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　特に深い理由は無いのですが、ここんとこ、ちょこちょこメタルを聴くようになってきまして。あたしゃ世代的にメタル直撃世代ですんで各種来日公演にも足を運ぶ程度にメタルはたしなんでおったのですが*1、様々な要因が絡んだ結果*290年代初頭にはメタルから遠ざかりまして、以来手持ちの音源すら聴かなくなった次第。ですが、なんだかんだ言っても元々好きだっただけに、現在進行形の音楽としてはチェックしないまでも、手持ちの音源やかつて知ってたバンドの音源なんかは聴きなおすようになりまして。
　で、ここ暫く音楽的に非常に保守的な傾向が強まっており、個人的に危惧しておるのですが、そこでふと閃きまして。ﾜﾀｸｼがメタルから遠ざかった理由の一つにThrash Metalの衰退を挙げましたが、それに伴うもう一つの理由がありまして。それは、Death Metal嫌悪症。Death Metalっつーか所謂「デス声」がダメだったのですよ･･･。当時リアルタイムでDeathの1stや

Scream Bloody Gore

Obituaryの1st

Slowly We Rot

なんかを聴いたのですが、即座に「無理」と判断ｗ。なんつーか、生理的に受けつかなかったはずなのですが、Carcassは普通に聴いてたんで*3、今となってはなんでそこまで嫌悪したのか我が事ばがら知る由も無いのですが、「Death Metal＝無理」という図式のみが脳内に強烈に焼きついてしまい、以降長きに渡ってDeath Metalを嫌悪し続けておったのです。そして、「Death Metalが無理なんだからBlack Metalなんぞもっての他」と勝手に思い込み、Black Metalに至っては殆ど聴かず嫌いを貫いていたという･･･ｽﾏﾇｽﾏﾇ。
　途中何度か「物は試しに･･･」と思い、中古盤のセールとかでちょこちょこDeath MetalやBlack Metalの音源なんかも買ってみたりはしたのですが、二束三文で叩き売られてるようなバンドの音源だったせいか、あんまピンとこなくて、また足が遠のき･･･ってなコトを繰り返しておったのですが、21世紀前後から漸くﾜﾀｸｼも多少懐が深くなりまして、徐々にデス声も許容出来るようになり、近年遂に克服。晴れてDeath Metalも聴けるようになったのですが、時同じくして自分の音楽の嗜好が徐々にソフトになっていってしまい、結果的にまたしてもメタルから遠ざかるハメになったという･･･ｗ。
　ところが、なにきっかけは自分でも不明なのですが、ともあれ最近「メタルを聴きたい」と思えるようになってきたので、ここぞとばかりにあれこれ聴き始めまして。とりあえず、当時蛇蝎の如く嫌っていたObituaryがカッコ良くてビックリだｗ。

　まぁ、今聴いてるのが2ndだからってせいもあるんだろうけど*4、

コーズ・オヴ・デス

こうなってくると敢えて1stをもう一度聴いてみたくなるのが人情。でも、1stは当時の友人にあげちゃったので、手元に無いのねん。今度レコミンツで探そうｗ。
　それと、Cannibal Corpseがすんげーカッコ良いんですが。

Eaten Back to Life

叙情性とは無縁なゴリ押し突貫スタイルで、ヒステリックなギター･ワークにシビれまくり。曲が短いトコもミソ。これで6分やられたら速攻飽きそうだけど、だいたい3分弱というポップ･ミュージックのマナーに則った長さなんで、アルバム一枚くらいなら飽きずに聴ける。

　あと、ベッタベタですがDragonforceは結構気に入った。

Valley of the Damned

　ﾜﾀｸｼの世代的に評するなら、Power Metal meets Shrapnel Recordsってトコかしらｗ。ライブで観ても面白くないけど、音源では過剰っぷりが存分に堪能出来るので、なかなか。基本的に音を削ぎ落としていく手法が好きなんだけど、ハンパなく過剰な音っていうのも面白いぞ、と。

　他にもあれこれ聴いてるんで、ぼちぼちネタにしていこうかと。

*1:MetallicaやMegadeth、NukesなどのThrash系のみならず、WingerやWhitesnake、Blue Murder等、Hard Rock系にも結構行ったりしてるのねんｗ

*2:Thrash Metalの衰退とか、排他的な傾向にあるメディアやファンに嫌気がさしたりとか。某B!誌の編集後記におけるグランジ･バッシングは、今思い出しても反吐が出る。

*3:無論、"Heartwork"以前。つーか、いまだにちゃんと"Heartwork"聴いたコト無かったりｗ

*4:2ndからバカテクなギタリストが加入したそうで