8/22 "嗚呼 お笑い 東洋・太平洋秘法館タイトルマッチ vol.136"@北沢タウンホール / 猫ひろし / ジジぶぅ / 亀子のぶお / チャンス大城 / 横須賀歌麻呂 / ガッポリ建設 / ペイパービュウ / 世界のうめざわ / なべやかん / 東京ペールワン / イワイガワ / ウクレレえいじ / ぴんぽんず / 元氣安

 水曜は、下北にお笑いのライブを観に行ってきまして。
 今回観に行った東洋・太平洋は、普段は「しもきた空間リバティ」で開催されてるんですが、毎年8月は主宰のなべやかんの誕生月というコトもあって、場所を北沢タウンホールに移して開催してるそうで。
 例によってUDさんと駅で合流し、UDさんに導かれながらタウンホールへ・・・って、なんか微妙に見覚えのある道を進んでるような・・・?程なくしてユニオンが見えてくるわSHELTERの横を通過するわで、件の会場は微妙に見覚えのある地域に位置しておりました。思わずNobodysのディスコグラフィを買いにユニオンに寄りたくなってしまいましたが、自制してタウンホールに侵入。
 会場である2Fのロビーに入り、整理券を貰うと、なんとワタクシたちが最初の客だという事実が判明w。一応開場10分前なんですが・・・。普段よか鈍い客足の若干不安を感じつつも、開場時間まで時間を潰し、定時に入場。タウンホールは客席数が300弱というなかなかの規模のホールでして、想像以上に広さにビックリ。つーか、ワタクシが行くようになってからの東洋・太平洋って、多くても50人くらいしか動員がないんですが・・・。背後の広がる広大な空席の山を見上げながら、いらぬ心配をしてみたり。が、そんな不安は杞憂に終わり、開演時にはそこそこ客席が埋まり、最終的には6〜7割の客席が埋まっていたような。
 会場こそ大きい場所でしたが、始まってみればいつもの東洋・太平洋と大差なし。で、トップは猫ひろし。毎度お馴染みのギャグ百連発ネタで軽快に飛ばしまくり。ネタ自体に新鮮味はないんだけど、何度観ても飽きない抜群の安定感を披露。でも、序盤最大の驚きは、続く二番手に登場したジジぶぅ

 以前は実録ホームレス・ネタを武器にした漫談スタイルだったのですが、この日は師匠の猫ひろしよろしく体を張ったテンション勝負のネタで真っ向勝負。ドラゴンボールの衣装を身に纏い、ヤケクソ気味なテンションで序盤ははっちゃけまくりだったのですが、目に見えて体力を消耗していく様が面白すぎw。今回のネタが一過性のものなのか正式な路線変更なのかは分からないケド、この明日無き暴走スタイルは結構イケるんじゃなかろうか。
 続く亀子のぶおチャンス大城、横須賀歌麻呂は、「まな板ショウ」の勝ち上がり組ですが、基本的に「まな板ショウ」で観たネタと大差なくて、ちと残念。勿論、何度観ても面白くはあるんだけど・・・ね。
 ガッポリ建設は、相変わらずのC調ノリが心地よい。この適当さは、高田純次に通ずるものがあるような。今回は、ジャイアント・スイングされながら歌を歌うという大技も披露してくれて、見ごたえ満点でございました。

 お次のペイパービュウは、正統派のプロレス・コントで勝負。ジャイアント・キマラとか西村修という名が跋扈するネタだから、プロレス好きにはたまらない。ただ、基本的に動きがメインのネタなんで、見た目が邦彦のスリリングな話術が活かされず、ちと真っ当すぎるのが微妙に惜しい気も。まぁ、そんな見方は間違ってるんだけどさw。
 世界のうめざわは、芸人として完成されたボディを見せつけながらBOφWYの"Only You"を熱唱するという卑怯な掴みで登場し、喝采を浴びておりました。
 大喜利のコーナーには、スペシャル・ゲストとして井手らっきょが登場。初手から脱いでるトコにプロ根性を感じるw。

 現在47歳なんだけど、脱いでる姿に痛々しさを全くカンジさせないトコは、プロの鑑と言えましょう。全身から滲み出るメジャーのオーラは、流石の一語に尽きますな。肝心の大喜利井手らっきょに合わせたかのような下品なネタの連発で、良い塩梅でございました。
 後半は、やはり元氣安が光ってました。つーか、誰かさんが弄られまくってて、申し訳ないけど笑ってしまったw。ネタのほうは持ちネタのオンパレードって感じだったのですが、会場に気を使ってかデオドラント仕様のネタに差し替えられてたのがちと不満。例えば、本来なら陰毛を毟っては客席にばら撒くというネタは、陰毛を人工物に差し替えたりってなカンジ。とは言え、終盤は、口に咥え唾液に塗れた鈴を客席に投げ込み、フロアを阿鼻叫喚に陥れていたのは面目躍如か。

 トータルで2時間半以上の長丁場でしたが、あっという間でございました。今回は押しなべて高値安定だったので、中だるみすることなく楽しめたなぁ。会場の居心地も好くて、毎回ここでやってもらいたいくらいでしたよw。