3/8 「博麗神社例大祭(第6回)」@東京ビッグサイト

 東方に殆ど関心が無い身ではありますが、オンリーイベントとしては最大規模を誇る例大祭というイベント自体には興味が多少ありまして。が、前回の惨状をさんざっぱら見聞きしたので、興味本位で単身乗り込む気にはなれず、どうしたものかと煩悶しておったところ、地方在住の友人らが一般参加するとの情報を得たので、それに便乗して参加してみるコトにしたワケで。友人らは車で上京するため、合流地点は現地に設定。会場周辺の駐車場が軒並み7時以降のオープンだったので、必然的に合流時刻も7時過ぎっつーコトに。このクラスのイベントに本気で挑むんなら、友人らとは開場後に合流することにして単身始発で向かうところですが、前述したように基本物見遊山なため、通常なら負け組確定である予定を嬉々として受け入れる。


 明けて当日。他に一般参加する友人はいないため、久しぶりに一人で国際展示場駅を目指すことに。一般で行くには遅く、かといってサークルで行くには早いという微妙な時間帯だったためか、大崎から乗り換えたりんかい線でも余裕で座れまして、悠々と国際展示場駅に到着。それなりの人数が降りましたが、コミケとは比べるべくもなく、ゆるりと改札を抜けて友人に一報を。友人らの車もビッグサイト周辺に着いてたようで、現在駐車場の入場待ちとのことだったので、時間を潰すべく、その辺のコンビニで軽食を購入し、それを食しながら周囲の様子を窺う。事前に仕入れた情報では、待機列は東3に隔離してるとのことだったけど、件に友人の話では、東駐車場を移動してる列ありとの報が。今ひとつ状況が掴めぬまま漠然と入口付近で佇んでいると、さらに友人から続報が。無事駐車場に車を停め、現在既に東6付近にいるとのこと。当初の予定ではワタクシが待っている入口で合流予定でしたが、それだといかにも効率が悪いので館内で合流することにしまして、こちらも館内に進入。人の流れに沿って進んでいき、無事友人らとの合流に成功。足を止めず、そのまま流れに沿って進みながら駐車場に入るまでの顛末とかを聞きつつ歓談。


 件の人の流れは整然としたものではなく結構グダった状態でダラダラと流れていたのが一瞬意外に思えたのですが、冷静に考えればこの時間帯(8時前)に一般待機列に向かおうとしてる連中は既に色々達観してるはずなのでw、切羽詰ってるっつーか血走ったような輩がいるはずもないので弛緩した空気が流れてるんだろうなぁ・・・と一人ごちてる間に東ホール方面に到着。会場のフロアは階下なのですが、列はそのまま上のガレリア方面に流れており、ガレリアの果てにあるテラス=外へ。そこから階下=地上に降ると、そこは東駐車場。が、駐車場には待機列が形成されておらず、遥か向こうに延々と列の流れが続いてるのが見えるのみ。その列は東駐車場に外周に沿って流れており、当然ワタクシたちの列もそれに連なっているという・・・。つーワケで、東駐車場をぐるっと一周し、流れ着いた先は東1〜3ホールの外周の、そのまた外。そこには東3付近を先頭に一応6列縦隊で*1待機列が形成されており、その時点での最後尾であった東1付近に鎮座ましまし。ひと段落ついたので会場方面を見やると、東1〜3の外周にも待機列が形成されており、さらに東3内部にも無数の一般参加者が詰まっているコトを視認。これでペナルティが無かったらウチらマジで負け組だよねー等と微妙に笑えない軽口を叩いたりしながら時間を潰していたのですが、ちょこちょこ実況スレを覗いてみても一向にペナ発動という報告が無く、やはり「正直者は馬鹿を見る」のか・・・と暗澹たる気分になった次の瞬間、ペナ発動の報が。おぉ!と一瞬いろめきたちましたが、その内容は、ペナ対象者=東3収容者内でのリバース入場*2という緩やかなもので、言うなれば違反者内での罰則みたいなものに止まったので拍子抜け。ペナルティを喰らっても、馬鹿正直にイベントのルールを守るよか早く入場出来るっつーのは如何なものかという思いもあり、あの規模では致し方なしという思いもあり。まぁ、今回は「あの規模の人数に対し、よくぞペナルティを敢行した」というべきなのかもしれない。


 そんなことをつらつらと考えてる間に開場時間の10時を迎えまして、拍手拍手。でも、言うまでも無くスムーズに入場が始まるわけもなく、ウチらのいた場所から見る限りでは、東3館内待機列→東3外周待機列→東3外周外待機列(=ウチらが並んでたトコ)という順の入場。開場して10分過ぎくらいから徐々に列が動き出したのですが、移動した先で新たな事実が判明。なんと、ウチらが並んでたトコに収まりきらなかった待機列が東駐車場内に形成されてまして、その数たるやなかなかのもの。東方人気、侮りがたし。そんな待機列を横目に、まずは東3ホールに移動。その中を突っ切て東ホールの中央通路に出まして、入口である東5ホールから順次入場。ちなみに、入場時刻は10時25分くらい。さすがにコミケよりは人が少ないものの、コミケと違い、参加してる全てのサークルが同一ジャンルだと考えると、そのカオスっぷりはコミケ以上か。その人気っぷりに気圧されつつも、お目当てのサークル目指して移動開始。が、ここでワタクシは致命的なミスを犯してしまったのです。今回のお目当てのサークルは2つあって、1つは入口から向かって左サイドに位置していたのですが、そちら側には他に早めにチェックしときたいサークルが無かった上に目当てのトコが島中だったいうこともありまして、もう1つのお目当ての、右サイドの壁サークルを優先してしまったのです。通常時なら間違いなく島中サークルを優先させ、返す刀で壁を目指すところですが、今ひとつ身が入らない状態で参戦してたので、「まぁ島中だから大丈夫だろ」という甘い考えに流されてしまったワケで・・・。俺のばか!ばか!ま○こ!


 つーワケで、初動は壁。そこそこの列が出来てはいましたが、まぁせいぜい15分程度で買えるだろ・・・と高を括っておったのですが、あにはからんや列のハケが悪いのなんの。合体サークルだから頒布物が多いっていうコトを鑑みても、ちょっと・・・。結局、買えたのは11時過ぎ、のっけから40分近い時間をロスするという想定外の事態に俺涙目www。その足で件の島中サークルに向かったのですが、オフセこそ買えたもののオマケ本は頒布終了。涙すら枯れ果てたわ・・・。以降は肩を落としながらフロアを徘徊し、残る事前チェックサークルを順調に消化して12時前には一応のミッションを完遂。同じく買い物を済ませた友人と一旦合流したのですが、友人のツレはまだまだ元気に動き回ってるようだったので撤収するワケにもいかず、しゃーないので時間潰しも兼ねて適当にその辺をぶらつくことにしたのですが、当たり前だけど右を向いても左を向いても東方サークルだらけなので、フロアを練り歩く面白味に欠ける感は否めないw。だもんで、いつものように端から端までチェックするようなことはせず空いてるトコを中心に回ってみたのですが、それでも幾つか新規で開拓できたサークルがあったし、素で見落としてた好きなサークルを偶然見つけることが出来たりしたので、それなりの実りはあったのでした。


 フロア巡回もひと段落ついたところで、フリー・スペースとして開放されてた東3に移動して休息することに。このホールは、開場後は座って同人誌を読もうが寝転がってくつろごうがALL OKという治外法権区域っつーか隔離スペースとして機能していたのです。無論、ホールを借りるのは無料じゃないんで*3くつろぐ為だけにホールをレンタルするっつーのはなんとも贅沢な話ではありますが、今回はペナルティ対象者の隔離用としてレンタルしたという経緯もあるので、少しでも有効活用しようとした末に措置だと思うので、まぁアリなんじゃないかな、と。とは言え、そもそも徹夜とかするヤツがいなければ余計にホールを借りなくても済んだかもしれないので、複雑な心境ではありますが。ともあれ、件の東3に赴くと、会場に移動しやすい入口こそ混み合っていましたが、奥の方は広々としたスペースが空いていたので、当然奥の方で腰を下ろすことに。程なくして友人もやって来たので、二人でダラダラくっちゃべりながら時間を潰す。ついでに双方の収穫なんかを見せ合ったところ、友人が買った同人誌の中に見覚えのあるデザインの本が混じってまして。手にとって見てみると、サークル名こそ違えど、それは紛うことなくかつてティアで活動していたサークルさんの絵。装丁もティア時代の本同様、タイトルはタギング的デザインだし裏ジャケは風景写真。これはもう間違い無い!っつーコトで、友人から件のサークルさんのスペースを教えてもらい、急いでそこに向かったのです。なんでそんなに必死かっつーと、ワタクシ、そのサークルさんの作品が本当に好きだったのですが、近年はティアに全く出なくなってしまってたしHPも無かったもんで、その動向が杳として掴めなかったのですよ・・・。よもやサークル名を変えて東方で活動してるとは夢にも思わなかったわー。つーワケで、逸る心を抑えつつ件のサークルさんのスペースに辿り着いたまでは良かったのですが、生憎と頒布物は完売・・・。でも、見本誌が残ってたのでそれを売ってもらえないか訊ねてみたところ、再販や委託の予定がありますよ、という有難いお言葉が返ってきたのでひと安心。ついでなんで、昔ティアで描いてらした作品が好きで〜といった話をしたところ、その頃多少ご縁があったせいか、ワタクシのコトを覚えて下さってたので、嬉しかったり。オリジナルの未完の作品を完結させる意志の確認も出来たし、何より、まだ現役で作品を紡ぎ続けてたということが分かっただけでも大収穫。今後はその動向を注視せねば。


 結局、友人のツレが15時くらいまで動き回ってたこともあり、閉会時間まで会場に残ってました。昨年の悲惨な顛末を見聞きしていたのでかなりの覚悟をもって挑んだイベントでしたが、なんだかんだで結構楽しんじゃったなぁ。たしかに一般参加者の年齢層が低めではあったけど*4いわゆる厨っぽい連中には出くわさなかったので不愉快な思いもしなかったし。

*1:列の形成はそこまで厳格じゃなかった

*2:列の最後尾から入場

*3:東3の利用料金は345万ちょい

*4:凄くオシャレであかぬけたJS〜JCっぽい女のコのグループとかも散見したし