6/20 "漫才バカ一代 第25幕「漫才バカヂカラ」"@文京シビックホール 小ホール / 元・無免許ライダー / 東京ペールワン / U字工事 / ナイツ / 西麻布ヒルズ / 米粒写経 / POISON GIRL BAND / ペイパービュウ

 先週の金曜は、お笑いのライブに足を運びまして。


 3月の漫バカはNavelのライブとバッティングしてて行きそびれたので、昨年以来の漫バカだったり。会場の最寄り駅が水道橋ということもあり、いつものようにudさんとは秋葉原で合流することに。でも、その前に買い物とかがあったので、ちと早めに家を出まして16時半頃に秋葉原着。まずはメロンでちょろっと買い物してから、Skype用のヘッドセットやwebカメラを物色すべくソフマップに寄ってみたのですが、コーナーを覗いてちと面食らう。ヘッドセットに安価なブツがあるのは得心いくけど、webカメラも¥10000はおろか¥5000以下のブツがごろごろしてるとは思わなんだ。最安値を選べば両方買っても¥5000で釣りがくるよ・・・。一瞬衝動買いしそうになりましたが、自重自重。とりあえず「いつでも気が向いたときに買える値段」であるという事実を把握するだけでOKなのです。


 つーワケでソフマップを後にし、udさんと合流してからシディークでカレー祭りっつーかナン祭りを開催。前回来たときは2Fで食べたんだけど、この日は人手不足で2Fは閉鎖してたそうで、1Fで食すことに。店員さんに髭について弄られたりしつつ、ナンをもりもりといただく。前回来た時よりもナンが熱々&サクサク&もちもちだったので、黙々とナンをちぎっては喰らい。ちぎっては喰らいを繰り返し、一定時間ごとに「すいませーん、ナンおかわり!」という声を発するだけのマッスィーンと化してしまいましたとさ。


 全身をカレーで満たした後、ちょろっととらに寄ってから、水道橋に移動。開場時間前には会場に着いたのですが、そこには既に開場待ちの老若男女が列を成して、今や遅しと開場を待っておりまして。基本、苦肉祭のメンツと大差ない出演陣なんですが、何故にこうも漫バカは市民権を得ておるのか、いつ来ても謎・・・などとつらつら考えてるうちに開場。適当に陣取り、用を足したり物販を覗いたりしてから席に戻ると、370席ちょいある席がほぼ満席。壮観だなぁ・・・と感心してるトコに、前説担当の元・無免許ライダー*1の二人が登場。でも、フロアのドアは開けっ放しだし、客電が落ちるワケでもなしってカンジなので、なんとも微妙な滑り出しw。元・無免許ライダーのボケであるセクシー川田は苦肉祭のレギュラーなんでお馴染みなんですが、相方さんは初見。つーか、コンビとして観るコト自体初見w。前説と称しつつも軽くひとネタ披露してくれたんですが、セクシー川田をピン芸人と認識しちゃってるせいか、ツッコミが入ること自体に違和感を覚えちゃったりもしたりw。でも、別段ツッコミが「いらない子」という印象は全くなかったので、とにかく何度かコンビとしてのネタを観てみたいっていうのが正直なところ。


 前半戦で印象的だったのは、ゲスト出演のナイツはなわの弟がボケとして在籍してるコンビっつったほうが分かり易いか。最近ちょこちょこテレビにも出てますが、この日披露したネタもテレビでお馴染みの言葉遊び系だったので「あんまネタ持ってないのかなぁ」などと思いつつぼんやり観ていたのですが、これが存外に面白かった。途中まではテレビでも使えるような言葉をチョイスしてたのですが、徐々に毒や下ネタなんかも織り込んできて、きっちりと「舞台ならでは」のネタに仕立て上げてくれました。なかなか侮りがたし。続く西麻布ヒルズは、サンミュージックという大手事務所に移籍したにも関わらず、ネタのほうは相変わらず一生テレビに縁が無さそうなブラック極まる差別/偏見ネタのオンパレードで、いやもう酷いのなんのw。でも、そういう飛び道具を武器にしたキワモノってだけじゃなくて、ちゃんと漫才としての下地っつーか地力があるから、きちんと幅広い年齢層から笑いが取れるんだよね。とは言え、櫻井市長の黒すぎるモノマネ*2はやりすぎだと思ったw。POISON GIRL BANDはテレビで観ると印象が薄いんだけど、舞台で尺の長いネタをやらせると抜群に面白い。今回もそんな特性を如何なく発揮しておりました。完全に時代に逆行した特性だけど、今後も頑張っていただきたい。トリのペイパービュウは、相変わらず見た目がが迷走を繰り返すも、比較的コース=ネタからズレなかったせいか、持ち味の不安定さを発揮しつつも比較的初めての方でも分かり易いスタイルでやれたのではないかと。終盤のローリング・クレイドル〜シャイニング・ウィザード*3のシークエンスも眩かったしねw。企画コーナーはU字工事の単独企画で、地元栃木をヨイショするってなネタでして、地元の名所や特産品をスクリーンに映しながら随時それをネタにして漫才を組み立てていくというスタイルだったんだけど、適度な訛りとベタさが地味な画像と相まって、想像以上に面白かった。アングラお笑いの世界だとベタって結構避けられがちな気がするんですが、こうやってベタな笑いを目の当たりにすると素直に笑えてしまうモンなのよね。奇を衒ったりエッジを効かせたりするだけが笑いじゃないぞ、と。


 ラストは、毎度お馴染みマキタスポーツ・・・のはずなんですが、現在ツアー中のため出演出来ず、自宅で子供たちと戯れながらの釈明ビデオ出演となり、代わりに西麻布ヒルズ千太郎が、映画「少林老女」の主題歌である演歌を口パクで熱唱して〆。久しぶりの漫バカだったけど、しっかり楽しませていただきました。


 終演後は、特に特に寄り道などせず帰路に着いた次第。

*1:ex.無免許〜ではなく、「元」もコンビ名w

*2:敢えてなんのモノマネかは伏せる

*3:つーか、ドラゴン・キックに近かったようなw