9/8 "ファンタジア 47"@お江戸上野広小路亭 / 9/9 "日本まな板ショウ"@新宿バイタス

 先週は月、火と連荘でお笑いを観てきまして。


 先ずは月曜。いつものように秋葉原でudさんと、そして珍しく都合がついたht君と合流し、シディークでカレー食ってから会場目指して移動移動。途中コンビニとかに寄ったりもしたので開場時間過ぎの到着となってしまったのですが、何故かウチらが最初の客だったりw。ウチの日記を定期的にご覧になってる方々ならご存知でしょうが、このファンタジアという企画は内容が内容なだけに来場者数の増減が少ないのですよ。基本固定客っぽいのばっかで、一定の客数の枠内で毎回微増微減を繰り返すっつーかw。この日も開場して暫くは前述したように寂しい客の入りだったのですが、開演前にはそこそこ動員が増えまして。


 そんなことより、この日は開演前にある事態に気付いてしまい、テンションガタ落ちだったり。なんと、ファンタジアの舞台上のデフォ装備であるはずのビニールシートが、影も形も見当たらず。これはつまり、今日は各種体液や蟲汁が飛び散るような出来事は起こらないというコトなのですか?マジふざけんな!って話デスヨ?何度か書いてますが、基本的にファンタジアってラストの「水戸の紋所」コーナー*1以外は正直劣化版苦肉祭ってカンジでイマイチなので、件のコーナーが無かったら絶対観に来ない企画なのですよ。それなのに、それなのに・・・。


 てなカンジでダウナーな気分のまま開演を迎えたのですが、出演陣も結構イレギュラーだったり。主宰のなべやかん世界のうめざわの二人が欠席のため、急遽銀座ポップ松尾アトム前派出所らが召喚されるという珍しい事態が勃発。でも、結果から言えばこの二人が一番面白かった。水島新司のモノマネという鉄板ネタを手にした松尾アトム前派出所は、この日も絶好調。水島新司にまつわる「あるあるネタ」をベースにしつつ、動きを取り入れたブリッジや視覚に訴えるフリップを駆使し、上手くネタを構築してるなぁ、と。こないだ深夜番組にも出てたし、そろそろあらびき団あたりに出てもおかしくないかもw。一方、久しぶりに観た銀座ポップは長年こだわり続けていたヒップホップ・スタイルではなく、アコギを携えての登場だったのでのっけから面食らう。しかも、パイプ椅子に腰掛け、意外な上手さで爪弾いたのがNirvanaの"Smells Like Teen Spirit"

だったので二度ビックリ。"Smells〜"を爪弾きながらいつもの「あるあるネタ」を口ずさんでいき、オチの部分でいきなり椅子から転げ落ち「a denial〜!!! a denial〜!!!」と叫ぶというなんともロックなスタイルに持っていかれまくりw。基本的なネタ自体は以前と変わってないんだけど、魅せ方一つで随分印象が変わるもんだなぁ、と感心しきり。フリー・トークのパートでも積極的に前に出てくるようになったし*2、意識改革的な何かがあったのかしら?ちなみに、翌日のまな板ショウではハマりすぎな幽霊姿に扮して同様なネタを披露。・・・迷走してるのかw?


 水戸の紋所コーナーは佐々木孫悟空を囲んでの座談会形式で、孫悟空がなんで蟲を喰うに至ったかの経緯を訊ねるというドキュメンタリー風味な体で始まったのですが、気がつけばいつものように孫悟空が蟲を喰ってたワケでw。油蝉はゴキブリと違って終始食べてるときの音がクリスピーなのね。ゴキブリは最初クリスピーな音なんだけど、途中からクチュってカンジの湿った音が混じるからなぁ・・・。R-1用のネタとかも披露されたけど、ビニールシートを敷かないずに済む程度のネタだとパンチ不足な感は否めず。むぅ。

 終演は21時頃だったのですが、その後ファミレスでしっかりダベってしまったので、ほぼ終電での帰宅と相成ったのでしたw。


 明けて火曜。この日はハコが新宿だったので、とらで待ち合わせて豚珍館でメシ食ってバイタスに移動ってな流れ。先ずは新宿に向かう電車でst君、とらでudさんと合流し、遅れて来るht君を待たずに豚珍館で夕食を摂る。すると、会場近くのNATで合流するはずだったht君もやってきたので、そのまま軽くダベってから会場であるバイタスに移動。このバイタスというハコには初めて足を運んだのですが、以前からお笑い用のハコであるにも関わらず何故か名前やロゴがSaint Vitus

にインスパイアされてるという奇特さに興味津々だったのですが、特にロックなテイストは感じられない普通の小劇場でしたw。席数は70弱だったけど、フロアは当然ガラガラ。でも、開演前にはそこそこ客が増えて、鍋茶屋コンフォールでやってた頃よか動員は増えたんじゃないかしら?


 この日は出演陣に欠席者が多く、楽しみにしていたチャンス大城も欠席だったので、ちょっとしょんぼり。でも、鬱屈したフリーター(おそらくw)の冴えない生活を描写した一人コントが冴えまくった横須賀歌麻呂*3や、久しぶりにコンビで観れて、改めてその面白さを再認識させられたデスペラード、そして初見だったけどキャラの濃さとは裏腹な地に足の着いた漫才を披露してくれたブルーベリー*4らが面白かったので好し。



 終演後は、近くの居酒屋で軽くダベってたら帰路に着いたのでした。

*1:ビニールシートを必要とするコーナー

*2:まぁ間とかは悪いんだけどさw

*3:オナニー描写のムダなディテールが泣けたw

*4:大雑把に言うと、ちょっと芸風がアンタッチャブルに似てるかも