9/5 "お笑いライブ ファンタジア41"@お江戸上野広小路亭 / 超能力少年ダイジ / うつ八郎 / ジジぶぅ / 三平×2 / ユンボ安藤 / 世界のうめざわ / なべやかん / 佐々木孫悟空 / 元氣安

 水曜は、お笑いのライブを観に上野広小路まで出向きまして。
 台風の余波を受け、30分単位で晴れ〜曇り〜雷雨と猫の目のように目まぐるしく変わる天候を前に若干心が折れかけ、ライブ行きを断念しようかとも思ったのですが、この日のライブでは、かねてより日記のネタとして挙げている蟲食い芸人佐々木孫悟空 vs おいおい教教祖元氣安の最終決戦が敢行されるコトになってまして、2度に渡る前哨戦を目の当たりにしてる身としては、その決着の行方を見届けないワケにはいかなかったので、そぼ降る雨の中、秋葉原目指して移動移動。
 秋葉原に到着後、メロンブックスでUDさんと合流し、軽く物色した後に腹ごしらえ。普段だと鉄板なねぎしに向かうトコですが、今回はUDXビル内の和幸に足を運んでみたり。この店にした決め手は、とんかつ屋定番のご飯、味噌汁、キャベツがおかわり自由というサービスだというコトは言うまでもないかと。意外と狭い店内の一角に陣取り、談笑しつつ定食を貪り食らうという優雅なひと時を堪能した後、本日の会場であるお江戸上野広小路亭に向けて移動開始。
 漠然と「上野広小路」とかいうと秋葉原から遠いイメージがありますが、実は歩いて10分ほどの距離だったりするし、何気にパセラさくら水産とかもあったりするから、コミケ後のサバトはこっち方面でやっても良いかも・・・とか漠然と考えてる間に会場に到着。いつもは会場時間直後に到着する感じで動いてたのですが、今回はワタクシの勘違いで時間を見誤ってしまい、会場時間過ぎに到着しちゃった関係で、定番の場所を他の客に取られてしまてったので、いつもとは異なる場所に陣取る。ともあれ、場所を無事に確保出来たので、ほっと胸を撫で下ろしつつ客の入りを確認してみると、台風の影響が出始めてるにもかかわらず、いつもと同等かそれ以上の盛況っぷり*1。中にはちらほらと女性客の姿もあり、その行く末を案ずるワタクシたち。
 程なくして開演となり、見慣れた芸人たちが続々と登場。勿論、どの芸人さんもそれなりに楽しめはしたのですが、やはり「ファンタジア」の場においては、トリの二人のインパクトの前には全て霞んでしまうというのが正直な感想。やっぱ「ファンタジア」でしか拝めないものを求めて足を運んでるから・・・ねぇ?
 で、メインイベントは前述したように佐々木孫悟空vs元氣安の最終決戦。今年の5月から始まったこの戦い、過去2戦2勝の佐々木孫悟空の圧倒的優位が揺るがないと思われていたのですが、この日の元氣安の気合の入りっぷりは尋常じゃなかったようで、楽屋内で佐々木孫悟空と一言も口をきかず、ピリピリした空気を撒き散らしていたらしく、競演した芸人らのネタにされる始末。さらに、舞台に敷かれたビニールシートの面積はいつもよりも大きく、ご丁寧にお手軽な魔方陣も描かれてるという凝り様で、そこからも気合の入りようや、この後巻き起こるであろう惨劇の予兆を感じ取ったのは、ワタクシだけではなかったハズ。
 しかしてその実態は、予想の遥か斜め上をいく壮絶なモノだったワケで。まず、先に仕掛けたのは元氣安。「芋虫を食わせてやる」的な発言で口火を切ったので、孫悟空お得意の蟲食いのフィールドで勝負するのかと思いきや、何故か衣装の赤フンに手をかけまして、「まさか!」と誰もが息を呑んだ瞬間、予想通りチ○コを放り出すというお約束を敢行。しかも、そのチ○コはelf.kさんが描きそうな、それはそれは見事な包茎短小チ○コでして、一部マニアの心を鷲掴み。その上、余った包皮をみょんみょん伸ばしたりして自由自在に変化させるというパフォーマンスのオマケつきだったため、ドン引く女性客や良心派を尻目にワタクシを含めた一部地域限定で大爆笑勃発。モザイク無しでお届け出来ないのが残念です。

 が、ひとしきり笑った後、突然元氣安のセリフがフラッシュ・バックしまして。曰く「芋虫を食わせてやる」。それって・・・まさか・・・と軽く戦慄がはしったところ、やはりというか当然というか、ステージ上の元氣安が孫悟空に対して、己が股間に生息してる包茎短小芋虫を見事咥えてみせろ!と要求。なりふり構わないにも程がある要求なので突っぱねてもおかしくないにも関わらず、若干の逡巡があったにせよ、その要求に呼応した孫悟空の芸人魂に一瞬心打たれるも、その光景を目の当たりにしてしまうと、先刻、心打たれた自分を激しく叱責したい衝動に駆られてしまったのは何故なのか。

 事ここに至って「今日は何かが起こる・・・ッ!」と皆が確信したのか、普段は危険回避のためにがら空きになるステージ最前列付近に一部好事家が雪崩れ込み、フロアは異様なテンションに包まれまして。無論、ワタクシもこれから起こるであろうコトをこの目に焼き付けるべく、目を皿の様にしてステージに熱視線を送ってみたり。ちなみに、女性客の大半は「最低!」との捨て台詞を残し、フロアから立ち去ってた模様。さもありなん。
 そんな中、芋虫によって心理的ダメージを被った孫悟空に、元氣安が追い討ちをかける。一旦袖にハケたかと思いきや、ホットプレートやらなんやらの機材・食材を持って再登場。その傍らに添えられた浣腸器の姿を見て、いつもよか大きなビニール・シートの意味を悟るワタクシたち。遂にワタクシも伝説の証人になるのね・・・ってな感慨に耽る間もなく、調理が開始されまして。どうもメニューはハンバーグらしく、まずはオーソドックスに挽肉をこねくり回す。そこまでは至って普通の工程だったのですが、そこからが凄かった。次に、こねた挽肉を腋の下で成型し、塩分を補う。かつて東洋・太平洋のステージで披露されたと伝え聞く伝説の調理工程を目の当たりにし、感慨に耽るワタクシ。そのまま、各種香辛料等で下味をつけ、成型作業終了。・・・あら?成型しちゃったってコトは、このまま焼きに入るのかしら・・・?と若干落胆気味に見守っていたところ、元氣安がやにわに浣腸器を手に取ったかと思うと、その中に成型された挽肉を詰め込み始めやがりましたよ?以前、ソフトクリームを注入〜排出*2した実績のある元氣安ですが、今回はなんと挽肉を己が腸内に注入し、噴出させようというのか・・・ッ!恐ろしい子

 挽肉とはいえ一応固形物であるにも関わらず、意外と冷静な表情のまま注入作業に邁進する元氣安と、周囲で、素で引いちゃってる芸人衆とのコントラストが妙に面白いなぁ・・・と半ば感心しつつ眺めてたら、注入作業が終了。すると、すぐさまホットプレートに跨り、排出作業へとスムーズに移行。最初はケツ側をフロア側に向けて排出しようとしてたのですが、芸人再度からの注意に従って向きを逆転させ、顔側をフロアに向けて行為を敢行するコトに。細やかな配慮ではありますが、まぁどのみち行為自体がアウトなんで、あんま意味ないっちゃ意味ない気がw。
 ともあれ、仕切りなおして再開。一部好事家たちの好奇の眼差しと各種カメラのレンズに見つめられる中、体内から一筋の挽肉の先端が顔を覗かせ、ぽたりとホットプレートに落下。無論、生理現象をとめられるはずもなく、尿も一緒にプレート内に注がれたワケで*3

 その瞬間フロアは沸点を向かえ、割れんばかりの歓声と悲鳴が木霊しまして。そんな嬌声轟く中、残る挽肉の排出も無事に済み、焼きの工程に移行。わりと普通の肉が焼ける良い匂いが香ってきちゃったのが、ちょっとイヤンw。程なくして焼き上がり、それをバンズでサンドし、サニーレタスかなんかの菜っ葉をあしらって、見事完成。高らかに完成品を掲げ、ポージングする元氣安と周囲とのリアクションの乖離っぷりが現場の空気感を如実に表していました。無論、その完成品を孫悟空に差し出したワケですが、いかな蟲食い芸人とはいえ、それを口にするコトは出来ず、このターンは元氣安の勝利というコトに。ちなみに、勝負が決まった後でそのハンバーガーを自ら食ってみろ、と周囲から突き上げを食らい、見事一口食ってみせた元氣安の勇姿は眩かったです。

 元氣安の猛攻勢の前に後手後手に回らざるを得なかった孫悟空ですが、遂に反攻開始。今度のターンのルールは、ビニール・シートから先に出たほうの負け、というルール。先行の孫悟空の武器は、勿論蟲。まずは、口いっぱいに頬張ったコオロギを元氣安の頭上から投下するというジャブを放った後、お得意のドバミミズを駆使した多彩な攻め手を披露。口に咥えて元氣安の顔に垂らしたりするのは序の口で、圧巻だったのが、ほっしゃんのうどん芸よろしく、ドバミミズを鼻に突っ込むという荒業を披露。鼻で蠢くドバミミズの姿が圧巻すぎて、さすがにフロアも引き気味w。汁男優ならぬ汁芸人・・・いやさ蟲汁芸人の面目躍如か。

 そして、この日一番フロアをドン引かせるコトとなったカブトムシの幼虫攻撃に移行。なんと、生きたカブトムシの幼虫を元氣安の頭上で食らい、その蟲汁を浴びせかけるという凄まじい一撃を敢行。丸々と肥えたカブトムシの幼虫から迸る粘度の高い蟲汁のエグさは筆舌に尽くしがたいものがあります。まぁ、あたしゃそれを見て大爆笑してた少数派ですが。

 さすがの元氣安も蟲汁攻撃は堪えたようなので、嵩にかかって攻め立てる孫悟空は、お約束のゴキブリを経て、蠍を投入。これが活きが良くて、元氣安に仕掛ける前に自らが刺されるというイレギュラーな事態も勃発し、無駄に聴衆を煽る煽る。そんなアグレッシブな蠍を元氣安の鼻先に突きつけると、期待通り蠍が鼻に襲い掛かり、鼻を挟まれて悶絶。クワガタとかで同様のシチュはよく見かけるけど、鼻先に付いてるのが蠍っていう絵面はパンチ効いてるなぁ、と。

 悶絶する元氣安の姿を見て溜飲を下げたのか、満面の笑みを浮かべた孫悟空は、その蠍を見事踊り食いしてみせて、敗色濃厚な現状を打破すべく、己が力を誇示。駄菓子菓子、この日の元氣安は神がかっておりました。攻守交替し、自らのターンとなったところで取り出してきたのは、ビニールプールを膨らませるときに用いる足踏みポンプ。それを己が肛門に直結し、体内に空気を注入し、擬似放屁を浴びせかけようってな寸法。
 で、ある程度注入したところで浴びせかけたところ、途中から異様なざわめきが巻き起こりまして。どうも、屁と共に先ほどの挽肉の残滓もちょみっと出ちゃった模様*4。神がかるにも程があります。さすがの孫悟空も度重なる元氣安の品性下劣な攻撃の数々に耐えかね「俺は、蟲は好きだがウンコとかは嫌いなんだよ!」という、傍で聞く分には目くそ鼻くそ的な捨て台詞を吐き捨て、ギブアップ。ようやく、不毛極まる死闘に幕が下ろされたのでした。いやー、良いモン拝ませてもらいました。

 てなカンジで、頂上決戦の余韻に浸りながらフロアを後にし、ちょろっととらに寄ってから帰路に着いたのでした。どっとはらい

*1:と言っても、30人前後くらいだと思うケド

*2:ついでに摂取

*3:なんつーか、Chill-Out我流痴帯とかに代表される二次元スカをこよなく愛する身としては、その太さも量も全く期待外れ・・・とか思っちゃったという事実は、ココだけのヒミツだw

*4:生憎とブツ自体は拝めなかったので未確認なんですが