10/29 "苦肉祭 59"@nakano f

 会場移転後一発目だった先月は行けなかったので期待と不安が交錯する、えもいわれぬ感情を抱きつつ中野へ・・・と、その前に新宿でお買い物。いつものようにとらスタートではなく、珍しくNATから巡回開始。フライヤーを置かせてもらうべく立ち寄ったのですが、せっかく足を運ぶからっつーコトで時間にゆとりをもって出かけたので、陳列物をじっくり吟味。当然のことながら現在入荷済みの品々に円高の恩恵などあるはずもないので「安っ!」と思うこともなく、さんざっぱら品定めした末、Echoの新譜とGeriatric Unitのみ購入。Geriatric Unitはリズム隊がex.Heresyなので買わざるをえない。何枚か音源が出てるんで、気に入ったら他の音源も順次集めなきゃ。NATを後にして次に向かった先は。当然とら。買いそびれてた各種単行本や即売会のカタログ等を買いあさってたら万券が吹っ飛ぶ事態に発展。こんなはずでは・・・w。


 物欲を満たした後は食欲をっつーコトで浜勝に寄ったんですが、ワタクシを担当された店員の方の至れり尽くせりっぷりが凄かった・・・。丁寧かつ迅速な応対は勿論のこと、圧巻だったのがおかわり時。ワタクシがキャベツとご飯をたいらげ、今まさにおかわりのコールをせんとす、というタイミングで「麦でございますね?」と言うやいなや麦メシが盛られた茶碗をすっとさしだし、呆気にとられてる間にキャベツを山盛りに盛りながら「これぐらいでよろしいですか?」ときたもんだ。なに?このわんこ蕎麦ならぬわんこメシ・モードはw。たしかにあたしゃ初手に麦飯をチョイスしたけど、おかわりの際に気まぐれで白メシを頼んでたらどうするつもりだったのか?とw。狙いすましたかの如き応対に軽く戦慄しつつも実に気持ちよく食事をさせていただきまして。基本空いてるコトの多い店ではありますが、サービスは前述したように満点だし味は悪くないので、おススメですw。


 思ってたよりも早く所用が済んでしまったけど、他にやることもないので中野に移動。レコミンツで軽く時間を潰そうかとも思いましたが、新会場はハルコロホールよか前列の席数が少ないとの報を受けていたし、会場へのルートがうろ覚えで迷う可能性もあったので、寄り道せずに会場を目指しまして。幸い、以前Googleストリートビューで予習してた記憶が残ってたので迷わず会場に辿り着けまして。外観は小洒落た街のギャラリーといった風情で違和感ありまくり。でも、ここを押さえられなかった11月を除けば、少なくとも来年2月まではこの会場を押さえちゃってるので、当座はここを拠点としていくんだろうなぁ・・・。しばらく待ってるとudさんがやってきたので、談笑してたら開場。1Fは受付&楽屋なので、入場料を払ってから会場である2Fへ移動。そこは照明は薄暗いはカウンターが設置されてるわってカンジで完全にBARスペース。そこに3列縦隊で椅子がセットされてるってな寸法。縦長な造りなんで奥行きはあるけど、席の実数はハルコロホールと同等か、それ以下なんじゃなかろうか。開演間近には満席になる盛況っぷりから鑑みるに、もうちょっとキャパにゆとりのある会場のほうがベターな気もしますが、はてさて。


 で、開演。開演直後から気になったんだけど、階下の声が結構上に響くので今ひとつネタに集中できない。やってるネタに対する笑い声じゃなくて雑談が聞こえちゃうっていうのはマイナス以外の何ものでもないんじゃなかろうか。建物内には関係者しかいないんだから、もう少し気をつけてもらいたいところ。


 印象に残ったネタを幾つか。例によってうかれ小島に持っていかれる。この日は苦肉祭にしては珍しく出演者が少なかったせいか、個々の持ち時間が長めに設定されており、個人的には冗漫な感が否めなかったのですが、うかれ小島は我関せずといった体で、逆にいつもよか短いネタで勝負してきたので好感が持てました。お約束のオナニー・ネタを封印し、下ネタ一本で爆走。scum grindの面目躍如といったカンジで素敵素敵w。

飯塚俊太郎冷蔵庫マンを筆頭としたキャラに扮せず、「飯塚俊太郎」のまま普段やってる冷え冷えギャグを披露するという自爆テロを敢行。ネタ的にはビタイチ笑えないんだけど、一切躊躇せずにそんなネタを叩きつけてくれる飯塚俊太郎の芸人魂と、巣に戻ってヘコむ瞬間とのギャップに乾杯w。BBゴローは珍しくキレキレなraging thrashノリで暴走。こういうノリは珍しいので、ちょっと貴重だったかもw。まさかの登場だった横須賀歌麻呂はお馴染み学級会議ネタを披露。大音声で淫語をまくしたてるporno grindスタイルが眩かった。やっぱ横須賀はこうでなきゃ。12月の単独公演が待ち遠しいっス。これまた珍しく苦肉祭に降臨した猫ひろしは、いつものTシャツ&パンツ姿ではなく白のタキシードを身に纏うというダンディな姿で登場。でも、ネタのほうは勢い任せの下ネタ一辺倒で最低w。テレビではけして見ることの出来ない裏猫ひろしを堪能。

三平×2は、人間磁石ネタと嘯きつつフライパンやおたまを接着剤で体に貼り付けるネタで勝負。それだけなら「なるほど」の一言で済む話ですが、肩にピッコロ大魔王とフリーザ様を配したトコがミソ。良いアクセントになってましたw。


元気いいぞうは、まさかのFreaky MachineのTシャツ着用でビックリ。後日ht君に聞いたところ、以前から着てたそうで。どんな縁があるのかご本人に訊いてみれば良かったなぁ。

殿方充は某宝くじ殺人事件ネタだったんだけど、安直にタイムリーな題材としてチョイスしてるワケではなく、きっちりヒネリを加えてネタとして昇華させてたところが見事。そろそろ、また単独公演を開催しても良いタイミングじゃなかろうか。主宰の大本営八俵浅間山荘事件について熱弁をふるったのですが、よもや自身の出生に纏わる事件だったとは思いも寄らなかったので、ただただ唖然。

 そんなこんなで、出演者が少なかったわりには終演が22時過ぎという通常通りの結末だったり。今後もnakano fを拠点としてやっていくみたいだけど、11月は押さえられなかったらしく、どこで開催されるかは未定。11月は29日開催だと観に行けないので*1、いっそ開催日も変更してくれないかしらw?ちなみに、年末の苦肉祭は12/26開催となったので観に行けます。12/29だったら冬コミ真っ最中なんで絶対行けなかったから、嬉しい限り。

*1:Lemmy企画@幡ヶ谷Heavy Sickとバッティングしてるのねん