4/18の記憶

 先週の金曜は小岩でライブをしまして。


 昨夏以降は「機材が重いのがイヤ」という理由から、バンドの音エフェクター不要なスッカスカでへちょい音に変えていたのですが、今回はなんとなく轟音を出したい気分だったので、久方ぶりの爆音路線にしてみようと思い立ちまして、前日自宅で使用機材の選定作業をしてみたり。とりあえずフルセットに近いラインナップで機材を繋ぎ、そこから試行錯誤を繰り返してなるべく機材を減らす努力をした結果、従来のラインナップよか少なめな

BEHRINGER ミキサー 1002FX

BEHRINGER ミキサー 1002FX

DAN-ELECTRO DJ-22/BLACK LICORICE/BEYOND METAL

DAN-ELECTRO DJ-22/BLACK LICORICE/BEYOND METAL

ARION SCH-Z コーラス

ARION SCH-Z コーラス

ARION アリオン Analog Delay アナログディレイ SAD-3

ARION アリオン Analog Delay アナログディレイ SAD-3

JIM DUNLOP GCB95 ギターエフェクターペダル

JIM DUNLOP GCB95 ギターエフェクターペダル

という布陣をチョイス。機材は減りましたが、コーラスとディレイはループさせ、さらにミキサーでもループさせることによって、それなりに奇天烈な音を得ることが出来たので、まぁなんとかなるんじゃないかな、と希望的観測を持ち、翌日に備える。


 明けて金曜。午前中に来るはずだった排水管の高圧洗浄の業者が遅れたため、リハに間に合うように家を出れるかどうか気を揉んだりもしましたが、なんとか間に合い、安堵。そしてそぼ降る雨の中、ギターと機材を詰めたショルダーバッグを携え、おっとりがたなで小岩に向かう。ノイズを出さなくなってからはリハをパスしてたのですが、ここひと月ほどスタジオに入ってないし、轟音を出すのも前述したように昨夏以来なため、さすがに今回はリハをやっとこうかと思った次第。例によってアンプを4台使い音を出してみたんですが、やっぱ歪んだデカい音を出すのは単純に心地良いなぁ・・・と軽く悦に入りつつリハを終了。他の出演者は誰も来てなかったので、しばしeM SEVENを離れ、行きつけの床屋で3ミリに刈り込んだり、DISCOで話し込んだりしてるうちに開演。


 この日印象に残ったのは、VomitukとWho $hit。Vomitukはメンバー・チェンジしてからは初めてだったのですが、新しいドラムの方の鬼神の如きドラミングから目が離せない。キレとパワーを併せ持ってる上に「寄らば斬るぞ」的な凄まじい殺気めいた気迫を漲らせており、圧巻。あれを拝めただけで、小岩くんだりまで行った甲斐があったというもの。ただ、あのドラミングを活かすにはフリーキーでノイジーな即興性の高いスタイルよか、もうちょっと楽曲っぽい要素を持たせ、緩急なんかも織り込んだほうが一層面白くなりそうな気はしました。


 Who $hitは、結構速い曲主体で押しまくり。この日はベースがヘルプで、Encroachedのノブサカさんが担当してたので、パっと見 Encroached with ワタゾウさん的に思えてしまったのは、ココだけのヒミツだ(笑。ミッド・テンポ主体で燻し銀な魅力満載で攻めるWho $hitも渋くて素敵なんですが、速い曲でガンガン押してくるスタイルもカッコ良いなぁ。ウチの相方が上機嫌で酔っ払って無駄に絡みまくってきてたので、そのお守りをしつつ観てたおかげで今ひとつのめりこんで楽しめなかったのが悔やまれるw。


ウチらは、まぁいつもどうり。珍しくフロアに人がいたから、人に音が吸収されてしまい、体感的には音が小さめに思えてしまったのが悔やまれる。やっぱイコライザーやブースターは必要だな。


 それはさておき、この日のライブで個人的には大収穫がありました。以前ohさんのご好意に甘えワウを譲っていただいて以降、ノイズをやる際には欠かさずワウを使っていたのですが、自分の扱いが悪かったのかワウを任意でコントロールすることが出来ず、効いたり効かなかったりってなコトが頻繁にありまして。その都度、パッチケーブルやシールドを替えてみたり、ワウ単独の電源を確保したりと色々対処してみたのですが効果は無く、「ワウが効くや否やは、やってみないと分からない」という、いきあたりばったりにも程がある状態で使い続けてたワケで、この日も絶賛不調中。それでも気にせず音を鳴らし続け、効かないと分かりつつも戯れにワウをグっと踏み込んでみたところ、それまで単調だった音に心地よい変化が加わりまして。もしや、と思い今一度踏み込んでみると、変化が止んで元の音に。


 ・・・これはつまり、ワウにはスイッチがあって、機能を活かすためにはそのスイッチをいれなければならないというコトデスカ?ワタクシ、そのスイッチも入れずに効いただの効かなかっただのと騒いでいたというコトデスカ?思えばワウの先端部にスイッチがあるのを何度も視認してるはずなのに、その機能に今の今まで思いが及ばなかったのは何故ナノデスカ?

  ブス…  ∫ ;′ ∫  ,;′
   ブス…',. -――-゙、  ;'  ジジジ…
    ;  /      へ `>、'; ∫
   _;'___{.  ,>-/、/=;´イヽ;'_
  /三三j='rー、\_>、)_?, >;;〉三'`、ジジ…
 /三三└'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、
 囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
 囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
 ◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎


 ちなみに、帰宅してからohさん直筆のワウの取説を読み直したところ、当然スイッチの解説も記されてまして、思わず自分に対して「ばか!ばか!ま○こ!」と罵らずにはいられない今日この頃。もはやドジっコどころでは済まされない己がアホさに今だから嘆きもできますが、正直申し上げまして、ライブの最中にワウの機能に気付いた時は「これでこれからはいついかなる時にも思うがままにワウが使える!」ってな歓喜に満ち溢れまして、さながらアルキメデスの如く「ευρηκα」と内心叫んだとか叫ばなかったとか。


 ともあれ、珍しく賑やかな企画でやらせていただき、楽しゅうございました。