11/15 "ファンタジア 42"@お江戸上野広小路亭 / ユンボ安藤 / うつ八郎 / 超能力少年ダイジ / ジジぶぅ / 猫ひろし / 三平×2 / 世界のうめざわ / なべやかん

 木曜は、蟲を摂取したり糞尿やそれ以外のモノが排泄されたり、場合によっては再摂取されたりといった行為が横行するイリーガルすれすれなお笑いライブ「ファンタジア」を観に行ってきましたよ。
 いつものようにUDさんと秋葉原で落ち合う予定だったので、夕方前に秋葉原に移動。例によって暫し単独でふらふらと徘徊。とりあえず、先日訪れた際に素敵な品揃えでワタクシを魅了してくれたソフマップの新品未開封CDのワゴンセールをチェックしようと再訪するも、店頭のワゴンの存在そのものが抹消されており、半べそをかきながらメロンブックスに逃げ込む。傷ついた心を数冊のマンガで癒し、さらに上のフロアのゲーセンで微妙にレトロなゲームのコンボを決め*1小1時間かけて英気を養い、再度秋葉原の雑踏へ。
 が、ゲーセンで思ってたよか時間を使いすぎてしまったし、他に行くところも思い当たらなかったので、先行してるUDさんに連絡を入れ合流し、 UDX内の某店で夕飯を摂る。ちなみに、その店には二度と行きませんw。詳細は割愛。いつものとんかつ屋じゃない、とだけは書いとく。
 食後、最近釘宮病に感染してしまった事実を告白し、その治療のためK-BOOKSに赴きたいと提案。無事その申し出が受理されたので、だらだらと駅方面に向かって歩いていくと、前方から微妙に秋葉原の空気にそぐわない二人組が・・・?なんと、satさん&gopというLemmyな面々とばったり遭遇。やはりサバト衆は呼び合ってしまうのか・・・。思いも寄らぬ遭遇に面くらいつつも双方事情を説明しあった結果、Lemmyのスタジオ入りまでは時間があるとのことだったので、皆でK-BOOKSに向かうコトに。
 K-BOOKSの中古コーナーで早速釘宮のコーナーを探してみたのですが見当たらず・・・。釘宮が声を担当してるキャラなどいちいち覚えてるはずもなく、のっけからCD探しが暗礁に乗り上げるっつーか座礁。素直に諦め、ダラダラとくっちゃべりながら店内を徘徊し、18時過ぎにLemmy組と別れ、ワタクシとTakさんは上野広小路方面に向かって移動を開始し、開場時間*2ちょい過ぎに会場であるお江戸上野広小路亭に到着。早速フロアに向かうと、結構な人の入り*3で、ちとビックリ。でも、客の9割が妙齢の男子だったで、ちと安心w。
 で、開演。序盤は定番のピン芸人たちが定番のネタを披露。問題は、終盤。このファンタジアという企画は中盤までは極めて真っ当なお笑いライブなのですが、ラストに控えし「水戸の紋所」というコーナーにファンタジアの全てが凝縮されてるワケで。このコーナーで蟲汁や糞尿が乱舞したりするってな寸法。ところが、前回明らかに一線を越えた死闘が繰り広げられてしまった結果、今回はその戦犯たる元氣安&佐々木孫悟空の両者が欠場という事態に発展*4。そのため、このコーナーの存続が危ぶまれたのですが、なんとか存続してたという事実を知り、ほっと胸を撫で下ろす。だって、このコーナーが無くなっちゃったらファンタジアを観に行く意味が無いしw。
 駄菓子菓子、コーナーが存続しているとはいえ、問題はその中身。期待半分不安半分で待っていると、舞台上にはパンツ一丁の超能力少年ダイジの勇姿が。超能力少年ダイジといえば、かつてのコンビ仲間であるうつ八郎と共にダダスベリな芸風でお馴染みの芸人。そんなダイジが、妻子の前で艱難辛苦から逃げずに敢然と立ち向かえるかどうかを問う、というのが今回のネタな模様。
 まず最初は、総入歯&口臭でお馴染みのジジぶぅの口臭を浴び、鼻を舐められるという罰に耐えられるか、というテスト。のっけから最低ですなw。

 お次は、ジジぶぅの履いてるパンツと己が履いてるパンツを交換し、それを着用するというテスト。他人が履いてる下着を着用するってだけで相当な罰ゲームですが、さらなる受難が。なんとジジぶぅのパンツには明らかにウ○コと思しき物体が付着しており、カピカピと化した断片が下着を脱いだ際に零れ落ちるという凄まじい事態が勃発。そんな光景を目の当たりにしながらも家族のため、売れるために汚れたパンツを着用するダイジの芸人魂に乾杯。
 が、更なる苦行がダイジを待ち受けておりまして。お次は、運動会で言うところの「飴玉探し」を敢行。無論ただの飴玉探しであろうはずもなく、なんと飴玉は選ばれし3人の芸人の股間に隠されているという・・・。その3人とは、ジジぶぅ、猫ひろし、そして前述したかつての相方うつ八郎。この3人の股間に粉を塗し、そこに飴玉を隠すはずだったのですが、当然のように最初のターンは飴玉を用意しないというお約束を踏襲。でも、それを知ってか知らずか、ダイジは果敢に各芸人の股間へとダイブし、飴玉を捜索。その捨て身の吶喊っぷりに元相方のうつ八郎が微妙にマジギレ風味なリアクションを取るというハプニングもありつつ、なんとか二度目の挑戦で見事飴玉をゲット。あからさまにヤケクソ気味なダイジが眩い。

 そして、いよいよ最後の試練に到達。ラストは夫婦共同で試練に挑むってな趣向で、ダイジの股間めがけ、ゴムを装着し限界まで引き伸ばしたボールを放ち、それを奥さんが打てたら試練クリアってな塩梅。が、小さなお子さんを抱えた奥さんが予想を上回る球威と化してしまった球を打ち返せるはずもなく、あえなく球はダイジの股間を直撃し、試練失敗。悶絶するダイジに男として同情を禁じえなかったのはワタクシだけではなかったはず・・・合掌。
 試練に失敗したダイジに課せられた罰は、ジジぶぅの口に投入された生卵を自らの口でキャッチするという苛烈極まる難題。これはエグい。辛うじて生卵をキャッチしたダイジに対し、フロアから「やられっぱなしでいいのか!?」的な煽りが入ったことによりダイジが一念発起して逆襲に転じ、なんとキャッチした生卵を今度はジジぶぅの咥内に投下するという荒業を披露。男気を見せてくれました。勿論、最後は健闘虚しくジジぶぅの反撃にあい、再度生卵を投下され、それを屈辱の「嚥下」という行為で締め括ってくれました。ハラショー。

 前回までの、ある種の爽快感すら伴うキワモノ路線とは明らかに一線を画す、この陰湿かつ粘着質な所業の数々が今後のファンタジアのスタンダードと化すのか・・・。ファンタジア健在を実感しつつも微妙に暗澹たる気持ちのまま会場を後にしたのでした。

*1:ファイナルファイトエリア88

*2:18:30

*3:まぁ言うても30人ちょいなんだけど

*4:これが今回限りなのか、それとも永久追放なのかは不明