9/24 "鬼畜寄席〜芸人・病人・犯人〜"@野方区民ホール

 水曜は中野区野方までお笑いを観に行ってきましたよ。


 いつものように新宿のとらでudさんと待ち合わせてから、ねぎしでメシを食いつつ来月予定している雛見沢ツアーの詳細を詰める。もとより今回は参加人数が少なかろうがなんだろうが決行するつもりだったんだけど、やはり参加予定者と具体的な話をしだすと否応なしに盛り上がってくるなぁ、と。まだ現地に向かう交通機関の選択でちと悩んでるんだけど、最大の懸案は解消されたので、好意に甘える形にしようかと思案中。レンタカーにしろ新幹線にしろ、当初の思惑通りに事を運ぼうと思うなら残された時間はけして多くはないので、早めに参加者同士で協議し意見を一本化せねば。今週末くらいに時間を作れればなぁ。


 てなコトを語らってるうちに時間が過ぎ去っていったので、店を後にして一路西武新宿駅へ向かい、鈍行に乗車。途中、高田馬場で大挙して客が乗車してきたので面食らう。過去何回か同じ時間帯の乗ってるんだけど、だいたい空いてるのに・・・といぶかしんでいたら車内アナウンスがありまして、どうも信号故障かなんかでダイヤが乱れてた模様。納得。結局、普段よか早めの電車に乗ったにも関わらず、劇的に早く野方に着くことは無かったのでしたw。でも、幸い開場が若干遅れてたので入場待機列*1の最後尾に並び、無事入場。狙ってた席も確保出来たのでホックホク。開演までは間があったので、一旦会場の外に出てドリンクとかを購入し戻ってきたところ、鬼畜寄席のフライヤーを携帯で撮ってた比嘉さんと遭遇w。せっかくなんで土曜の比嘉さん企画についてちと伺ったりして軽く談笑。普通に「じゃあ次会うのはサンクリですかねー」なんて言いながら別れたんだけど、俺、比嘉さんに名乗ったこととか一度も無いんだよねw。まぁライブハウスとかに通ってると、そういう人の一人や二人は絶対できるもんだから、それに近い感じって言えばいいのかしらw?そのうち一度じっくりお話してみたいものですが、とりあえず土曜の比嘉さん企画は終演時間の関係上、ちと行けないかも。


 そんなサプライズもありつつ、開演時間を迎える。鬼畜寄席って出演者の数が少ないので個々の持ち時間がわりと長めになるんだけど、それが結構仇になっちゃうコトが多いのよねー。この日もそんなカンジで、ネタの止め時を見失ってグダる傾向が強く*2、全体的に切れ味に欠けた印象。そんな中、マイク要らずの大音声とネタとは思えぬ激昂っぷりを武器に、伏字にせざるをえない対象をアジりながら舞台はおろかフロアすらも縦横無尽に駆け巡った大本営八俵と、いつもの下ネタから一転、ラストは格闘技的バイオレンスへと変貌を遂げていたネタの展開が見事だった殿方充、ネタだと分かってはいるんだけど、笑えないにも程があるダジャレを連発する姿を目の当たりにすると、どうにも涙を禁じえない飯塚俊太郎らは気を吐いておりました。


 終演後の舞台挨拶で次回以降の鬼畜寄席の予定は不明ということと、苦肉祭がハルコロホールを出ざるをえなくなった経緯の説明がありました。鬼畜寄席の今後はともかく、ハルコロホールを使えなくなった経緯は予想を上回るものだったので、ちとビックリ。PunkやHCのライブでは「ライブ中の怪我は自己責任」っていうのが暗黙の掟だけど、それってやっぱローカル・ルールなんだなぁ・・・と再認識させられた次第。基本的に「転んでも泣かない」っていうのが所謂「アンダーグランド」の不文律だと思うんだけど、如何なものか。


 ローカル・ルールなんぞ正論を盾に取られるとぐうの音も出ないものですが、歪なルール、マナーの中でこそ育まれる何かもあると思うのです。勝手な願いということは百も承知ですが、正論を振りかざして土足で踏み荒らす前に、多少なりとも自分が踏み入れようとしてる世界の中の常識というものを学んではいただけないでしょうか?時にそれは理不尽としか思えないようなことであるやもしれませぬが、何故にその理不尽が守られ続けているのか?という点に思いを馳せてみるのも一興ではないかと。寛容な精神を以って未知の世界に触れてくださることを願わずにはいられない今日この頃。

*1:と言っても20人弱くらいw

*2:元気いいぞうとか