はあるわで、もう「おうちかえる〜」と逆ギレ気味。
 そうこうしてるうちに、ピッチに選手が登場し始める。その頃にはかなりの席が埋まりだす。そしてヒートアップしだすFC東京サポ。そうなってくるとこっちのテンションも上がりだすってもんです。そしてお約束の「You'll Never Walk Alone」キターーーー。歌の途中で場内のBGMが別の曲に変わってもおかまいなし(しかし、会場の進行も気がきかねぇよなぁ)に歌い倒す。いつもながら熱過ぎです、FC東京サポの方々。ピッチ上ではレーザーによる演出もされていたが、いかんせん稲光には勝てる由もなく。さらにスモークが焚かれだすが、風が弱いのでスモークがなかなか消えない。ていうか、メイン・スタンドが見えねぇよ!どうにもグダグダ感が否めない演出が続いたのだが、極めつけはヘリコプターからのボール投下。意味わかんねぇよ!チョップリフターかよ!おれらは「キャプテンが来たよ!」とかってはしゃいでたのにw。
 でも、そんな鬱な気分を吹っ飛ばしてくれたのが、レアルのサッカーでした。なんかねぇ、もうやっぱ凄いよね。単純にパスの精度とかボール・コントロールとかを見てるだけで楽しいもの。でも、前半のベッカムのFKは・・・。プロモ録ってんじゃねぇんだよ!なんだよ、あのボールの軌道は!鳥肌立ったよ、畜生。こんな出来すぎなシーンを観に来たんじゃねぇんだよ!_| ̄|○<トナリノバカップルガハシャイデウザカッタ・・・
 ハーフ・タイム突入とともに、体温低下を実感する。だって3時間近く雨に濡れっ放しですから。元気なのはFC東京サポくらいだよw。ゲーム序盤から福田コール連発。この福田への期待値の高さは何処から生まれてるのかなぁ。一度ご教授願いたいものです。
 後半になるとレアルが主導権を掌握する。あとはホント、レアルのプロモのシューティングですよ。どんどん狭いスペースにパスを放り込んでいくし(それがつながるし)、練習感覚でパスをまわしまくり。悔しいけど、戦力の彼我の差以前の問題。最後のロナウドの一連のムーヴからのシュートで昇天。いいもん観させてもらいました。
 ゲーム終了とともに、寒さもピークに。とにかく頭のてっぺんからつま先まで、余すところ無く濡れそぼってしまったので、さっさと退避。どうでもいいが、意外に頭頂部って冷えるのね。場外のセーフティ・ゾーンは人でごったがえしていた。普段ならこの雨と湿度と人ごみには耐えられないが、この日に限ってはこの鬱陶しい空気が文字通り暖かい。
 手近な大江戸線の駅に逃げ込み、昨今の搾りブームにならってTシャツを搾る、もとい絞る。ショーツも絞る。が、焼け石に水。絞れども絞れども、十二分に雨を吸い倒した衣服の前では所詮無駄な足掻き。とはいえ、ちょっとは楽になったし、微妙に体温低下を防げた気も。俺はそれほどでもなかったが、友人の手が、水死体ばりの色合いになっていて、ちょっとビビる。服を乾かしながら、そんなどうでもいいことをネタに、ぐだぐだと一時間ちょっとだべってから帰宅。帰りの電車は途中から座れたのだが、降りるときに怖くて自分が座った跡を見れなかったよw。俺の後に座った人、ごめんなさい。