ちょっと昔の資料を探すべく荷物を掘り起こしていたら、懐かしいノートが発掘されまして。そのノートとは、90年代の雑記帖。当時の予定表なんかも記されていたのですが、その大半は音源に関する記述で埋まってたり。中でも、Beat UKネタが多かった。
 ちなみに、Beat UKというのはフジテレビで深夜放送されていた音楽番組で、UKのヴァージンメガストアのチャートを淡々と紹介していくという地味な番組ではありましたが、ナレーションも字幕も全て英語というストイックな作りが実に新鮮で、洋楽好きにはたまらん番組だったのです。実に10年以上続いた長寿番組ではありましたが、ロゴや番組名が変わる度に初期のストイックさは失われていき、晩年はどうでもいいような内容へと堕していきましたが・・・。
 そんなBeat UKが一番熱かった頃は、番組で紹介されるPVの中から気に入ったものをリストアップし、土曜に新宿に出かけてタワレコ*1VINYL*2、UK EDISON*3、Virgin Meagastore*4なんかを巡るっていうのがワタクシの週末の過ごし方のデフォでした。勿論、日曜日は即売会に行ってましたよ?
 とはいえ、番組が低調になるにつれ徐々にチェックも甘くなっていきまして、そこまで血眼になって音源を探さなくなってしまったので、後期は結構取りこぼしがあったりしたワケで。今回発掘されたノートに、そんな取りこぼした楽曲が幾つか記されていたので、ちょっとYouTubeで検索してみました。今後のワゴンセール発掘の際の参考にしようかとw。
Snap! "Welcome to Tomorrow"

The Rembrandts "I'll Be There For You"

Newton "Sky High"

Blues Traveller "Run Around"

Take That "Back for Good"

BB Mak "Out of my heart (into your head)"

 ・・・結構どの曲も覚えてるもんだなぁ。まぁNewtonのネタっぷりは忘れようにも忘れられないし、Take Thatはどメジャーだケドw。つーか、今聴いても全然好きな曲ばっかだったんで、地道に探していこう。近年、Blues TravellerやBB Makのような「普通のロック」成分が圧倒的に不足してるので、補充せねば。こういう音楽って、けして時代の最先端にはなり得ないし、先鋭的でもないのでマニア人気も得られにくいんだけど、シンプルなポップ・ミュージックであるが故に劣化しにくく(時として先鋭的な音楽は短命に終わりがちだし)、結果として時代を問わず長きに渡って聴けたりするのよね。もっとも、往々にして存在自体忘れられてしまうので、結果的に短命に終わってしまったりするんだけどさw。
 幸い、他にもこういった楽曲のデータを記したノートは残ってるので、同時代を生きたよしみとして地道に音源を拾い集め、若い衆に語り継いでいこうかね。

*1:チャートもののシングルの品揃えは流石にピカイチ。ちなみに、八王子店(当時はバットマンビルの中にあったのねん)は地味にHCのCDの品揃えが良かった。悪名高いYouth of TodayとBoldの2 in 1CDとかあったし(音質の悪さで有名w)早くからSnuffとか仕入れてたしね

*2:UK Guitar Popモノが強かった。特CDsは一番強かったんじゃないかしら?2枚組仕様のCDsの片方が見つからなかったらVINYLに行けってカンジw

*3:今は店名も品揃えも完全に変わってしまい見る影も無いけど、当時はCocobatの坂本さんとかが勤めてた素晴らしいレコード屋だったのです。特に2Fは神。あそこに通えたおかげで、だいぶ音楽に対する視野が広がった

*4:売り場面積が広いわりには品揃えが微妙。しかも価格設定が高めでイマイチなんだけど、時折とんでもないお宝が眠ってたりしたから侮れなかった