朝から粛々と仕事をこなし、平穏無事な一日を過ごす・・・はずだったのですが、夕刻に届いた一通のメールが運命を狂わせる。メールはANTさんからで「二郎に行かね?」的な内容。普段なら二つ返事で快諾するトコなのですが、一瞬躊躇うワタクシ。水曜に歌舞伎町の二郎に行ったばっかだし、昼飯を食べたのが遅めだった上に麺類だったので*1二郎に行くのはちとハードかな、と。でも、どのみち私用で土曜に堀之内に行く予定があったので、意を決して参戦を決意。返信をした後で夕立に見舞われたりもしたけど、出かける頃には上がったので、無問題。とは言え、念のために傘を片手にお出かけ。
 待ち合わせの駅の改札外でsatさんと合流し、ANTさんの待つコンビニ前に移動。そこで妙にテンションの高いANTさんをピックアップし、いざ二郎へ。週末なれど金曜の夜は比較的空いているとのことだったのですが、この日は結構な混みっぷりでして、のっけから心を折られるワタクシ。そんなワタクシを不憫に思ったのか、ANTさんたちの粋な計らいにより一旦この場を離れ、ブックオフとかを適当に巡って時間を潰してから再訪しようってなコトになりまして、先ずはフィギュアやプラモを扱っているアトリエ彩というショップに足を運ぶ。以前からウワサは耳にしていたのですが、実際に店内に足を踏み入れたのは初めて。店内はそこそこ広くフィギュアの量も豊富でしたが、ワタクシは既に3Dの世界から解脱した身であるので、これといって惹かれる代物は無し。唯一、西村キヌコレクションの不知火舞

西村キヌコレクション 不知火 舞 (1/6スケールPVC塗装済み完成品)

西村キヌコレクション 不知火 舞 (1/6スケールPVC塗装済み完成品)

を見たときに一瞬財布に手が伸びましたが、自制自制。
 久しぶりに立体を堪能した後は、ブックオフであれこれ物色。入店と同時に迷わず2Fへと進むANTさんとsatさんの後を慌ててついていくワタクシ。何度か足を運んでる店舗なのですが、2Fに上がるのは初めてだったり。件の2Fはエロマンガやらラノベやらが並んでおりまして、今まで足を運ばなかった昨日までの自分に猛省を促したい。無論ワタクシたちはエロマンガ・コーナーに赴きまして、吟味吟味。¥5〜600くらいの比較的近年の単行本とかも悪くなかったのですが、個人的に熱かったのが\105コーナー。90年代半ば頃の作品を中心にしたラインナップで、メディアックスのMDコミックス・シリーズ*2の初期のタイトルがズラっと並んでる光景は圧巻。殆どのタイトルに見覚えのある自分がイヤになりますなw。その中には勿論はらさけるさんやよしだけいさんの単行本もあり、emoい気分に。Punk/HCの世界同様、エロマンガの世界でも夭折される方が多いのです・・・。ともあれ、そんなemoい気分に促されるままに9冊ほど購入。思いのほか状態の良い本が多かったので、今度は本腰入れて掘りに来よう。
 エロさとemoさで高揚した気持ちを、階下のCDコーナーでクール・ダウン。ANTさんやsatさんにあれこれ薦めつつ自分は一枚も買わないという節制モードで乗り切る。途中、The DylansとThe Jayhawksを発見したときは心が揺れ動きましたが、我慢我慢。
The Dylans

The Dylans

Tomorrow Green Grass

Tomorrow Green Grass

 そんなこんなで気がつけば時刻は21時を過ぎていたので、遅まきながら二郎に舞い戻る。先刻ほどではないものの、やっぱそれなりの行列が・・・。ぶっちゃけ、行列を横目に「おうち帰ゆー」とのたまいトコだったのですが、この期に及んでそんな逃げ口上が通用するはずもなく、意を決して最後尾につくワタクシ。
 店内に入るまでは若干時間を食いましたが、店内に入ってからがスムーズだったので、30分も並ばずに銘々が着席。ワタクシは、ここ最近の定番である「つけ麺大 &野菜マシ」をオーダー。暫し後に出てきた代物をもふもふと喰らう。野菜の茹で加減、麺の太さとコシ、そしてブタの厚みと歯ごたえ・・・これこそがワタクシを魅了して已まない「二郎」。その美味さの前に箸の勢いは止まることを知らず、3人中最後にオーダーした品が来たにも関わらず、トップで完食して店外で二人を待つことにw。程なくして出てきたANTさんは元気だったんですが、大をオーダーしたsatさんが結構ヤられてしまったご様子。なんせ、スマートな肢体の腹部のみが妊娠初期段階の如き膨らみを帯びてしまうという体たらく。青年妊婦萌え(マテ。
 食後、腹ごなしを兼ねてゆるゆると駅に向かって歩を進めていると、ANTさんが「近くにVISCOが出来たんだけど、そこのエロゲ・コーナーがなかなか充実してますよ?」的なステキ情報をリークしてくれたので、有無を言わさず件の店舗に直行。コンシューマーのコーナーには目もくれず、店の片隅にある隔離スペースに突貫すると、そこは紛う事なき桃源郷。エロゲ&エロアニメ専用のコーナーとしては破格の広さを誇っており、中古を中心に品揃えも無駄に豊富。その需要と供給を度外視したとしか思えない充実っぷりを目の当たりにしたワタクシの率直な感想は「・・・半年後には縮小or閉店してるんじゃね?」ってなカンジ。駄菓子菓子、こんなステキな店を易々と閉店に追い込んだとあっては地域在住オタの名折れ。早速微力なれど店に貢献すべく、物色物色。
 ところが、最初こそ普通に眺めていたものの、途中から粋な廉価エロゲ発掘大会へと変貌を遂げてしまいまして、¥1000以下のエロゲを血眼で探しまくり。モノによっては¥500以下のブツもゴロゴロあったのですが、それらはことごとくビタイチ萌えないという安価な価格設定も納得ってなカンジのシロモノだったり。でも、中には過度に萌え要素が少ないが故に惹かれる作品もあったりするから侮れない。そのうち、皆で一定額の資金を持ち寄り、誰が一番設定金額内でステキな作品を購入できるかを競ってみても面白いかもしれない・・・w。
 結局、皆何がしかの作品を購入。ちなみにワタクシは「フェチ2 表の記憶」と「彼女はアナル奴隷〜復讐の尻穴折檻〜」を購入。「フェチ〜」は「3」がエロかったので2にも期待っつーコトでチョイス。「彼女〜」は原画が OVACASの広川浩一郎だったし*3Anal Brigadeというバンドに属してる以上「アナル」と銘打たれた作品にはヴィヴィッドに反応していきたいお年頃。
 結局思いのほか遅くまで遊んでしまいましたが、楽しゅうございました。

*1:210g×3の麺を使用した冷やし山菜うどん

*2:「コミック花いちもんめ」とか覚えてるw?

*3:パっと見でそれに気付いたANTさんに乾杯