6/1 "ぷにケット 17"@大田区産業プラザPiO

 日曜は即売会に行ってきまして。


 通常の即売会は早く会場に着いたほうが当然入場も早くなるから有利なのですが、ぷにケは入場方法が独特なので、おっとりがたなで向かっても大丈夫なのです。通常の即売会だと会場に早く着いたほうが早く入場出来るのですが、ぷにケの場合は会場1時間前くらいまでは列形成すら行われないのですよ。で、だいたい開場1時間前くらいになったら6列の待機列を作り、その列の先頭の人がくじをひき、そのくじ引きの結果によって入場順が決定されるってな寸法。先着順の入場方式だと早朝、場合によっては深夜から人が溜まってしまうので会場周辺からの苦情も入りやすくなってしまうのですが、全ては運任せというこのシステムだと始発で来る意味など無いので、早朝から来る参加者も減るワケで、運営側の負担は減って万々歳。たかが苦情如きと侮るなかれ。そういう対策を怠っていると、最悪の場合、会場を借りれなくなるケースに発展する場合もあるワケで。色々意見はあるだろうけど、イベント会場を確保出来なくなったら元も子もないので、ぷにケ方式は悪くないと思う。同人誌も大好きですが、「即売会」というイベントそのものが、もっと好きなのです。あたしゃ古いタイプなので、やっぱ可能な限り現場で買いたいのですよ。


 ともあれ、小田急〜南武〜京急というラインで会場の最寄り駅である京急蒲田に到着し、ほぼ10時に会場着。程なくしてant君と合流したところで列形成が始まったので、別々の列に並ぶ。一緒に並んで開場までくっちゃべりたいのは山々なれど、それだと入場順も一蓮托生になってしまうので、却下却下。キャッキャウフフ・タイムを蹴ってでもいち早く入場出来る可能性に賭けたいお年頃なのです。そうこうしてるうちにyki君も合流し、6列中3列にcrewを配置することに成功。初夏の陽射しに焦がされながらメールで分担の調整をしてるうちに入場順を決めるくじ引きタイムに突入。結果、ant君の列が身内では一番早く入場出来ることになったので、初動サークルをant君に託し、分担が確定したところで開場。あたしゃ身内では2番手の入場だったので、次点のサークルに向かったのですが、このサークル、カタログ未掲載&付属のマップに記載されてない配置場所だったにも関わらず、既に結構人がたかっていたので慌てて並んだのですが、運悪く1限。オーダーは4だったので、初動サークルがまだ来てなかったから急遽こちらに回ってきたant君と共にループを試みるも、数人前で完売。無念。


 以降は島中のサークルをちょろちょろと巡る。幾つか時限があったけど、概ね欲しいトコは入手出来たので、時限待ちを兼ねつつフロアを端から巡り新規開拓に勤しむ。ぷにケは結構今まで見落としてた素敵サークルと巡り会える可能性が高いイベントだし、ジャンルが限定されてるが故に参加サークルに熱いトコが多いので、つらつらと眺め歩いてるだけで楽しかったりするのですよ。今回もご多分に漏れず良い出会いがあったので、御満悦。ひとしきりフロアを練り歩き、開場後にやってきた羊歯君とも合流したし、時限サークルの回収なんかも済ませたところで撤収。PiOのイベント後に必ず立ち寄るようになったラーメン大蒲田店に赴くべく13時過ぎに会場を後にしたのでした。


 件の店舗は最近移転したのですが、東口に移転したのでPiOから向かうと若干近くなったというw。幸い、迷うことなく辿り着けたのですが、外装及び内装の余りの変わりっぷりに一同呆然。旧店舗は狭いわ小汚いなわで「男のメシ屋」ってカンジだったのですが、新店舗はオシャレなラーメン屋風な内装になってる上に店内が広く座席間隔もゆったりしており、なんかもう別の店に迷い込んでしまったかのような居心地の悪さを感じてしまったのはワタクシだけでしょうかw。でも、店内こそ広くなりましたが座席数はさして増えるでもなく、相変わらずカウンター席のみの構造なためデッドスペースありまくりという、なんとも不思議な様相を呈しておったのですが、作り手さんが一人しかいないんだから座席数を増やす道理も無いことに気付き、一人納得。蒲田の大に来るのは久しぶりだったし、傍から見る分には野菜マシでも結構な量に見えたので、「ラーメン大盛り野菜マシ」という控えめな量をチョイス。結果的にこの選択は失敗でした。一見野菜は多いんですが結構茹でちゃってるので歯ごたえが弱く、顎が疲れないからすいすい食べれちゃうんですよ。味付けも良く言えばマイルド、悪く言えばパンチが弱い味付けに変化しており、これまた量がいけちゃう仕様。前はもうちょっと濃かった気がするんだけど・・・。ちなみに、豚は二郎のそれに近くなっており、改良された印象。つーワケで、一抹の物足らなさを禁じえない中、完食。次からは野菜マシマシを頼もうと心に近い店を出たのですが、満たされぬ食欲を満たしたくもあったし、個人的に再度ぷにケ会場に戻らねばならぬ用があったので一旦離脱し、単身松屋に乗り込んで豚丼を食してからPiOを再訪。所用を済ませた後、速やかに皆が集ってるブックオフに向かったのでした。


 ブックオフを出た後は、「とりあえずどっかで腰を下ろして一服しよう」ってコトになったので適当な店を探したのですが、午後のティー・タイムとバッティングしてたせいか、行く店行く店混んでいて、なかなか安住の地が見つからなかったので、蒲田を諦め約束の地秋葉原へ移動。素直にタニマに行けば良かったものの、ドリンク・バーでガブ飲みしたいという浅ましい欲望に身を委ねてしまっていたワタクシは率先して皆を某店に連れていったのですが、そこが結構混んでまして、にょろーん。つーか、ファミレス風情が予約席っぽい席を用意してるってどうよ?それ以前に、デートのディナーを秋葉原で済ます神経がよく分からない*1。ちょっと電車に乗れば有楽町とか銀座に行けるんだから、そういうトコのレストランに行けよ!つーか、そんな男とはとっとと別れちまえ!!などと理不尽な怒りに身を焦がしておったのですが、結局待てど暮らせど喫煙の4人席が空かなかったので撤退。時節柄外でも過ごしやすかったのでスーパーで適当に買い込み、一応人目を忍んだ某所にて暮れなずんでいく街並みを愛でるという社長スタイルでchill out。もうちょっと暑くなったら路上なんぞ御免蒙るってコトになるんで、そう思うとたまには路上も悪くない。途中でant君が離脱したけど、残る3名は日が落ちるまでダベりまして、そのままディナー・タイムに突入。当初の予定ではねぎしにするつもりだったんだけど、意外にも混んでいたので予定変更。yki君オススメであるシディークAkibaカレー館に潜入。当然店の存在自体は知っていたのですが、外観がいかにもチープだし「Akiba」とか銘打ってる時点で微妙に信用出来ない印象を持っちゃってたので今までスルーしてた次第。


 正直、半信半疑で入店。カレーの種類が豊富でちと絞りきれなかったので、ここでもyki君のオススメに従いとり皮カレー&ナン食べ放題のセットをオーダー。程なくして、ぶっきらぼうな店員さん*2が持ってきたトレイの上には、やたらデカいナンと、それに反して妙にこじんまりとした容器に盛られたカレーが載ってまして。そのカレーの少なさに若干眉をひそめつつ、とりあえずナンをちぎってカレーに浸して食してみたところ、目からウロコがボロボロと落ちまくり。美味い。実に美味い。カレーは、スパイシーでパンチが効いてるんだけど味わい深く、ナンにちょっとつけるだけでも充分カレー本来のフレーヴァーや味を堪能出来る仕上がりで、ここ最近食べたカレーの中ではベストな味わい。ナンも、外側はクリスピーなれど中はアリア社長のぽんぽんばりにもっちもちで、歯ごたえ&食べごたえ充分。前述したように、昼食にラーメン大の大盛り野菜マシ&松屋豚丼を食べており、ダベりタイムの際には野菜ジュースを1リットルほど飲んでいたにも関わらず、余りの美味さについついナンを3枚食べてしまいました。こんなに美味いカレーを食べに来ると分かってたら、もうちょっと事前に食べる量を調整して、もっともっとカレーを堪能したかったのに・・・ッ!美味いカレーに出会えた歓びと忸怩たる思いが交錯するという、えも言われぬ気持ちに苛まれてしまいました。俺のばか!ばか!ま○こ!早ければ土曜のSpyレコ発@秋葉原Revoleの際にでもリベンジする所存。


 つーワケで、どうにも食べすぎ感漂う一日でございましたが、毎度のことながら実に楽しゅうございました。

*1:や、別にカップルが予約してたという証拠はどこにも無いんですがw

*2:日本の方じゃないので、その態度に特に疑問も持たずw、むしろ好ましく思っていたのですが、普段はもっとキビキビ働くサービス業向きの店員さんが働いてると聞き、ちとガッカリw