11/6 "00 #11"@渋谷O-nest / VWVW / EGO / MC Death / Encroached / Himo / Super Dumb / Jagaar / Who $hit

 この日でWho $hitがしばらく活動休止となるので、苦手な渋谷に足を運んで参りました。


 渋谷で寄りたいトコなんて無いので、開場時間過ぎに会場に着くようなカンジで出発。O-nestに行くのはLungfishの初来日時以来なので4年ぶりか。あの時のLungfishは神がかってたなぁ・・・などと思い出に耽ってる間に到着。エレベーターホールや6FでEncroachedのメンバーらと雑談してから階下のフロアへ。前は非常階段風味なトコを降っていった気がするんだけど、なにやら工事中のようで、随分と行き来がし易くなりそうな予感。6Fの賑わいとは裏腹に5Fのフロアは閑散としていたので、そこでまったりと開演を待つ。


 初見だったMC Death*1は凄かった。この日はMC&サンプラーとDsという2人編成だったのですが、シンプル極まるブレイクビーツを正しく「サンプラー」としてのみ機能しているサンプラーで申し訳程度に彩り、その上をrapというよりはspoken wordに近い情念が迸ったrhymeが乱舞するという初期衝動剥き出しなスタイルで真っ向勝負。一応Hip Hopのフォーマットに則っているのですが、欠片もBlack Musicの影響を感じさせないところが今だと斬新に聴こえるような。初期Beastie BoysNew Waveやってるようカンジ?


 同じく初見だったHimoも良かった。一切の叙情性を排し、ヒリヒリした感触の屈折したショート・カット・チューンを矢継ぎ早に連発するスタイルは、かなり独特な味わい。Diet Cheatに通ずるテイストですが、DCよりもPunk Rock色が濃いのがミソ。パーカッシブな要素が強い弦楽器隊のプレイが印象的。もうちょっと狭いハコで観てみたいなぁ。Super Dumbは、もう最高。スケールの大きなグルーヴと温かみのあるメロディを芯の通った演奏で披露してくれまして、その心地よい音に身を委ねるのみ。


 トリのWho $hitは、この夜のステージをもって一区切りということもあってかワタゾウさんのテンションがいつにも増して高く、珍しくジャンプしたりしてて熱い熱い。しんみりとすることなく、最後までフルスロットルで駆け抜けたステージは実に素晴らしいものでした。そう遠くない将来、再び観れる日が来ることを願っております。


 終演後はフライヤーを撒いてから帰宅した次第。

*1:言うまでも無くCosmic Neuroseのvoxであるデスロウ君