10/12 "Armageddon Death Squad vol.3"@西荻窪UEN / Dustpan / The Boys from Brazil / Disdomestic Violence / COMMUNiCATES / Deathlike Silence

 日曜は西荻窪でライブを観てきまして。


 ライブの開場は18時だったのですが、修理に出してた携帯が直ったので、それを受け取ったり退避させてたデータを移行したりといった時間も考慮して、早めにお出かけ。ところが、修理に出してたショップは混んでたのですが、意外と待ち時間が短かったり移行作業が迅速だったせいもあり、当初の思惑よか30分以上も早く作業が済んでしまったので、ちと苦笑いw。まぁ長時間待たされるよか全然マシなので、気を取り直して携帯の各種設定を元に戻そうと弄り始めようとした矢先、いきなりバッテリーが切れる。ちょwwwおまwwwww。新品同様に修理された*1携帯でしたが、バッテリーが切れたら役立たず。普段はマメに充電してるし、長時間の外出の際には予備のバッテリーを用意してたりするのですが、本体を修理に出してたから予備のバッテリーなんて用意できないし、最近は電池を使う充電器も持ち歩いてないから如何ともし難い事態に。修理完了の一報を受けた際、ワタクシがバッテリーの状態を訊かなかったのが悪いのでしょうか・・・orz


 なんかもう色々どうでもよくなってしまったので、ショップに戻って電池用の充電器を買ったりせず、携帯の使用を諦めてカバンに放り込み、電車に乗って一路西荻窪へ。西荻窪の到着後、真っ先に向かったのはUEN方面ではなくWaver方面=ラーメン大w。この日も先客は3名ほどだったので、ゆるりと食せました。野菜の茹で加減が絶妙だったのでワタクシご満悦。これでもうちょっと野菜の盛りが良ければ言うこと無しなんですがw。食後、ふと店内の時計を見やったらまだ17時前だったのですが*2、他に行くアテも無いのでUENに向かう。ところが、UENに着いて早々、半徹夜状態で仕事してた疲労や食後の倦怠感が一挙に襲い掛かってきたので、sd君らへの挨拶もそこそこに階段にてダウン。程なくしてgopやnmmmさんらもやってきて目の前で談笑してる姿が視界に入っていたのですが、半ば以上朦朧としてたので見てるだけw。なんとか開演前には持ち直しましたが、せっかくの機会をフイにしてしまったのが悔やまれる・・・スマヌスマヌ。


 で、開演。The Boys from Brazilは「肘」が改名したバンドなんですが、メンバーも音も全く変わってなかったw。相も変らぬ爆裂Fastcoreスタイルで爆走爆走また爆走。激しいアクションや合間合間で見せるファニーなテイストとは裏腹に、結構曲の細部や演奏が凝ってるところが見逃せないポイントであり、数多いる同系列のバンドの中でも頭一つ抜け始めてる所以でもあるかと。そろそろデモじゃない音源をリリースする頃合なんじゃなかろうか。


 Disdomestic Violenceは、ベースが抜けてvoxが兼任するというスリー・ピース編成になってましたが、音的な影響は皆無。今回は証明を全部落とし、お香の香りが漂う中、持参したランタン*3に明かりを灯してのライブ。以前よりもdoom度が増した邪悪なサウンドは完全にsludgeっつーかdoom metalなんだけど、そこに妖しい色気を醸し出すvoxが絡むことによって、独特の世界観を構築してるような。耽美とまではいかないんだけど、退廃的なテイストが色濃く滲み出てて面白い。ただ、楽器を持つことによってvoxのシアトリカルな表現の幅が狭まってしまってたのは、ちと惜しい。


 COMMUNiCATESは、個人的にこの日一番衝撃を受けた。以前観た時は動きも少なく、燻し銀なUSHCサウンドを展開してる地味なバンドって感じだったんだけど、この日は初手から大爆発。明らかに以前観た時よりも曲の速度が上がってるにも関わらず、全くドライヴ感が損なわれてないどころか増してるような印象さえ受ける演奏と、縦横無尽に動き回りながら激しくまくし立てるvox、それらを真っ向から受け止めて盛り上がるフロアが三位一体と化して、一斉に沸点を迎えておりました。叙情性を排し、ロッキンなギター・ワークをアクセントに用いたPunk Rockテイストが強めなスタイルは★HISATAKA★を彷彿とさせますが、あそこまで泥臭くはなく、もう少しUSHC寄りな印象。終演後にメンバーの方に伺ったのですが、この日は今までで一番速く演奏してたそうで、常時こういう音ってワケでもなさそうでしたが、個人的にはこの日の演奏が今後のデフォとなることを熱望。素晴らしかった。


 トリにしてこの日の企画の主催であるDeathlike Silenceは強いて言えば出音に若干難アリだったけど、そんな瑣末なことを余裕で吹き飛ばすくらい残虐で陰惨で情念こもりまくりなBlack Metalサウンドを撒き散らしてました。安定しつつも疾走感のあるブラストで屋台骨を支えるリズム隊、鬼のようにリフを刻みまくり、叙情性の欠片も無いヒリヒリしたソロが印象的なG、そして狂気じみた衝動のみに突き動かされ、痙攣しながら咆哮しまくるvoxとが織り成す暗黒サウンドは流石の破壊力。ブラスト一辺倒じゃなく、ちゃんと緩急を意識してるから一層ブラストも映えるってな寸法。アンコールでのTerrorizerのカヴァーもハマってたし、気合の入った良いライブを見せてくれました。満足満足。


 終演後は携帯のみならず自分のバッテリーも切れそうになってたので、挨拶もそこそこに会場を後にし帰路に着いた次第。

*1:つーか、本体交換したっぽい。それとも、修理って微細な塗装の剥げとかも直してくれたりするものなのかしら?

*2:携帯を持つようになってから腕時計をしなくなったので、時間を確認するのがちと面倒でした。この日の場合はiPodかデジカメで確認するしかないというw。

*3:流石に電動式でしたが