4/21 Spectrum@新大久保Earthdom

 先週の月曜は、新大久保でライブを観てきましたよ。
 

 週末出歩いたツケが若干溜まってた上に急ぎの仕事が入ってしまったので、前売りは買ってたもののライブ行きは初手から諦め、粛々と仕事に専念していたのですが、yki君から「Spectrumは21時ごろの出演」とか、「何、こんなセッティング観たことない!」といった心揺さぶられるメールが何通か舞い込んできた結果、徹夜仕事も辞さず、という悲壮な決意を固め、殆ど部屋着同然の格好で家を飛び出し、電車に駆け込んで一路新大久保へ。


 小1時間ほどかけてEarthdomに到着し、そそくさと入場すると、ドアを開けた途端人の壁が目の前に立ちふさがってまして、ちと面食らう。当日券完売っていうのは伊達じゃないのね。既にトリ前のグループの出番で、しかも終盤に差し掛かってた模様なので、先にドリンク・チケットを消化してしまおうと思い、人ごみを掻き分けながらバー・スペースに退避し、そこで適当に時間を潰す。程なくして演奏が終わったらしく人の流れが活性化したのでフロアに舞い戻り、適当な位置に陣取ってSonic Boomの登場を待つ。ステージの中央付近にテーブルが設置されており、その上にキーボード*1サンプラー、リズムボックス、ミキサー、エフェクターなどが所狭しと並べられており、足元にはギター用のチューナーと、もう一個エフェクターが置いてあるだけ。意外だったのは、使用機材の殆どが、ごくごく普通に今でも流通してる代物ばかりだったってこと。レアな機材を使ってるのかと思ってたので、意外っちゃ意外。


 てな具合に機材を見て感心してるトコにSonic先生登場。普段着すぎるほど普段着な出で立ちが微笑ましい。しかし、Sonic先生以外に誰も出てくる気配無し。あら?一応Spectrum名義での来日だし、フライヤーにはPeteの名も載ってたけど・・・?といぶかしんでる間にスタート。情報拾ってなかったから知らなかったけど、今回は一人なのか。でも、音源で慣れ親しんだ音色を見事に再現してるし、ディレイを効かせすぎてるおかげで声も楽器化してたので、Spacemen 3的な緩やか且つ穏やかなサイケデリック感は醸し出されており、今回に限って言えばバンド編成じゃなくても全く違和感無し。ただ、思い入れ云々を差っ引いてしまうと、ナマで観なきゃならない必然性を感じなかったのも、また事実。キーボードの演奏にクリップ状のモノを使用してたことや、ミキサーでの細かいパラメーター調整といった演奏時の工夫を観るのも一興ではあったけど、瑣末っちゃ瑣末なことだしなぁ。ま、思い入れたっぷりのファンが大多数を占めてただろうから、そういう人たちには忘れられない一夜になったのではないかと。ファンの期待を裏切らない出来だったとは思えたし。


 終演後はとっとと帰宅し、翌朝8時頃まで仕事してから泥のような眠りにつきましたとさ。どっとはらい

*1:大小2つ