8/14 "コミックマーケット76 初日"@東京ビッグサイト

 言うまでも無く、今年も行ってまいりました。


 前日、毎度の如く魔人が上京してきたので、最寄り駅で合流。先ずはいつものように限りなく焼きそば屋疑惑のある広島風お好み焼き屋でディナー。ちょうど店が繁盛してる時間帯だったのであからさまに残念なトークは自重し、軽く翌日の分担や動きについて話し合っていたのですが、ふと会話が止まった拍子に耳に飛び込んできた隣のテーブルの女性陣の会話の内容に度肝を抜かれまして。


 「それって炎の蜃気楼の〜」


 隣に腐女子が居たっていうのもナニですが、今、敢えて炎の蜃気楼について語らってるという業の深さに乾杯。ウチらが話題にしてたサークルも古参っちゃ古参なんで、向こうは向こうで「隣のテーブルのデブってクソオタだったよねー」とか後で言ってたのかも知らんが、どうせ蔑むなら面と向かって蔑んでいただきたいお年頃。それはさておき、そんな微妙な日常イベントをこなしつつ、一路我が家へ。ちゃっちゃと風呂に入ったりしつつ初日はおろか二日目、三日目のプランを練っておったのですが、コミケ前ということもあって話は脱線気味。さらには途中でant君もやってきたので輪をかけてキャッキャウフフとはしゃいでしまい、気がつけば時刻は零時過ぎ。初日は一般参加だから始発に乗らなければならないというのに、またしても睡眠時間3時間弱で挑まねばならない事態に・・・。結局、就寝は零時半過ぎ。


 明けて翌日。3時45分に目覚ましをかけていたが、30分ほど早く目が覚めたので行動開始。いつものようにギリギリまで各種情報を拾い集め4時になったところで階下で寝てた2人を起こし、支度を整え、4時半頃出発。都下は朝焼けも綺麗で悪くない空模様でしたが、如何せん湿度が高く不快指数は高め。まぁ雨じゃないだけマシっつーコトで不安を覚えつつも駅へ。ホームに上がると、一目で「それ」と分かるお仲間の姿があちこちに。気のせいか、昨年よかお仲間の数が確実に増えてたような・・・。そんなコトをぼんやりと思ってるところに電車が到着。幸いにも3人揃って座れたのですが、早朝の電車内故声高に喋るのも憚られるため、ワタクシは音楽を堪能、残る二人は再度夢の中へ。昨年の冬コミ時はMC4の2ndを聴いたので、今回は3rdを聴いてました。国内盤の3rdには名シングル"Words That Say"も収録されてるのでオススメです。

Sebastopol

Sebastopol


 道中、ハルヒTでキメた若人を慈しむ目で視姦したりしてる間に新宿着。そこから山手線で大崎に向かいりんかい線で一路国際展示場駅へ。例の如く国際展示場駅での激しいモッシュ・ピットを潜り抜け、なんとか先行してたht君との合流に成功。早速東方面に向かおうとしたところ、この時間帯(6時半過ぎ)にしては珍しくまだ西方面の待機列へ並ぶことが可能ということが分かり、ちょっと面食らった。俺が注意力散漫で今まで気付かなかっただけかもしれないけど、6時半過ぎの時点で西に向かうことが出来るって珍しくない?そうでもないのかな?とは言え、どのみちウチらの初動は東なので東方面に向かったワケで。人の流れに沿っててくてく歩くことしばし、ようやく待機列が形成されている駐車場に到着。パっと見、やはりいつもよか人が少ないカンジ。実際、形成されてた列も少なかったし、それに比例してドリンクとか売ってる屋台に並んでる人の数も少なかったような。まぁ人が少ないに越したことはないので、素直にそれを喜びつつ最後尾に鎮座ましまし。空模様は都下よりも曇りがちだけど、時折陽が射したり必要以上に曇って不穏な空模様になったりと微妙に気を揉む展開。


 そんな中、適当にメシを食ったり談笑したりしていたのですが、前日の睡眠不足に加え個人的に弱い多湿な環境下の影響を受け、徐々にテンションがダウン。元々、三日目にピークが来るよう調整しているので、それ以外の日にそこまで入れ込んでないせいもあって三日目よか全然回るサークルが少ないにも関わらず疲労感は三日目以上ってなコトがままあるのですが、それを差っ引いてもこの日の疲弊っぷりはハンパなくて、仕舞いには「もうそろそろ現役の買い専を退く潮時なんだろうか・・・」ぐらいなトコまで思考がマイナス方面に振れてしまったのですが、開場時間まで30分を切った頃から持ち直してきまして、残り10分ってな頃には元通り。友人らとのなんでもない会話が心を?ぎとめてくれたような気がする。一人で並んでたら、ヘタすっと心が折れてたかも。一人で行く即売会も全然嫌いじゃないんだけど、ツレが一緒だと、もっと楽しい。ワタクシの場合、年を取ってからのほうが周囲の仲間が増えてるので、なおさらそう感じるのかも。


 そんなムダにemoい思いに浸ってる間に開場。意外にも、開場時にはまだ駐車場に居たり。でも、開場してからの流れは早く、10時5分過ぎには入場出来たので、早速お目当てのサークルに。一応初動は壁だったのですが、そこへ向かう道すがら念のためコピー誌系のサークルの前を通ったものの、案の定正午からの時限だったのでひと安心w。心おきなく初動サークルへと向かえました。初動サークルは30分ほどで買えまして、返す刀でお隣のサークルを攻める。そこは頒布物が多かったので列のハケが若干悪かったのですが列の長さが比較的短かったので意外とさっくり入手完了。次に向かった先は、頒布物の多さと会計の手際の悪さでお馴染みの某サークル。かつて何度も痛い目にあっているので願わくば自分で行くのは避けたいトコだったのですが、今回は逃げるに逃げられない状況に追い込まれてしまったため、已む無くワタクシが行くことになってしまったワケで。いささか重い足取りで某サークルの列を探し、最後尾につく際にはため息の一つも漏らしたりしてしまってたのですが、あにはからんや、列がわりとスムーズに流れていくので面食らう。今回もアホみたく頒布物があるんで計算とかややこしいんじゃ・・・?といぶかしんでいたところ、本日のお品書きが記されたバナーが視界に入り、それを一目見た瞬間、全てを理解しまして。今までバラけていた価格設定を大幅に見直し、全ての頒布物を¥1000 or ¥2000というキリの良い価格に改定してたのねん。これなら計算の手間が大幅に省かれるので必然的に回転も早くなりますな。つーワケで、40分弱ほどで買うことが出来たのでひと安心。次回以降もこれなら並ぶのも苦じゃないなー、とその場では諸手を挙げて喜んでいたのですがn(ry。


 件のサークルで大幅にタイムロスすると予想してたから他のお目当てのサークルはant君らに頼んじゃってたので、この時点でワタクシの分担分っつーかこの日事前にチェックしてたサークルのお買い物は終了。他の面々の手伝いをしようにも電話は繋がらないわメールは遅延するわ*1で全然連絡が取れなかったため、時限コピー誌を拾ってから企業に向かおう!と思い立ちまして、行動再開。首尾よく時限コピー誌を手に入れ、意気揚々と西に向けて移動したのですが、この選択が大間違い。東と西をつなぐ通路で大渋滞が発生しており、移動に時間を食いまくり。なんせよちよち歩き程度の歩幅でしか歩けないもんで、イライラすることこの上なし。しかも、人で溢れてるのに風が全然流れない箇所なため、蒸し風呂一歩手前という環境・・・。そんな熱帯地域をなんとか潜りぬけ、なんとか企業スペースのある西館4Fに辿り着いたのは30分ないしはそれ以上後。駄菓子菓子、そこから館内に入るのにさらに10分近く、お目当ての企業ブースを見つけるのにもう10分、も一つおまけに件の企業ブースの列の最後尾を見つけるのに5分以上かかるという体たらくで、結局列に並び始めたのは13時半頃。正直、この時点で気力が大幅にダウンしていたのですが、ここまで辿り着くために支払った犠牲を鑑みれば易々と引くワケにもいかず、とりあえず行けるところまで行こう!と誓ったまでは良かったものの、列のハケは悪いとまでは言わないまでもけして褒められた速さではなく、どう楽観的に見積もっても最速で90分、最悪2時間半コース確定ってな流れだったので、購入物の仕分けだけでも先に行うため、わざわざワタクシの荷物を受け取るべくやってきた魔人とudさんの連絡を貰った瞬間、そそくさと列を抜け出したのでしたw。いやー、やっぱ企業スペースはひと味違うわ。まさに殉教者の群れ。ワタクシのような浅はかなにわかがおいそれと顔を出してはいけないトコでしたよ・・・。つーか、数年前に来た時は少なくとも館内への出イルぐらいは難なく出来た気がするんだけど、今は出入りにすらある程度の困難が付きまとうという想像を絶する状態になっており、言葉を失いましたよ。もはやキャパを完全に越えちゃってるんじゃなかろうか・・・。


 魔人らと共に西を脱出し、屋外の喫煙コーナーでひと息つきつつ仕分け開始。まぁ仕分けっつっても初日だから大した量ではないので、あっという間に終了。そのまま、ウチらにとっては本番といえる3日目の分担についての細かい調整作業に移行。大まかな分担は既に決まっていたので、こちらも特に問題なく諸々確定。途中適当にグダりながら作業してたので、気がつけば時刻は15時過ぎ。閉会時のラッシュを避けるにはいささか出遅れてしまったので、三々五々帰途につきまして。ワタクシは魔人と一緒に新宿でメシを食ってから帰ったのでした。

*1:1時間程度の遅延は当たり前