10/1の記憶

 月曜はスタジオでして。
 スタジオに行く前に近所の本屋でマリみてやらキミキスやらを購入し、精神的なドーピングを施してから一路スタジオへ。すると、駅でばったり相方と会ったので、談笑しつつ移動移動。昨日は月曜だったせいかスタジオは空き部屋だらけだったらしく、個人練習料金だったにも関わらず13畳の部屋に通されまして。普段は5畳の部屋でやってるんで、広さに戸惑うワタクシたち。結局広すぎて落ち着かないから部屋の片隅に機材をまとめ、実質6畳くらいのスペースで肩寄せあってやるコトにw。
 今回は相方が歌い方をあれこれ試してみたいっつーコトだったので、適当なリフをループで弾きながら試行錯誤を繰り返す。最初はNo For An AnswerのDanやInfestのJoeに代表される塩辛い系の声を真似てたようなんですが、相方の声は低めなため、どうもしっくりとこない。それにもめげず声を出し続けているうちに、相方が不意に爆笑しだしまして。何事かと思い問いただしてみると、
 「なんか今出してる声って岩尾みたいじゃね?」
との返答が。
 岩尾?岩尾・・・って、もしかしてフットボールアワーの岩尾?
 その答えに辿り着いた瞬間、飲んでいたお茶を思いっきり口と鼻から噴き出してしまい、痛みと笑いでむせ返ってしまいまして。どこの世界にNo For An AnswerやInfestを意識した結果フットボールアワーのモノマネに辿り着く輩がいるのか、と。こんな相方と一緒にバンドをやってるワタクシは、三国一の幸せ者です。
 結局、「岩尾のモノマネ」というイメージが強すぎたので、それっぽい歌い方は断念し、いつものノリで音出し。相変わらず、ちょっと頭を使った展開やHC的に心地よい速度でプレイしようとすると驚くほど勢いもグルーヴも殺がれてしまうという体たらくなので、速く短く単純なタイプかミッドテンポのロッキン・テイストなタイプの曲しか出来ないのですが、気にしない方向で。
 そんな中、ちと変わったタイプのリフが出来たのでそれを弾いていたところ、相方が
「そのフレーズ中華っぽくね?」
と言い出したかと思ったら
「ホアチャー!!!」
と叫ぶとともにいきなりポンコツ・ブラストビートを叩き出したので、ワタクシも俄然テンションが上がり、そのままインチキfastcore的展開に雪崩れ込む。勿論〆の叫びは
「アチョー!!!」
 「中華=アチョー」というIQ32にも満たない発想の貧困さに濡れた。そして、そんなアホみたいな曲を練習後の醒めた視点で聴きなおしてみたら意外と悪くなかったという事実に絶望。平均年齢36.5歳でこのノリは、救いようが無いにも程がある。俺たち最高。
 練習後はメシでも食おうかってな流れになったので「すた丼の店」を筆頭に方々回るも混んでたりなんだりで適当な店が見当たらず、二郎にまで足を伸ばしてみたのですが、なんとお休み・・・。しゃーないので、斜向かいのラーメン屋に入店。可もなし不可も無しの平均的なとんこつラーメン屋だったのですが、如何せん量が少ない・・・少なすぎるよママン。でも、相方は替え玉をしたら「失敗した・・・」と呻くくらいの小食屋さんなので、量的には全く不満が無かった模様。つーか、この調子じゃ二郎には連れて行けんぜ・・・。でも、相方は無謀にも二郎に興味津々だったので「じゃあ次のスタジオの帰りに寄ろうか♪」と満面の笑みを浮かべながら相方を死の淵へと誘ったとか誘わなかったとか。