11/18 "COMITIA 82"@東京ビッグサイト
日曜はコミティアに行ってきまして。
通常のティアの場合は開場時間10分前とかにおっとりがたなで一般入場待機列の最後尾についたりするのですが、今回は珍しく個人的に好きで初動人気が高そうなサークルの参加率が高かったため、9時前には会場入りすべく動くコトに。前夜は一定の睡眠時間を確保すべく早めに床に就こうと目論んでいたのですが、期せずして「やりすぎコージー」〜「しおんの王」〜「どハッスル!!」〜「ef」というコンボをキメてしまい、結局いつもと同じ4時就寝で、いつもよか早い6時起床。諸々の朝の行事をこなしつつ支度を整え、7時頃に出発。予定してた電車に乗り込み、先行してたANTさんと合流。朝陽も眩い車内で不適切な会話を繰り広げながらゆらり揺られて8時半過ぎに国際展示場駅に到着。何故か制服姿やラケットを携えた部活動姿の女学生が大挙して闊歩してる構内を潜り抜け、一路ビッグサイトへ。
程なくして館内に形成されてた最後尾を発見し、鎮座ましまし。コンビニで適当に見繕った朝食を頬張りながら分担の協議をしたり、音源を聴きあったりしながら時間を潰し、あっという間に列圧縮タイムになったのですが、ここで予期せぬ事態が勃発。圧縮の際にANTさんと微妙に列がズレてしまったので前方を向きながらぼんやりしていたところ、不意に鼻腔を刺激臭が直撃。その臭気たるや、まさに「刺すような」と形容したくなるレベルでして、シャレにならない・・・。見れば、ワタクシの前方に並んでらっしゃる方の頭髪が異様にテカってらっしゃる上に、肩口に粉状の粒子を散りばめてらっしゃいまして。とりあえず可能な限り前方との距離を稼ぎ、常時斜め後ろに控えしANTさんの方を向いて急場を凌ごうとしてみたものの完全回避とはいかず、周囲の微妙な気流の影響で時折刺激臭を喰らう有様。そんなワタクシの悶える様をニヤニヤ見つめていたANTさんでしたが、その臭気がANTさんにも届いた途端、その表情から笑みが消えまして。以降は、気流の流れに一喜一憂しながら時計とにらめっこ。時の流れは一定のはずなのに・・・w。最近はそれなりに清潔感漂う方々が増えましたが、まだまだいる所にはいるのね・・・。
そんなアクシデントもありましたが、なんとか開場時間まで耐え切りまして、入場。入り口付近は通行規制の嵐でしたが、幸いワタクシが初動で狙っていたサークルの方面ではなかったのでスムーズにお目当てのサークルまで辿り着けまして、無事入手。そのサークルは程なくして完売してたので、早く来た甲斐があったというもの。その後もちゃくちゃくとチェックしてたサークルを回り、欠席&時限以外のトコは確保完了。お次は、気になるゴブリン氏のトコに行ってみたり。ゴブリン氏といえばOld Schoolなエロマンガスキーならイヤでも一度はお目にかかっているであろう、劇画と美少女漫画の狭間を彷徨う流浪の陵辱絵師。その濃ゆすぎる作風から近年はネット上でもネタとして話題になっていたり。その作品のテイストは、単行本のタイトルでお察しください。
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ところが、生憎とスペースにゴブリン氏は不在。なんでも、喫煙タイムだそうで。ちと残念ではありましたが、当初の予定どおり頒布されてた2冊の本を購入。一冊はエロマンガなんですが、近年のゴブリン氏の絵柄を知らなかったので、微妙な違和感を禁じえず。女のコは微妙に今風なアレンジが加えられてるのですが、それ以外の人物や背景描写などが劇画チックだった全盛期を彷彿とさせるテイストのままなので、どうにも乖離しまくり。なんとも作品としての収まりは悪いのですが、独特の歪な感触は健在だし、これはこれでアリなんじゃないかと。もっと背景とかの描き込みを減らして画面をすっきりさせれば生産効率も上がるし読みやすくなるとは思うケド、それが出来ればやってるだろうから、この作風は金輪際変わらないんだろうなぁ。でも、そういう不器用な姿勢は嫌いじゃないので、今後も同人誌が出れば買いたいですな。
一方の作品は非エロの日記マンガ。YKIさんとも話したんですが、実はゴブリン氏ってこういう作品のほうが一般層に受け入れられ易いんじゃなかろうかと。真っ当な人生を歩んでない人の日記は、それだけで傍から見ればネタまみれだし。日記用の絵柄も簡素で味があるし、量産も効きそうだし、もっとトーンとかを省けば制作費も浮くしと良いことづくめなんじゃないかとw。昔のエロマンガ誌の片隅でひっそりと連載してる風情を感じさせるテイストが沁みる。
とまぁなんともemoい気持ちに浸りつつもちゃっかり時限コピー誌は回収し、事前にチェックしてたサークルは全て周り終えたので、以降はフロアをゆるりと徘徊。cynさんやzkさんのトコに顔を出したり、久しぶりにbrさんと会ったり、後から合流したYKIさんやSDさんらとくっちゃべったりしながら過ごしていたのですが、その際、YKIさんにオススメの「死体屋」というサークルを教えてもらいまして。そのサークルは凝った形状の同人誌をリリースしてるところで、今回は円形状のコピー誌をリリースしておりました。作るのに手間がかかるので、完全受注生産というシロモノw。他にもチューインガムの形状*1をしたコピー誌*2なんかもありまして、その圧倒的な遊び心に心酔。無論デザインだけでなく、中身も面白い。キュートな絵柄でほんのりダークな内容を描いていて、そのギャップがなかなか。次回以降もチェックせねば。
てな具合に新規開拓とかをこなした後、撤収。来る予告をしつつ来なかったHTさんに連絡を入れ、秋葉原へ召喚・・・したまでは良かったのですが、ついついクリスタル・ラウンジ*3でまったりだべってしまい、HTさんを秋葉原で20分以上待たせてしまったのは、ココだけのヒミツだw。
そして、恒例となった惨劇@秋葉原が始まる。