9/28 "漫才バカ一代 第26幕〜おしゃべり秋桜〜」@文京シビックホール 小ホール / シーソーゲーム / 西麻布ヒルズ / ペイパービュウ / 流れ星 / ガブ&ぴーち / ナイツ / 東京ペールワン / 米粒写経 / U字工事 / 沖縄の比嘉 / マキタスポーツ

 日曜に、季節の風物詩である漫才バカ一代を観てきまして。


 会場の最寄り駅は水道橋なんですが、当然のようにudさんとの待ち合わせ場所は秋葉原。例によって落ち合う前に買い物を済ませとこうと思ったのですが、日曜に夕刻という時間帯なため、どこもかしこもごった返しており、最低限の買い物だけ済ませた時点で心が脆くも折れたので退散w。ゲーマーズ前にこれ見よがしに停車してたストライクウィッチーズ柄の痛車の撮影会を横目に見つつ駅に舞い戻り、無事合流してから水道橋へ移動。多少時間があったので、駅近くの丼達でメシを食うことに。初めて行くトコだったのですが、事前にGoogleのストリート・ビューでチェックしといたので迷わず到着。店外の券売機で食券を購入し*1入店。店内はカウンター席のみと狭く一瞬怯みましたが、店員さんの快活かつ丁寧な応対を受けたので一安心w。肝心の味のほうなんですが、すた丼とか下北沢どんぶり系の中では一番好みかも。ムダに味が濃くないだけでも好印象っつーか。このテの丼物でちゃんと白飯の味も楽しめるのは貴重w。逆に言うと、濃さやこってり感を求める向きには淡白すぎるやもしれませぬ。今度から漫バカを観に行くときはここでメシを食うとしよう。


 メシを食ってる時にht君から連絡が入ったので、会場で落ち合う算段を整えつつ完食。来月の雛見沢ツアーの話をしつつ会場へと向かい、若干手間取ったものの無事ht君と合流し、入場待機列の最後尾に並ぶ。ギアス最終回について語りたくてしゃーないってテンションのht君を適度に弄ってる間に開場。いつもよかちょっと早く着けたので、その分良い席を確保できたワケで。ただ、諸般の事情でht君だけ席が離れるハメに。ぶっちゃけ、これは会場側っつーかスタッフのミス。席の区分は開場前にしといてもらわないと。しゃーないんで、トイレに行ったついでに外のロビーでht君と軽く談笑してからフロアに帰還。そして開演を迎える。


 レギュラー陣、ゲスト陣共に安定して面白かったんだけど、中でも、やはり勢いを感じるU字工事ナイツが良かったかなぁ。U字工事は以前よりも確実に自信を持って舞台に上がってるって感じだし、ナイツは前回同様TVでもおなじみの言葉遊びネタだったんだけど、導入部が新しくなってたり舞台ならではの毒が効いてたりで、やっぱ面白いのぉ。でも、この日のメインは企画コーナーでした。先輩芸人と後輩芸人がコンビを組んで漫才を披露するっていう企画だったんですが、どれも秀逸。1組目は、本来なら漫バカのレギュラーなんだけど、相方が地元沖縄でブレイクしてしまったのでコンビとしての活動が出来なくなってしまい、現在事実上ピン芸人と化している沖縄の比嘉と、たまにエンタメとかにも出てるらしいピンの女芸人マナティとのコンビ。マナティは初見だったので興味津々だったんですが、予想を上回るキレ系の芸風だったので、ちとビックリ。先輩である比嘉との漫才を拒否する体のネタで、マナティがオタクやハゲを揶揄する罵声を浴びせながら舞台上を所狭しと動き回って体を張り、比嘉はツッコミらしいツッコミも出来ず、ただただオロオロしながらマナティをなだめるというスタイルだったんですが、マナティは若干痛々しさを感じるキレっぷりだわ、比嘉はテンション上がると活舌が悪くなるという持ち味を如何なく発揮するわで、この日の出演陣の中でも飛びぬけてガッタガタ。駄菓子菓子、前述したようにこの出演陣は総じて高値安定だったため、こういう異形ともいえる存在が結構印象に残っちゃったりするのよね。隠しようの無いアングラ臭を感じ取り、妙に落ち着いちゃったのはワタクシだけではなかったと信じたいw。


 2番手は、米粒写経サンキュータツオ元・無免許ライダーセクシー川田のコンビ。恋愛シュミレーションゲームと柴田恭平に関する熱い想いをブチまけるセクシー川田を華麗にコントロールしてみせるサンキュータツオという関係性は、企画コンビとは思えぬ完成度&安定感を誇っており、これ一回で終わらせるにはもったいないような。ちょっと本気で感心してしまいましたw。ラストは、東京ペールワンユンボ安藤銀座ポップとのコンビ。相方が銀座ポップ、と発表になった瞬間の「・・・誰?」というフロアの空気に思わず苦笑いしてしまうワタクシたちw。ウチらの間じゃちょくちょく話題に上る芸人なんだけど、漫バカを観に来るくらいの客層にすら浸透してないのか・・・w。ともあれ、ネタのほうはというと、awayな空気をなんとかすべく奮闘しては空回る銀座ポップを懸命にフォローするユンボ安藤という図式が新鮮すぎて笑えたw。いつも飄々としてるあんちゃんが、あんなにも必死になってる姿なんて滅多にお目にかかれないぞw。ちなみに、言うまでもなく銀座ポップは最後までawayな空気を払拭できずじまいでしたw。


 てなカンジで企画コーナーも終わり、この日の出演陣が舞台に集まってきたところで、サプライズ映像が流れる。9月の中旬に、西麻布ヒルズ櫻井市長の父親である某市市長が再選すべく立候補した某市の市長選があったのですが、なんとそれの応援要員として息子である櫻井市長米粒写経居島一平を伴って参加したとのことで、その様子を撮影した映像が流れたワケで。居島一平が選挙応援してる姿は、一歩間違えれば右翼のそれってなカンジで恐ろしいほどのハマり役。肝心の某市市長よか目立っちゃってたのはご愛嬌w。結局、幸か不幸か櫻井市長の父の再選が決まり、めでたしめでたし・・・ってトコで第二のサプライズ。なんと、櫻井市長の父であり現職の某市市長が舞台に登場し、当選のご挨拶。素人特有のテンパり具合が微笑ましかったのですが、挨拶後に舞台袖に引っ込み、櫻井市長と組んで漫才をやるとあっては笑顔も引きつろうというもの。しかも、その出で立ちがお揃いのトランクスを身に纏ったのみの半裸姿*2ときた日にゃ、何をか言わんや。なんぼプライベートとはいえ、曲がりなりにも現職市長たる人間が衆人環視の中こんな姿を晒しても良いものなのだろうか・・・?他人事とはいえ、その行く末を案じてしまったりw。


 結局、最後の最後にとんでもないイロモノ爆弾が炸裂してしまったせいで、真っ当な芸を見た記憶が霧散してしまいましたがw、色々と堪能させていただいた次第。


 今回も21時半ころに終わったのですが、SMAPのドーム公演の終演とバッティングしてしまったようでドーム周辺は大混雑。だもんで、それを回避すべく適当にダベってたら帰宅が終電間際になってしまいましたとさ。どっとはらい

*1:スタミナ丼大盛り・肉3倍

*2:父のほうはネクタイ着用w