6/28 "限界回転速度15"@小岩eM SEVEN / BAMbi / Anal Brigade / Top Suicide / Cunts / 肉奴隷 / Sete Star Sept / Maiysya

 木曜は小岩でライブでしたのよ?
 17時ちょい前にeM SEVENに到着し、そのままリハ。この日は、いつもと違ったデッキを組んで臨んでみまして、リハではディストーションオクターバーディストーションイコライザー>ブースター>ワウ>ミキサー*1というデッキをチョイス。で、音を出してフロアで聴いてみたのですが、思ってたほど音量が上がってない・・・。しかもワウが全く機能してなかったので、この時点で8分岐計画を破棄し、本番では2分岐でミキサーに突っ込むコトを決意。やはり机上の安直な発想はダメだ・・・。他にもブースターの接続位置とかをあれこれ試してみたかったのですが、リハを待ってるバンドがいたので早々に切り上げるコトに。
 リハ後、馴染みの床屋で3?に刈り込んだり、DISCOでThankgodのツアーの土産話*2や、来月に控えたDeepslauterのUSツアーの話なんかに花を咲かせていたら、あっという間に開場時間になっちゃいまして、またしてもメシを食うタイミングを逸する。ちなみに、この時点で24時間水分以外摂取してないという状態。
 フロアは、出演バンドが多いせいか、ちょっと活気付いてるカンジ。ウチらがライブやる時って客と出演バンド全員足しても一桁っつーのがデフォなので、なんか新鮮な光景だ(笑。そんな光景を愛でながらYYさんとかと談笑してると、10分ほど押しでトップのBAMbiが登場。全く以って知らないバンドだったのですが、初期のRancidっぽい*3サウンドで結構好みでした。
 そんなバンドの次がウチらw。BGMの牧野由依を愛でつつセッティング。結局、本チャンではかなり音痩せするディストーションを外し、8分岐も止めた結果、オクターバーディストーションイコライザー>ブースター>ワウ>ミキサー*4というデッキで勝負。序盤は理想的なドロっとした空気感を醸し出せたと思うのですが、やはりワウが効かず音に変化をつけづらい。しかも、途中でエフェクターに蹴つまずき、その弾みでどっかのケーブルが抜けてしまい、ますます以って音の変化が無くなってしまい、にっちもさっちもいかなくなりまして。
 あいにくとメガネを外していたため、どのケーブルが抜けてるかを視認出来なかったので如何ともし難く、途中からはギターを手放してステージ上を徘徊してごまかすという体たらく。その際、ミキサーを弄るフリをしつつ抜けてるケーブルを繋げ直し、なんとかリカバリーを図るも時すでに遅し。序盤は悪くなかっただけに以後のダメっぷりに終わった後はヘコみましたが、自分たちが理想としている空気感がちょっとは出せたような気がしたので、まぁ好しとするか、と。
 ちなみに、ウチらの理想っていうのは、Black Flagや昔のUrban Terrorなんかが放ってたエグいノイズや空気感と、Ride*5My Bloody Valentine*6なんかのシューゲイザー系のノイズを混ぜ合わせ、それをプリミティブっつーか素人以下の演奏でお届けするっていうコトだったり。なんつーか、ロックとノイズの境界線上の音が出せたらなぁ、と。
 そんな戯言はさておいて、お次はTop Suicide。現編成になってから観るのは初めてだったんですが、のっけからドラムにトラブルが続き、ちょっと不本意な出来だったような。でも、ツイン・ギターにベースという充実した弦楽器隊のポテンシャルや可能性は随所に感じられたし、叙情性とコーラス・ワークが増したドラマティックな新曲の数々のクオリティも高い。アガツマさんの情念を撒き散らす咆哮も、より内面を抉るような悲痛さが増してきていて、凄みすら感じさせてくれましたよ。現編成になってそんなに経ってないにも関わらずこの出来なら、こなれてきたらどこまでいってしまうのか・・・次の機会が楽しみです。
 お次は、CuntsNapalm Death Is Deadのウッチーさんがvoxで、Sete Star SeptのボブさんがDsの二人組。楽器もノイズも無しでショートカット・グラインド・ナンバーをひたすら連発しまくるという極北の芸風が眩い。事前に聞いた話ではボブさんのドラムがヘタすぎてヤバい、という話だったのですが、確かに世間的なレベルではヘタの範疇に入っちゃうかもしれませんが、ウチの相方よか全然上手くて・・・w。
 それはさておき、こういう芸風だと1分以内でやり逃げするか、延々とやり続けて失笑を通り越して突き抜けるかの2択しかないんじゃないかしら・・・と思ってたら、後者を選択。10曲立て続けとかは当たり前で、多分200曲くらいやったんじゃないかしらw。
 続いて登場したのは肉奴隷。毎度毎度異なるスタイルを見せてくれますが、この日は一人でのライブ。パフォーマンスの類も一切無く、照明を消した暗闇の中でモノトーンかつコントロールされたノイズを十数分演奏して終了。
 お次のSete Star Septは、何故かのっけからボブさんが芸人風味なハイテンションでして、ちょっと呆気にとられるw。演奏した楽曲もピュア・グラインド比重若干低めで、いつもとはちと異なる感触。それはそれで全然カッコ良かったんだけど、あのノリはなんだったのかしら?
 と、この時点で時刻は22時を回ってしまいまして、まだ仕事を残してたワタクシはMaiyshaのセッティングをちょろっと拝んでから退散した次第。あにはからんや出音が全然ノイジーじゃなく、むしろ綺麗めなカンジで、カオスパッド使ってるメンバーとかもいたりして、どんな曲を聴かせてくれるのか興味津々だったんだけどね・・・orz
 てなカンジで、なかなか賑やかで楽しいライブでございました。そのあおりを喰らい、今日は全身余すところ無く軋んでおりまして、苦肉祭を泣く泣く諦めた次第。今週末は静養しよう・・・。

*1:8分岐入力

*2:以前GとBがex.Guyana Punch Lineって書きましたが、Dsの方もex.GPLだったそうで。あと、年長Gはex.ANTISCHISMでもあるそうで、ビックリ

*3:特にベースが、フレーズも音色も1stの頃のRancidっぽくて良かった

*4:入力2分岐

*5:"Nowhere"の頃

*6:"Loveless"の頃