7/26 "Liveage vol.10"@新宿JAM / 高橋組 / Deeds Not Words / Navel / etc.

 土曜は新宿でライブを観てきまして。


 この日のライブは14時半開演で十数バンド出演するという個人的には全然嬉しくないタイプの企画だったんですが、幸いなことに入退場自由だったし、NavelDeeds Not Words高橋組といった観てみたいバンドが幾つか出演することもあって、重い腰をあげた次第。幸い事前にタイムテーブルを把握していたので、16時頃に登場予定の高橋組に間に合うような頃合で家を出まして、一路新宿へ。毎度お馴染みとらを経由してから会場であるジャムを目指したのですが、紀伊国屋書店近辺が交通規制を筆頭に妙にごった返してまして。何事かと思い周囲を見回してみると、なんかの祭り中だった模様。そんな雑踏を掻い潜り明治通りをほってほってと進んでいると、一通のメールが。見ればitさんからでして、曰く「今、PIG-Mさんを追い抜きました」とのこと。全く気付きませんでしたが、真横をNavelカーが通過していったそうでw。


 Navelカーに遅れること数分、なんとかジャムに到着し、ちょろっとNavelの機材の搬入を手伝ってから入場。有象無象のメロディック系バンドが大挙出演するし、このテのジャンルの企画とのバッティングも無いはずだから、フロアはごった返してるんだろうなぁ・・・やだなぁ・・・と微妙に重い足取りでフロアに踏み入ると、意に反してフロアはガラガラ。時刻が16時前っつーコトを鑑みても、なかなかお寒いご様子。近年のsnuffyフェスとかにも足を運んだことが無いんで比較出来ないんですが、レーベル企画のフェス的な企画って意外と動員が見込めないモノなのかしら?それとも・・・。ともあれ、高橋組に間に合ったので好しとする。その高橋組ですが、G×2、B、Dsという編成で、弦楽器隊3人がコーラスとvoxを兼任しているので、3本マイクを並べ、揃ってコーラスをキメる姿とかはなかなか絵になってましたね。持ち味のコーラス・ワークやギター・ワークなんかも音源のイメージを損なわないレベルを保てており、悪くないライブを見せてくれました。


 以降、See Her Toniteを除けばDeeds Not WordsとNavelというラスト2バンドまで特に興味のあるバンドは無かったので、友人と共に中座して近くのマックにしけこみ、延々夏コミのカタログ・チェックをしながらダベっておりましたw。一通りチェックを済ませ、頃合を見計らってジャムに戻ってみると、意外にも客の数は殆ど増えておらず、出演者も含めてようやくフロアが半分埋まるか埋まらないかってカンジ。まぁ立錐の余地無しだとしんどいんで観る側からすれば楽っちゃ楽なんですが、やる側のことを思うと喜んでばかりもいられないっつーか。


 そんな中、Deeds Not Wordsを拝見。実は初見&初聴のバンドなんですが、itさんが結構推してたので観てみようと思った次第。結果から言えば、メロディック系としては珍しく「また観たい」と思わせてくれたナイスなバンドでございました。てっきりUK寄りの音かと思ってたんだけど、翳りこそあれどそんなに湿っぽくないメロディとドライでキレのあるドラミングのせいか、個人的には後期Hot Water Music辺りを彷彿とさせられました。それと、メンバーがちゃんと全員熱いトコが気に入りまして。あたしゃ音源とライブは別物っていうバンドのほうが好きなんで、ライブでは多少粗かろうが熱を帯びた音が聴きたい・観たいのです。このバンドはメロディック系にしては珍しく、そういった欲求を満たしてくれました。良いバンドだなぁ。

 で、Navel。前回観た際には正直イマイチだったのですが、この日はやってくれました。ここ最近のNavelのライブは端整にまとめるか暴走して瓦解していくかの2極化の傾向が強かったのですが*1、この日はイトウさんが暴走2歩手前くらいのテンションをほぼ終始キープし続けていたので*2高値安定。音源準拠なスタイルが好きな人も瓦解寸前の緊張感が好きな人も両方が楽しめる理想的なテンションでライブがやれてたんじゃないかしら。それが証拠に、ウチらが口火を切らなくとも自然発生的にモッシュなどが巻き起こり、フロアの熱気も良い塩梅。ワタクシも調子に乗って軽くはしゃいだところ、ふとした拍子に古傷の膝が「バキッ!」と鳴りまして、鈍い痛みが・・・。幸い、一歩も歩けないって程のダメージではなかったので、以降はモニターに体を預け極力痛めた足に体重をかけないようにして急場を凌ぎまして。途中幾度となく体を動かしたい衝動に駆られましたが、夏コミという一大イベントを控えてる身としては刹那的な衝動に身を委ねるわけにもいかず・・・。しゃーないので、ただただ体と頭を揺すりながら楽しんだ次第。Navelの出来が良かっただけに、歯がゆい思いをしましたw。

 終演後は幸いにも社長カーで送ってもらえたので膝への負担は最小限で済みましたが、関節の可動域は限定されてたし膝の違和感は禁じえないしで、ライブの楽しさも半減。それどころか漠然とした不安を抱えたまま床に就くしかなかったのでした。


 後日譚になりますが、件の膝は月曜夜、女座り的姿勢でストレッチをしてたところ、不意に「バキッ!」という音ともに関節だか骨だかがハマりまして、まだ完全復活には程遠いですが違和感が無くなって一安心。夏コミの頃には問題なく動き回れるのではないかとw。

*1:ちなみに、暴走型のケースのほうが盛り上がるw

*2:時折やり過ぎて瓦解しかけたケドw