12/31〜1/1の記憶

 会場を後にしたワタクシたちは、いつもようにゆりかもめ有明駅目指してほってほってと歩を進める。道中、最終日のみ不参加だったhtさんと連絡を取り合い、秋葉原で合流するという方向で話がまとまる。てっきりhtさん一人かと思いきや、anyさんやkzさんらと一緒だったので、ちと面食らう。この後の惨劇っぷりを思うと軽く眩暈を覚えましたが、既に気分は半ば以上「あとは野となれ山となれ」的な境地に達していたので、今後の展開は深く考えないことに。
 暮れなずむ有明の街並を愛でつつゆりかもめに揺られ、新橋へ。そこからJRで秋葉原に向かい、ゲーマーズでhtさんらと合流。ここで一旦銘々の目的に合わせて散開。ワタクシは食事組に入り、毎度お馴染みヨドバシ内のとんかつ屋に向かったのですが、魔人が一人はぐれてしまったそうなので、皆をとんかつ屋に先行させ、ワタクシは駅にとんぼ返りして魔人と合流。食事組の人数は結構多かったから、ワタクシと魔人は別のメシ屋に向かおうかと思ったのですが、ウチらの席も確保出来てるとの一方が入ったので、素直に件のとんかつ屋に向かう。
 とんかつ屋に入ると、奥の一区画が明らかにガラの悪そうな連中に占拠されていた。ただガラが悪いだけならまだしも、普通にエロ同人誌とかを広げて読んだりしてるから、そのタチの悪さたるや筆舌に尽くし難し。とは言え、自らもかような光景が日常の一部と化してる身であったりするので、特に感慨もなく着席し、黙々とメシを喰らう。その後、別行動してたグループもこの店に集結し、総勢15名近くの残念な集団を形成。やはりコミケという一大イベントの後だけに人数の多さもハンパではない。この場にいる殆どの人間がバンドマンだったり関係者だったりするんだけど全員コミケ帰りという事実は、改めて考えると色んな意味でキてるとしか言いようがない。少なくとも手放しで喜ぶべきことではないなw。
 食後は間髪入れず呑みタイムに突入しようとしたのですが、メンバーの半数以上が所用で別行動を取っていたので、僅か6人で店を探すことに。さすがにこの人数*1で飛び込みで入れるトコは少なく、彷徨った挙句、とりあえず2時間ならOKという店に入店。事実上隔離部屋に案内されたので他人に迷惑をかける心配もなく、安心して騒げるというもの。駄菓子菓子、比較的冷静な面々だけが現場にいるため、終始穏やかなムードで談笑。ところが、所用を終えた面々が雪崩れ込んでくると事態は一変。一気に場はスパークし、惨憺たる有様に。多くは語るまいw。
 きっかり2時間で一軒目の店を追われ、再度流浪した後になんとか二軒目に入店。ここで新年を迎える。店内でカウントダウンのアナウンスがあり、零時と共に方々のテーブルから嬌声が上がる中、ウチらのテーブルからは毎度お馴染み某アイテムの略称のシュプレヒコールが湧き上がって一時的に盛り上がりをみせるものの、空調が無駄に暑く店内の空気が妙に悪かったせいもあって早々に撤退し、3軒目に雪崩れ込む。この頃になるとダウンする者が続出。スベリ知らずなトークを展開し続けたykiさんも遂に斃れ、閉店=4時まで生き残ったのは4人のみ。メンバーの2/3が寝ちゃってたから早々に店を追い出されても文句は言えなかったんだけど、さすがにこの時間になると店内はガラガラだったため、お咎め無しだったのは有難かった。
 皆を起こし精算を済ませ、早朝4時の秋葉原に降り立つ。電車が終夜運行してるので、ここで解散してしまっても良かったのですが、 anyさん&魔人が乗車する新幹線の発射時刻間際まではなんとか頑張ろうって空気だったので、終夜営業してるファミレスとかを巡るも、当然空席無し。いよいよ進退窮まって来たところ、htさん発案の駅構内に避難するというプランが採択されたので、そこで小1時間ほど時間を潰してから東京駅に移動し二人を見送るってな流れに。
 秋葉原駅構内は広大故に意外とデッドスペースが多く、ワタクシたちもそんなデッドスペースの一角に陣取って時間を潰し、5時過ぎに東京駅目指して移動。東京駅の新幹線の改札はまだ開いておらず、結構な人出でごった返してましたが、コミケ帰りの我々にとってはそんな混雑など児戯に等しかったので、無事に二人を送り出すことが出来、それを以ってお開きと相成ったのでした。でも、ワタクシを含む一部面々は、これからクライマックスを迎えるのです。
 昨年同様ビッグサイトで初日の出を拝もう!という剛の者は、htさん、sdさん、ykiさん、ワタクシ、そして打ち上げには参加してないけど、初日の出を拝むため6時に合流したudさんという計5名。先ずはJRで新橋駅に移動し、そこからゆりかもめで一路有明へとんぼ返り。車中から眺める朝焼けに彩られた街並みの美しさは今年も健在で、心洗われる。途中、ところどころ初日の出を拝むのが目的と思しき一団の姿なんかも垣間見たので、ビッグサイト近辺にも大挙して人が訪れてるのではないかと戦々恐々とするも、有明駅で降りるのはワタクシたちだけで一安心。

 前夜までの喧騒が嘘のように閑散とした通りを抜け、これまた全く人気の無いビッグサイトを横目に見ながら歩を進めると、若干の人だかりが。そここそが日の出鑑賞スポット。昨年よか若干人が増えましたが、それでも微々たるモンでしたから、のんびりと初日の出を拝むことが出来ました。

 程なくして太陽が完全に顔を覗かせたので、撤収。昨年同様ビッグサイト敷地内のコンビニで朝食を摂って帰るコトに。昨年はウチら以外全く客の姿が無かったのですが、今年はそれなりに人がいてビックリ。emoなオタ連中も増えたモンだな・・・などと感心しながら銘々適当にメシを買い込み、コンビニ横の旧屋台村スペースで食す。天空には半月が煌いており、遠くには富士山も垣間見えるという素敵スポットだったのですが、誰かさんが某アイテム越しに富士山を視姦するという暴挙にうって出たので、emoい気分台無しw。最後の最後までヨゴレ街道まっしぐらでございました。今年も先が思いやられるぜ。

 そんなこんなで国際展示場駅で皆と別れ、半ば以上失神気味に帰路に着いたのでした。ちなみに、奇跡的に一度も寝過ごすことなく我が家に帰り着きました。そんな自分を褒めてあげたい。帰宅後、風呂を沸かしてる間に会場から送った荷物が届くも開梱する気力などあるはずもなく、放置。そそくさと入浴し、換気のために窓を開け放ち、布団の上*2に寝転がったところで意識喪失。目が醒めたら辺りが真っ暗な上に超寒くて動揺しまくり。珍しく11時間くらい寝てしまった上に窓開けっ放しだったために室温が7度くらいまで低下してたというオチw。
 この後、メシ食って風呂入って寝直したというコトは言うまでもないだろう。

*1:別行動組も合流するので

*2:中ではない