大晦日〜元日の記憶

 冬コミ終了後、打ち上げをハシゴして帰宅したのが大晦日の午前9時。ひとっ風呂浴びて床に就いたのが10時。会場から送った荷物は18時〜20時着にしておいたので、18時に目覚まし時計をセットして就寝。と、ここまでは計画どおりだったのですが、何故か14時過ぎにチャイムの音で安眠を妨げられまして。本来ならシカトを決めこむところですが、睡眠が不足して朦朧としてたので、何故かインターホン越しに応対してしまうワタクシ。すると、向こうはなんとメロンで通販予約してたブツを届けにきてくださった業者さんでして、慌てて財布と判子を持って玄関に向かい、無事受け取りに成功。そういえば、普段のクセで時間指定を14時〜16時にしてたっけか・・・。ともあれ、サプライズな荷物も受け取ったことだし、再度惰眠を貪ろうと床に潜りこんだまでは良かったのですが、横になった瞬間、微かに残っていた理性が警鐘を鳴らしてきまして。


 ・・・もしかして、とらの通販予約のブツも程なくして届いちゃうんじゃね?


 メロン同様、とらのブツも14時〜16時で指定してたのですが、配送業者が異なるため到着に誤差が生じているだけで、じきに届くはず。となると、このタイミングで寝てしまうのはいかにも間が悪いと言わざるをえない・・・。つーワケで、なんとか睡魔の誘惑を振り切り、辛うじて意識を現世に保ってはみたものの、冬コミ三日目〜徹夜打ち上げというコンボのダメージは生半なものではないので4時間程度の睡眠で足りるはずも無く、起きているだけでもギリギリな状態故、寝床で横になってる以外一切何も出来ないという体たらく。眠気覚ましに何か読もうと思いつつも、思うだけで体は一向に動かず、ただただ目の前の本の山の背表紙を凝視するだけという無意味にも程がある時間が過ぎていきまして。その余りにも無意味な行為を続けるうち、さすがに「これは無いだろ・・・」というセルフ・ツッコミが入ったので、一念発起して寝床を抜け出し、PCを立ち上げてメールをチェックすることに。とらの商品発送メールが届いてなければ、少なくとも18時までは確実に寝られるってな寸法。とっとと確認すればよかったじゃん!というツッコミもあろうが、そんな判断力が残ってるくらいなら、こんな有様にはなってねぇんだよ!!と逆ギレ気味なリアクションを返したいw。


 それはさておき、件のメールがきてないコトが確認出来たので、心置きなく布団にルパンダイブを敢行し、5秒で失神。なんとか18時までは寝られたのですが、本来の予定睡眠時間よか90分くらい短くなってしまったので、どうにも眠いことこの上なし。当初の予定ではダラダラとDynamite!!でも見ようかと思ってたのですが*1、年越し蕎麦をちゃっちゃと食って、もっぺん風呂入って寝ちゃうのもアリかにゃー・・・などとグダグダ考えたりもしたものの、結局中途半端に目が覚めちゃったので、当初の予定通り残り少ない年の瀬を過ごし、2年ぶりに自宅で新年を迎える。そして1時頃就寝。


 明けて元日。4時に起床。何故かつーと、今年も初日の出をビッグサイトで拝みましょうっつーコトになってたからでして。我ながら好事家にも程があるw。自嘲しつつ身支度を整え、何故かアホみたいに重い荷物を背負い込み、5時過ぎの電車に乗って一路都心へ。山手線の混みっぷりには閉口したけど、りんかい線の車内はかなりガラガラ。多少いた乗客も東京テレポートで下車していき、国際展示場駅で降りたのは数人程度。改札を抜け、既に到着してたudさんやht君、ssさんと合流し、初日の出を拝むスポットに向け移動。毎年思うことだけど、閑散としたビッグサイト周辺っていうのも悪くないなw。てなコトを思いつつほってほってと歩いていると、路駐してる車の列に遭遇*2毎年数が増えていたけど、今年は一気に増えたような・・・。案の定、路駐列の先には、昨年よりも明らかに多い初日の出参拝客の群れが。幸い、一般の人が多かったせいかウチらが拝みたいスポットとは異なる場所で群れていたので影響は無いっちゃ無かったんですが、そろそろ違うスポットを探す頃合かしら。そんなコトをぼんやりと考えてる間に、初日の出の時刻を迎える。3年連続同じスポットから拝んでおりますが、やはり感慨深いものがある・・・気もするw。ま、友人らも息災で初日の出を共に拝めるっていうのは、良いものです。


 すぐに日は完全に昇りきってしまい参拝組が三々五々散り始めたので、ウチらもゆるりと移動開始。その途中で遅れて来たant君も合流。これで役者が揃った。この日の第一の目的が無論初日の出だったのですが、実は他にも目的がありまして。それは、冬コミの収穫物の清算w。だから重い荷物を背負い込んでたのねん。初日の出の清々しい気分を吹き飛ばしてあまりあるクソオタっぷりに乾杯。ともあれ、寒さを凌げる場所に移動し、コンビニとかで適当に朝食を買い込んでから清算開始。三日目終わりで大半の清算は済んでいたのですが、それでも余裕で万単位の金がやりとりされる現場を目撃してたht君やssさんの呆れ顔が印象的w。そんな呆れ顔を尻目に滞りなく清算&受け渡しは終わり、結果としてワタクシの懐は家を出た時よりも満たされ、荷物も軽くなるという一石二鳥。一方、udさんはワタクシが抱えていた荷物の99%を抱え込むこととなり、リアルに涙目w。さもありなん。


 これで当初予定していた用事は全て済んだので、とっとと帰ってひとっ風呂浴びて寝よう、と目論んでおったのですが、ひょんなことから舞い込んできたykc君のメールをきっかけに、なんとなく秋葉原でykc君と合流しよう!ってな流れになってしまいまして、脱落者も無く全員が雁首揃えてゆりかもめに乗車し、新橋経由で秋葉原へ。行くからにはとらに乗り込んで冬コミで買い逃した各種新刊を狩る気満々っつーコトで、先ずは駅で荷物をコインロッカーにブチこみ軽装化。然る後に秋葉原名物と化したAKB48絡みの行列を横目に、開店したてのとらに突貫。が、1Fは意外にも閑散としていて拍子抜け。まぁ、いわゆる「冬コミ4日目」は大晦日だったし、元日の開店直後はそこまで混まないのかしら・・・?と安堵しつつエレベーターに乗り込み5Fで降りてみたところ、目の前には人・人・人・・・。なんのことはない、他のフロアには目もくれず来店した客の殆どが同人フロアに集結してただけでした。その密集っぷりに思わず苦笑しつつもフロアに突入。幸い、人数は多くともジェントルな客層だったせいか不愉快な思いをすることなく回ることが出来まして、冬コミで買い逃した本を何冊か確保。それらを、先んじてレジ待機列に並んでいたudさんに託し、4Fへ移動。こちらは5Fよか混んでましたが、5F同様別段brutalということもなく、人の流れに乗っていけば労せずしてフロアを巡回出来まして、これまた数冊確保してレジ待機列へ。待機列といっても10分ちょいくらい並んでれば買える程度の列なんで無問題。昨夏は入場制限なんかもあったらしいけど、この日・この時間帯に関しては予想よか全然空いてたって印象。


 とらでの買い物を済ませたところでht君やssさんは離脱。代わりにykc君が合流し、一路メロンへと赴いたのですが、なんとこの日の開店は普段よりも遅い正午。この時点での時刻は11時過ぎだったので、この場で開店を待つのは得策ではない・・・*3。しゃーないので、近場のカフェで時間潰し&とらで購入したブツの分配をしちゃいましょっつー流れになりまして、駅で荷物を回収してからメロンから程近い某所へ移動。そこへ向かう途中で合流したkuさんも交え、優雅にコーヒーを啜りつつ分配開始。店の片隅に陣取って多少は周囲に気を利かせてはみたものの・・・ホント、申し訳ないw。やがて開店時間も近づいてきたので店を後にし、メロンの帰還。すると、既に開店しており、入場待ちしてた面々の姿は無く、それどころか店内から買い物を終えた人が続々と出てくる始末。この時点で、まだ開店時間から数分しか経ってなかったんですが・・・?随分と前倒して開店したのかしらん?まぁどうでもいいことなので深くは考えず入店。店内は当然右半分=同人コーナーのみがごった返しており、その人口密度はとら以上か。おまけに、とらの時とは違い荷物を装備した状態なので、人の流れに乗るのも一苦労。そんなこんなで苦労しつつもなんとか目当てのブツを手にレジ待機列へ。この日は臨時のレジを増設してたせいか、とら同様10分ちょっとで買えたんだけど、レジ係が切羽詰り過ぎてて軽くひいたw。


 てなカンジでつつがなく買い物終了。ここでudさんとkuさんは離脱し、残るワタクシ、ant君、ykc君も帰途についたのですが、その道すがら、せっかくだから昼飯でも食ってから帰ろうってな話になりまして、それが高じて「二郎食いてぇ!」ってなコトにw。そこで、メンバー間随一のジロリアンであるant君があれこれ調べた結果、帰途で皆が立ち寄る新宿の二郎ならやってそうだという事実が判明したので、総じて評判が芳しくない歌舞伎町店は避け、小滝橋店に足を運んでみたのですが・・・やってねぇ。かくなる上は、歌舞伎町店か二郎以外の普通のメシ屋という二択。そこで我々は初志貫徹すべく歌舞伎町店をチョイス。既に空腹はピークを迎えつつあり、万が一歌舞伎町店も休みだった暁には、かつてリキッドルームが入っていたビル内にあるすき焼き / しゃぶしゃぶ食べ放題の店に吶喊する旨を皆に通達・了承を得つつ歌舞伎町へ。個人的には食べ放題のほうが良いなー、と思ったりもしましたがw、幸いっつーかなんつーか歌舞伎町店は営業中だったので素直に入店。店内は満席で数人待ち。生憎と席はバラけてしまったので黙々と喰らうスタイルに移行。ワタクシはノーマルの大盛り、野菜マシマシをチョイスしたのですが、やはり野猿と比べると量は少なめ。全体的にマイルドだけどバランスは悪くなかったので、これはこれで。ただ、デフォの麺の茹で上がりがちと柔らかめなので、次は麺硬めでオーダーしよう。きっちり初手から麺硬でオーダーしてたant君に感心w。食後は周囲の醒めた視線をよそに独り松屋豚丼をキメてみたり。近年は食が細くなったので、これぐらい食べて心地よいレベルの「満腹」。これ以上食べると、ちょっと苦しさを伴ってしまうのねんw。


 物欲も食欲も満たされると急速に疲労を感じ始めたので、これにてお開き。途中までは3人とも同じ路線なので、適当な電車に乗り込んでダラダラと特殊性癖トークを展開し、まずykc君が離脱。残ったant君と最初は普通にくっちゃべっておったのですが、途中、冬コミの際に万券を崩すべく適当に購入したガムがあることを思い出したので、ant君にお裾分けしつつ何気に食べてみたところ、これが実に極悪なフレーヴァー&テイストで悶絶。しゃーないから、後日事情を知らない誰かにちょっとずつお裾分けしていって道連れを増やしていくか・・・!とほくそ笑んでいると、ant君が邪悪な笑みを浮かべながら思いも寄らぬ提案をしてきまして。


 「・・・ジャンケンで負けたほうがコレを全部食べるっていうのはどうですか?」

 
 普段なら、こんな安い挑発には乗らないワタクシですが、睡眠不足や疲労なんかが相まって正常な判断能力を失っていたせいか、二つ返事でこの申し出を受諾。かくして、元日の昼下がりに誰も得をしないんだけど無駄に熱い戦いの火蓋が切って落とされたのです。当初は一発勝負にするつもりだったのですが、さすがにそれはリスキー過ぎるだろっつーコトで、負ける度に3粒ずつ分配していき、最後にまとめて食べるってなスタイルに変更。往年のFxFxAxNx以来のゾクゾクするような勝負でしたが、意外にもワタクシの3勝1敗という結果に。なんつーか、試合に勝って勝負に負けたっつーか・・・w。一方のant君は3敗=9粒も食べるハメになってしまったのですが、素敵な笑みを浮かべながらそれを一気に口の中に放り込み「バキバキ」とガムを食べる擬音としては明らかにを間違ってる音を撒き散らしながら食しておりました。無茶しやがって・・・。ワタクシも3粒一気食いしたのですが、即効で嗅覚が破壊されましたw。やっぱこういう嗜好品は、あんま冒険するもんじゃないなw。


 そんなアホなコトやってるうちにワタクシの最寄駅に着いたので、ant君と共に下車。何故にant君も一緒かというと、彼はこれからウチに寄ってykc君分の同人誌を回収し、その足でykc君の家までそれを届けに行くという、よく分からないおつかいをするコトになっていたからです。なんでそういう流れになってしまったのかは、よく分からないw。ともあれ、我が家でykc君分の同人誌を受け渡し、ちとダベったり土下座したりしてから*4ant君を送り出し、ようやくひと息。9時には帰宅するつもりだったのに、気がつけば16時過ぎ。元日早々濃かったですが、まぁ楽しかったから良かったな、と。

*1:ガキの特番は録画

*2:パっと見でそれと分かる痛車が見当たらなかったのは幸い。痛単車はあったケドw

*3:でも、何人か開店待ちしてる人はいたw

*4:分担の過程で誰かの荷物に紛れてしまってた思っていた同人誌が、自分の荷物から発見されたからw