8/29の記憶

 8月はコミケやらティアやらで3回ほど有明方面に出向いたにも関わらず、お台場のガンダムはスルーしまくり。気にならないと言えばウソになるけど、かといって一人で観に行くほど興味があるワケでもなく・・・という微熱程度の興味しか持ち合わせていなかったのですが、同様な程度の熱量だった友人となんとなく協議し、なんとなく「観に行ってみようか?」という流れに。言うまでもなく、二人揃ったからといって行く気満々となるはずもなく、事前の打ち合わせでは


「現地が混んでたら、ガンダムを拝まずに撤収も辞さず」


「つーか、待ち合わせ場所の新橋駅が混んでたら、その時点で終了」


などという体たらくでして、やる気ないことこの上なし。ともあれ、どうせ現地方面まで足を運ぶんだから最低限の努力はしようっつーコトになりまして、待ち合わせを新橋に9時半と設定。これでダメでもウチら的には諦めがつくっつーかなんつーかw。


 明けて当日。ウチから新橋まで行くには普段なら新宿まで出て〜ってなルートになるんですが、この日は表参道〜新橋というルートで向かいまして。初めて使うルートだったんで混み具合は全く予想出来なかったのですが、予想外に車内がガラガラでして、乗り換えも含め新橋まで悠々座って行けたのねん。予定通り新橋に9時20分頃着きまして、ゆりかもめのホーム上で友人と無事合流。その時点でもそれなりに駅周辺は賑わっていましたが、予想ほど酷いカンジじゃなかったので、ほっと胸を撫で下ろす。しかし、ゆりかもめ車内は結構混んでいたので一抹の不安を抱えつつ新橋を発ちまして。


 道中談笑に興じていたらあっという間にガンダムが展示されてる潮風公園の最寄り駅である台場に着いたので、下車。予想通り、ここで一気に客が降りたので若干暗澹たる気持ちになりつつ改札を抜けたのですが、意外にも半分以上の人はガンダム方面*1ではなくフジテレビ方面へと流れていったので、ちょっと士気が上がるw。人の流れに沿いつつ目的地を目指して歩を進めたのですが、押すな押すなというようなこともなく、スムーズに公園の敷地内に侵入。ところが、肝心のガンダムの姿は一向に見えず。全長18mなんだから、どこかしらのパーツぐらい見えても良さそうなもんだけど・・・とグチりつつ歩き続けると、ようやく展示されてる広場の入口が見えてきまして。何やら結構な人数が列を為してたので一瞬怯みましたが、なんのことはない物販の列だったので安堵。そこでようやく周囲を見渡す余裕が出来まして、その視線の先にガンダムの姿を確認。


 ワタクシもオタクのはしくれですから勿論ガンダムのシリーズはひと通り見てたりはしますが、別段思い入れとかは無く、特筆すべきような情熱なぞ持ち合わせてない・・・と思ってたんです。ところが、いざガンダムの全景、しかも背面を目の当たりにした瞬間、比喩的な表現ではなく本当に総毛立ちまして、体の周囲にbolze.の作品でお馴染みの「ぞく♥ぞくぞく♥」といった擬音がまとわりつくのを実感w。なんなの?この胸のときめきは。自分では自覚してなかったんだけど、やっぱガンダムってウチら世代のオタクの魂に刻み込まれてるのだろうか・・・w。そんな御託はさておいて、自分でも自覚出来るほどの素敵な笑みを浮かべながら、同じような表情の友人と共に足早にガンダムの間近まで接近し、写真撮りまくり。幸いというかなんというか、スモークや発光等が発動するイベントの時間間近だったので見物客の大半がガンダムの正面方向に集結しており、背面はガラガラ。おかげで、悠々と背面部のギミックを堪能しまくり。バーニアや膝裏の関節部を筆頭に背面のほうがメカメカしかったので、見ててテンション上がったなぁ。

 イベントの時間が終わると共に正面の群集が動き出したので、正面方面目指して移動開始。背面とはうってかわって人でごった返してましたが立錐の余地なしって程でもなかったので、あちこち動きながら写真を撮る。すると、必然的に人の流れも見えてくるので、その先を追ってみると、皆ガンダムに触れるイベントを体験すべく動いてる模様。ガンダムの周囲は柵で囲まれてまして、その外は自由に行き来出来るのですが、柵内に入ると一方通行となり、つづら折りを繰り返しながらガンダム直下まで進んで行き、おみ足に触れて終了ってな寸法。ウチらもその流れに乗るべく列の最後尾につきまして、牛歩牛歩。さすがに柵内の人口密度は高かったのですが、立ち止まったりする程度の自由は認められていたので、途中からは牛歩を止め、ちょこちょこ立ち止まっては写真を撮り、そそくさと移動ってなカンジで動きまして。一応ウチらの目論見としては毎時半に行われる小規模なイベントを出来るだけ正面の至近距離で堪能しようってのがあったんですが、そこまで都合よく時間調整できるはずも無く、正面どころか端の方に来た時にイベントが始まってしまい、ちとガッカリな結果にw。イベント後、しばらく練り歩いた末にガンダム直下付近に到着。そこからは流れを一旦堰き止め、パケット式で人を送り出すシステムに変更され、撮影不可とのお達しの通達も行われたり。だもんで、くるぶしの辺りの素敵な作りこみっぷりとかを撮影出来なくて、ちと無念。つーか、なんで撮影不可だったのかしら?ギャラリーが溜まっちゃうのを防ぐためだったのかしらん?と一人ごちつつガンダムを潜り抜け、再び背面に。逆光のシルエットがちょっと良かったので軽く撮ってから再度正面に向かおうかと思ったのですが、11時まではちょっと間があったので、一旦ガンダム周辺から離脱し、公園外周部の屋台方面に移動。そこで遠巻きにガンダムと周囲の喧騒を眺めつつ、しばしまったり・・・といきたかったのですが、陽射しが公園到着時よか明らかに強くなってきてまして、日陰らしい日陰もない公園内では休まるはずもなく、かといってドリンク等で涼を求めようにもジュース類の売店には結構な数の人が並んでまして、その最後尾につく気力など湧くはずもなく・・・。つーワケで、11時のイベントを拝んだらとっとと会場を離脱し、空いてる喫茶店かどこかにしけこもう!ってな結論に至った次第。


 ぼんやりと景色を眺めてる間に11時近くになってしまったので、再度人ごみの中に突入。10時の時とは比較にならないぐらいの混みっぷりではありましたが、なんとか悪くない位置を確保出来たので、そこでイベントを拝む。背面から見てた時は分からなかったけど、ガンダムの頭部も動くのね。目が光ったりスモークが出たりするたびにどよめきが起こるのが微笑ましかった。なんてことはないギミックなんだけど、確かに琴線に触れるんだよなー。背面時とはひと味違うギミックを堪能したところで会場を離脱。会場から歩いて十数秒で海の近くまで行けるのですが、その辺まで行くと笑っちゃうぐらい人影がまばらになるのよね。だもんで、海沿いの遊歩道っつーかスペースを歩きながら台場駅方面を目指したのですが、台場駅方面から続々と見物客が流れてくるのを見た瞬間、ウチらが勝ち組だったことを実感した次第。つーか、じっくり睡眠時間を確保して11時か正午に現地を目指してたら、絶対会場に着く前に引き返してたと思うw。当然、新橋方面に向かうゆりかもめも空いていたので楽々着席。こうして11時半前には人でごった返す台場を後にしたのでした。行く前は正直若干億劫だったんだけど、素直に「見れて良かった!」と思えるクオリティでございましたよ。倒壊の恐れさえ無ければ、あのままあそこに飾っておいて経年劣化させていけば良いのにw。

 で、新橋に戻った我々はというと、コーヒーショップ〜メシ屋〜ファミレスというコンボを華麗に決めまして21時過ぎまで喋りに喋り倒しちゃったり。なんせ矢追町成増さんの話からGruntへと話題が飛んじゃうようなノリの会話を延々し続けてるんで、喋ってて楽しいのですよw。ただ、さすがに喋りすぎて疲れたので、21時半前に駅で別れ、帰途についたのでした。濃いにも程ある晩夏の一日を心ゆくまで堪能。楽しかったなー。


 ちなみに、Gruntってこんなカンジ。

 オフィシャルサイトを見ると、矢追町成増さんからの流れも分かる・・・かもしれないw*2


 せっかくだからNicole 12も。

*1:改札にバナーがあって、「←ガンダム フジテレビ→」と記してあったw

*2:厳密に言えば、Grunt=Mikko Aspaの別名義であるNicole 12のほうが全然ヤバい。別名義の名前の意味を考えてみると、ヤバさの質が見えてくるはずw。