4/27 "殿方充のダーティハリ型 vol.0"@渋谷UPLINK FACTORY / 殿方充 / ヘブリスギョン岩月 / 山田広野 / 居島一平 / 杉作J太郎

 金曜は、殿方充さんのライブに行ってきまして。
 17時頃にHTさんと、18時半頃にUDさんと、それぞれ渋谷で合流ってな予定だったのですが、ちと「とら」で買い物がしたかったので、新宿経由で渋谷に向かうコトにしまして、早めに出発。
 新宿に到着後、「とら」にまっしぐら。店内に入ると、陳列物のレイアウトが変わっていたので、ちと戸惑いながら物色物色。その結果、サンクリで買い逃したティアマガや、ホントに予定どおりリリースされててビックリした「苺ましまろ」等をきっちりと買い込み、喜色満面で店を後にし、かつての「まんがの森」の近くにある、妙に安い丼屋*1で軽く燃料を補給してから、一路渋谷へ。
 相変わらず生理的に馴染めない渋谷の雑踏に深く静かに苛立っていると、程なくしてHTさんと合流出来まして。UDさんの到着には今しばらく時間がかかるため、ひとまずHTさんの当日券を確保すべく、会場であるUPLINK FACTORYに向かう*2
 ワタクシはUPLINKに行ったコトが無い上に、事前にネットでチェックしたマップを家に忘れてくるというドジっコ属性を発動させてしまったので、からっきし役に立たなかったのですが、幸いにもHTさんがだいたいの場所は分かる、とのコトだったので、HTさん先導のもと、渋谷の街並みを移動移動。すると、特に迷うコトも無く、無事に会場に到着。まだ開場時間までは1時間以上あったのですが、とりあえず受け付けで当日券の有無を確認すべく、建物内部に侵入。
 件のUPLINK FACTORYは1Fにあったので早速当日券の有無を尋ねてみたところ、一応あるけど、座れるかどうかは微妙・・・的な若干歯切れの悪い返答が返ってきた上に、整理券等を配布する18時に再度出直してくれっつーコトだったので、近所のコンビニで買い物とかして時間を潰すコトに。
 暫し時間を潰した後、再度UPLINKに舞い戻り、ワタクシは予約してたチケットを、HTさんは当日券の整理券を無事に入手。ほっと胸を撫で下ろしながら入り口付近で駄弁っているトコにUDさんも合流しまして、談笑タイムを経てから入場。UPLINK FACTORYのフロアは思ってたよりも小さく、かなりオシャレな雰囲気*3。こんな空間で下ネタが炸裂しまくるのかと考えるだけでゾクゾクしてしまったのは、ワタクシだけでしょうか。我々は前方に陣取り、開演を待つ。
 談笑しながらいまや遅しと開演を待っていたところ、開演予定時刻をだいぶ過ぎてから場内が暗転し、OPの映像が流れる。今回の企画名「ダーティハリ型」の元ネタであるダーティハリーの映像に、テロップやサンプリングで味付けした小粋且つ微妙に下品な作品*4。その映像が終わると、遂に本日の主役である殿方さんが登場。一発目のネタは、先日有名女優と結婚した某吉本芸人という体でのコント。初手から、字で表すのも躊躇われるような妥協無き下ネタとスカトロ・ネタの嵐が吹き荒れまして、早くも呼吸困難に陥る。これだけウ○コ・ウ○コと連呼するネタも珍しいんじゃなかろうか。のっけから怒濤の下ネタが披露され、早くもご満悦なワタクシたちw。
 そんなハード・パンチの前に早くもKO寸前だったところに、ゲストの一人、ヘブリスギョン岩月さんが登場し、容赦なく追い討ちをかけてくる。こちらは、爆○問題の田中の体を演じきるというネタで勝負。微妙に似てるモノマネをベースにしつつも、結局は独特のギリギリ感を撒き散らすヘブリスギョン節が炸裂しまくるという力技を披露。徹頭徹尾「田中」を貫き通した強引さに濡れた。
 お次は、映画監督兼活弁師の山田広野さんが登場。この日の出演陣の中で唯一知らない方だったのですが、これがなかなか面白かった。今回の出演者である殿方さんやヘブリスギョン岩月さんらをメインとした無声ショート・ムービーを撮り、それに活弁を付けるというネタを披露してくれまして。殿方さんメインの映像は、殿方さんがカウンセラーに扮しまして、患者にカウンセリングを装いつつセクハラすべく奮闘する姿を描写。そのネタも面白かったのですが、秀逸だったのがヘブリスギョンさんがメインの映像で、ヘブリスギョンさんが某米国の大統領から告白され、肉体関係を持ってしまい〜ってなカンジのぶっ飛んだネタ。大統領の口パクに合わせる活弁の間やセリフが絶妙で、いい味出しまくり。お笑いでの活弁ネタを観たのは初めてだったので、印象的でした。
 そんな強力なゲスト2連発の後は、再び殿方さんが、1000年後から来た「未来人」という体で登場し、来年日本が滅びる、というネタを披露したのですが、殿方さんにしては真っ当な前半のフリ*5に油断していたところ、一転して後半はお得意のレ○プ・ネタに雪崩れ込まれ、悶絶。なんせレイプの対象が○室だからねぇ・・・。世が世なら・・・w。
 小休止を挟んでの後半戦は、殿方さんの、「ニートで引き篭もりな35歳の息子を持つ母の相談」というネタで再開。その息子がネットで知り合った妻子持ちのDV夫とお笑いコンビを結成して・・・ってなカンジで訥々と相談内容を語っていくのですが、朴訥とした口調とは裏腹に、語られる内容自体は"Violence Is Funny"ってなテイストの、物騒かつ狂ったブラック・ユーモアに満ち溢れた代物で、そのアンバランスな対比が素晴らしすぎ。
 お次は、米粒写経居島一平さんが登場。でも、格好が苦肉祭で御馴染みの大本営八俵ルックでして、案の定ネタも苦肉祭のノリまんまなカンジで大爆発。ここまでド直球だと、ホント清々しいですなw。でも、ラストには「ショート・コント」を2本披露。まさに「ショート」なコントで、らしくないくらい見事な変化球を見せてくれました。
 残るゲストは杉作J太郎さんだけとなったところで、舞台上に椅子が並べられまして、モーリスのアコギを持った杉作さんを筆頭に、この日の出演陣が勢揃いしての座談会がスタート。一応、子供を取り巻く環境の危険性云々ってなカンジのテーマが設定されていたのですが、急遽設定されたテーマだったらしく、テーマに沿ったトークは盛り上がりに欠ける内容だったのですが、そんなテーマを完全に無視した「ま○こは何故不味いのか」という質問が飛び出した瞬間、一気にステージ上がヒート・アップ。以降は、下ネタが乱れ飛ぶ場末の立ち呑み屋ってなノリと化してしまい、気がつけば座談会だけで裕に1時間近く*6かけてしまうという体たらく。「ペッサリー」なんて単語を実際に発声してる現場に居合わせたのは初めてだったんで、ちと感動w。
 最後の殿方さんのネタの仕込み中には、杉作さんがようやく持参したアコギを爪弾きながらエヴァ綾波レイを想って作った曲を披露。弾き語り調で切々と歌い始めたまでは好かったのですが、歌詞やらコードやらをトチりまくった挙句、サビに至る前に逃げるように舞台を降りるという体たらくだったのですが、本人が言うほど激しいミスは無かったので、あれはミス連発を装ったネタだったのではないか・・・?と勘繰ってみたり。多分、土曜*7の杉作さんの企画@UPLINKでは、きちんと歌を披露する予感w。
 てな疑念を抱いているトコに、某浪速乃○拳ライクな衣装に身を包んだ殿方さんが再登場し、某一家のオナニー・スタイルの違いを滔々と述べまくるという品性下劣極まるネタで、ラストを華々しく飾ってくれました。絶頂時に「しゃーおらー!」と叫ぶネタが秀逸すぎて死ねたw。
 結局終演は22時半近くになっちゃいましたが、大満足のライブでございましたよ。絶対次回も観に行こうと夕陽に誓ったり誓わなかったり。

*1:牛丼が¥280、カツ丼が¥350

*2:ちなみに、ワタクシのチケットはUDさんがネットで予約を入れてくれたので、無問題

*3:そもそも、受付のカウンターからして小洒落てたし

*4:BGMも往年のCRYPT系のようなrawなサウンドでナイス

*5:放送コードに抵触しないっつーかw

*6:以上かも?

*7:つまり今日