2/26の記憶

 先週発売になった

電撃G's Festival DX (ジーズフェスティバル・デラックス) 2008年 04月号 [雑誌]

電撃G's Festival DX (ジーズフェスティバル・デラックス) 2008年 04月号 [雑誌]

を求め、昨日は新宿〜町田と行脚して参りました。
 そもそも、件の雑誌に大して興味を持ってなかったのがケチのつきはじめ。「提灯記事満載の雑誌なんぞ買わんでも、既にソフト本体の予約を済ませてるワタクシは勝ち組」くらいなカンジでオタ的セレブ感に浸っておったところ、ふとした拍子にネットで件の雑誌の付録というかもはや本体と言っても過言ではないタマ姉のおっぱいマウスパッドの画像を目の当たりにしてしまい、昇天。思わず、味皇様ばりのテンション「エーローいーぞー!!!」と叫びたくなる衝動に駆られたってな寸法。
 駄菓子菓子、気付いた時は仕事でテンパってる最中だったので外出してる間などあるはずもなく、泣く泣く仕事に専念するという致命的な選択ミスを犯す。ワタクシ、基本的にモノは直接ショップで買いたいという旧世代丸出しな嗜好の持ち主でして、「ショップで買える可能性があるうちはネット通販に頼りたくない」、という意味不明な負けず嫌い魂を秘めているワケで。だもんで、この時も*1若干の時間を割いてネット通販をしておけば労せずして確保するコトが出来たのですが、まだ「探せばみつかる」程度の騒動でしたので高を括ってしまい、「仕事をひと段落させ、週明けにゆっくり探すか」と考え、特に保険もかけずに仕事に戻ってしまいまして・・・。
 明けて月曜。仕事も片付いたので、ちょろっとネットで情報を仕入れてから買いに行こうと思ったのですが、各種スレのログを見ていくうちにどんどん青ざめていくワタクシ。そこには、ワタクシ同様後手に回った連中の悲痛な叫びが切々と綴られておりまして、状況が予想以上に悪化してるコトは明白。事ここに至って漸く自らの致命的な失敗を悟り、慌てて各種通販サイトに吶喊するも、当然ながらことごとく完売・・・さもありなん。とは言え、あからさまに劣勢ではありますが、微かな可能性は残されてるワケで。
 ワタクシが在住してるのは、都下。都心の専門店はブツも多量に入荷しますが、その分客も押し寄せるため、結果的に早期完売し易い。ところが、地元の本屋の場合、端から選択肢に入ってない場合が多く、見落とされがちであるが故に意外とお宝が眠ってたりするケースもままあるワケで。ウチの近所の本屋とかはその典型で、街の本屋ではそもそも入荷されないコトもある秋田書店の単行本とかも冊数こそ1〜2冊程度ですがマイナーなタイトルでも欠かさず仕入れてくてるので、今回のブツもあわよくば・・・。世の中そうそう上手いコトいかないっていうのは骨身に沁みて分かってはいつつも、淡い期待にすがらなければ前へと進めないのです。
 ともあれ、ネットが頼りにならない以上、家でウダウダしてても状況は打開されないので、意を決して町に飛び出し、近場の本屋を都合7軒巡るも、全滅。この絶望的なシチュエーションを前にして、ワタクシのドM心が発動。撤退するどころか、進んで業火に焼き尽くされる道をチョイス。とりあえず魔人に連絡を入れ、のび太くんばりに泣きついて某地方で探してもらうコトにしまして、ワタクシは早々にこの日の探索を諦め、帰宅。我武者羅に当て所なく探し回るという選択肢もありましたが、それでは空振りに終わる公算が高かったので、さらに情報を収集してから明日改めて出直すコトにするため、明日分の仕事をこの日のうちに片付けてしまおうってな魂胆。
 幸い、なんとか仕事のメドは立ったので、昨日もタマ姉狩りに出発。先ずは、新宿を目指す。本屋の数が多い町なんで、場末のエロ本屋とかには残ってるんじゃないか・・・と一縷の望みを託してみたり。ゆらり揺られて新宿に無事到着し、とらを起点にあちこち巡る。最近はとらくらいにしか寄らないんだけど、そこは勝手知ったる町ですんで、たちばな書店翔壱書店ビックカメラ裏のエロ本屋と経由してから新宿書店へ・・・と思いきや、新宿書店が入ってたビルが、その区画ごと丸ごと無くなってまして、面食らう。新宿にとらが出来る前は、よく足を運んだものでした・・・。しゃーないので、そこは飛ばして本命ゲーマーズへ・・・って、ゲーマーズが入ってたビルの大半を占めていたタイトーのゲーセンが無くなり、宝石だかブランド品だかを扱うショップへと変貌を遂げておりました・・・。昨年秋の時点では、まだゲーセンがあったんだけどなぁ・・・。
 気を取り直し、かつてのビルの入り口付近に赴いてみると、辛うじてゲーマーズは生き残っており、店舗は地下に移転になった模様。階段を下っていきフロアに辿り着くと、そこは紛うことなきゲーマーズ。が、すぐさま目の前の平台の一角に貼ってあった「G's Festival DXは完売しました」の文字が目に飛び込んできたので、滞在時間20秒ほどで退店。その足で歌舞伎町のエロ本屋をちょろっと覗いてから、Forestへ。すると、その道すがら偶然移転した新宿書店を発見。雑居ビルの3F、4Fに入ってたのだが、まだ4Fは稼動しておらず。移転後間もないのかしら?なんとなくフロア構成が翔壱書店っぽくなってたけど、気にしない方向で。まぁ当然ブツがあるはずもなく、そそくさと店を後にしたのでした。ちなみに、エレベーターが無いんで行くのがかったるいですw。
 で、密かに期待してたForestに足を向けるも空振り。早売りでお馴染みのジュンク堂もアウト。その後も三省堂博文堂有隣堂羽賀書房さくらやホビー館と片っ端から寄ってみるも、無駄足三昧。つーコトで、新宿を断念して町田に移動。初手のゲーマーズに命運を託したのですが、あっさりと敗北。ここで結構心が折れかけちゃったので、気分転換も兼ねてゲーマーズ近くのさくら水産で昼食。
 燃料を補給し、若干気力が回復したので、踏み切り向こうの久美堂から巡回開始。福家書店とら三省堂有隣堂小田急の中の久美堂まんがの森ソフマップ、そしてリブロと巡り巡るも見当たらず・・・。一瞬、このままJRで八王子まで足を伸ばすという選択肢も脳裏を過ぎったのですが、そこは敢えて自重し、パっと思いつく八王子のそれ系の本屋に電話で尋ねるという理性的な方法を選択。が、当然在庫などあるはずもなく、全敗確定。肩を落として帰路に着いたのでした・・・と〆たいトコですが、あにはからんや、晴れ晴れとした気持ちで帰路に着いたのですよ。何故なら、一応現状で打てる手は全て打ったので、あんま悔いが残ってないんですよね。途中で妥協してると、後々「あの時、もう一軒回ってたら・・・」といった具合に後悔の念に苛まれたりもしましょうが、今回は納得のいく探し方が出来たので、好し。
 結局、さんざっぱら書店を巡ったにも関わらず、一冊の本も買わずに帰宅した次第(笑。動機はナニだけど、思いがけず移りゆく街並みを堪能出来たりしたんで、悪くない散歩でございましたよ。

*1:先週末