8/10 "Burst Your Noise #34"@八王子Rinky Dink Studio / Lemmy / Dance With Me / Daybreak / The Cavity / etc.

 日曜は、八王子でライブを観てきまして。


 前夜、ant君を我が家に招き、Skypeを使って夏コミ対策のミーティングを行った結果、朝6時までグダグダと話し込んでしまいまして、帰宅するant君を見送り半失神状態で床に就いたのですが、起床したら13時w。この日の企画は15時半開始だったんですが、ウチから会場までは小1時間はかかるワケで、あんまちんたらしてるヒマも無く、バタバタと14時過ぎにお出かけ。幸い移動はスムーズにいったので、開演前に会場に到着。友人らと談笑してる間に開演時間を迎えまして。


 トップのLemmyは、終盤多少盛り返したものの、総じて真価を殆ど発揮出来ず。ライブは一期一会。たまたま不出来だったとしても、その日観に来た人にとっては、その不出来な一回がバンドの印象を決定付けてしまうコトもあるワケで。それを繰り返したくないのなら、もっともっと精進するしかない。初見の客をも巻き込んでみせるだけの力を身につけ、リベンジを果たして欲しい。頑張れ。


 2番手のDance With Meは、毎度のことながら素晴らしかった。のっけからFastなナンバーで疾走するというDWMとしては珍しい立ち上がりだったのですが、「意外・・・」と感じる以前にその爆発力に惹き込まれてしまいまして、早くも昇天寸前w。以降も新曲を随所に織り込んでいたのですが、いやもうカッコ良いのなんのって。シンガロング・パート満載の熱く男臭い哀愁のDWM節が炸裂しまくりで、沁みる沁みる。新曲の曲調のせいかどうかは分かりませんが、この日は出音がいつもとは比較にならないくらい太くそしてザラついておりまして、なんとも攻撃的。今までの楽曲もそれに引きずられてか若干テンポ・アップしてたりして、また違った魅力を放っており、新鮮に聴こえるというオマケつき*1。時流に流されない普遍性を持った、シンプルで力強く、そしてキャッチーな楽曲をひたむきに追求していくDance With Meの姿勢には、ただただ感服するばかり。最高です。頼むから、一刻も早く新譜をリリースしていただきたいw。


 途中、ちょろっと中座して階下のレコ屋に赴きEchoの新譜を買おうとしたのですが、未入荷でにょろーん。さらに、店内で見ず知らずの輩*2に上から目線で話しかけられ、ちょろっとご立腹。フレンドリーと無礼を履き違えてるような輩なんぞにかかずらわってるヒマなど無いので、適当に生返事であしらって退散。とりあえず、当分あの店には行くまい。不愉快な気分を解消すべく、そのまままんが王まで足を運び、各種単行本やティアマガを買ったのですが、その際、レジの傍らに早くも10月のサンクリのカタログが鎮座ましましていたので、思わず吹いたw。前回のカタログも結構早くから売り出してたけど、まぁ開催ギリギリに発売されるよか全然有難いので、そっと一冊手元に取り寄せた次第。夏コミ〜ティアのコンボが終わったら、ゆっくり目を通すとします。


 閑話休題、トリ前に登場したThe Cavityは、ex.Sense of Identityのササキさんが愛知県で結成した新バンド。MySpaceで聴いた限りではSense of Identityのポップな側面を前面に押し出したGuitar Popって印象だったのですが、実際に目の当たりにすると、Guitar PopというよりはGuitar Rockと形容するのが相応しいサウンドだったので、ちと面食らいました。セッティングの際にBig Muffが組み込まれてたので「あれ、どうすんのかね」とかst君らと話してたんだけど、ライブの際にはクリアトーンでキレのあるリフを弾きつつ、スパークする時には一気にマフを炸裂させるという実にメリハリの効いた音作りをしてて、予想だにしてなかったラウドなギター・サウンドが聴けて御満悦。一聴しただけでそれと分かるササキさんの作る独特のメロディ・ラインの瑞々しさは、Sense of Identity時代から変わらぬどころかますます磨きがかかっており、線の細いササキさんの声と相まって、いやもう青い青い。その青さの質は往年のアノラック系に通ずるものがあるような*3。セッティングやらトラブルへの対処やらに代表されるように色んな意味で拙さは残るものの、それを補って余りあるほど素晴らしい楽曲の数々を披露してくれました。この周辺では数少ない「また観たいバンド」が増えて、嬉しいかぎり。地道に、末永く活動して欲しいなぁ。良いバンドですので、要チェック。


 終演後は友人らとメシを食い、軽くダベってから帰路に着いたのでした。

*1:言うまでも無く、従来のverも最高なのだが

*2:我が者顔で振舞っていたから店員だろうか?

*3:あくまでも「青さ」の質が、であり音的に似ているワケではありません。念のため。