2/5 "Expansion vol.31"@新大久保EARTHDOM / 色張片 / S/T with OHPIA / AKAI / タナカカイタ / アクセル長尾 / DJ FUKUYOKA / man/aka/NA

man/aka/NA

 昨日は、ホカゾノさん(B / machina critica)、ヒラノさん(G / why no character?)、ノモトさん(G / TRIKORONA)からなるユニット「man aka N/A」*1のライブを観に、EARTHDOMに行ってきまして。このユニットでは2回目のライブなのですが、なんと今回はハットリさん(Ds / SPY MASTER/TRIKORONA)をゲストに迎えての4人編成でのライブ。日曜の時点で緊張を隠しきれなかったHTさんの痴態を拝むべく、朝から仕事に勤しむ。
 が、週末遊び呆けたのが祟り、予想以上に仕事の消化に手こずりまして、メドが立ったのが18時過ぎという体たらく。でも、マナカナの出順はトリで、21:45頃のスタート予定と事前に聞かされていたので、慌てず騒がず支度を整え、お出かけ。
 そのまま駅へとまっしぐら・・・といきたいトコですが、駅前の¥100ショップに立ち寄りB5大サイズの封筒を買い求める。何故かと言うと、東海の魔人ことITさんと日曜に何度か連絡を交わしたのですが、その中で「今度のサンクリのカタログが完売してて入手困難」との報が告げられたのですよ。
 だったらっつーコトで、こっちでカタログを買って郵送しますよーってなコトになりまして、アキバでカタログを購入し、昨日郵送しようかと思っていたのですが、B5大サイズの手ごろな封筒のストックが切れていて、直ぐに郵送するコトが出来ませんで。しゃーないので、¥100ショップで封筒を購入し、EARTHDOM近くのセブンイレブンからメール便で出しちゃおう!ってな寸法。
 生憎とプチプチクッション内蔵型の封筒が無かったので、通常型の封筒を購入し、駅で電車待ちしてる間にこっそりとカタログを封筒に詰め込み、持参したガムテでシールド。これまた持参した宛名シールをぺたりと貼り付け、「速達」と記入して準備万端整ったところで電車に飛び乗り、一路新宿へ。
 新宿に到着後、速攻で仕事絡みの所用を済ませ、いざEARTHDOMへ!といきたいトコでしたが、どうにもお腹が減ったので、歌舞伎町の二郎を経由してからEARTHDOMに向かおうと思い、いそいそと二郎お目指したのですが、ちと行列が出来ていまして、若干時間を食いそうな模様・・・。時刻は既に19時を過ぎており、あんま悠長にしてるヒマは無かったので、二郎を諦め、ほってほってとEARTHDOM目指して徒歩にて移動。
 幸いっつーかなんつーか、歌舞伎町の二郎からEARTHDOMへ至る道は一本道ですんで、迷うコト無くEARTHDOMに到着。が、前述したようにカタログを送付しなけれなならないので、EARTHDOMを通り過ぎ、近場のセブンイレブンに移動移動。そして店内でレジ待ちをしていると、HTさんがふらりとやってきまして、三日連続でご対面。そして、三日連続で一緒にメシを食うコトに。学生の頃だって、なかなか三日連続で同じ友人とメシを食ったりしなかったぞw。
 あからさまに店員の数が足りないサイゼリヤを経て、EARTHDOMに到着。ちょっとフロアの様子を覗いてからバー・スペースに移動。そこでは、DJ FUKUYOKAこと夕焼けの丘のvoxの方がDJをしてたのですが、その選曲が心地良かったので、ソファーに陣取り、暫しDJタイムを堪能してると、HZさんやNMさん、N2さんらが相次いで雪崩れ込んできまして、談笑タイムに突入。あぁ、たまにはオタネタ以外のトークも良いもんだなぁ・・・としみじみ感じているところにHTさんがやってきまして、そんな淡い感慨を粉砕。
 全く場の空気を読まずに「ぴことちこ」とかの話題を振りまいた挙句に自爆するという独り遊び上手っぷりをマスにアピール。つい数刻前までの和やかな雰囲気が霧散し、重苦しい沈黙が場を支配するに至ったところで、ようやく場の空気を若干察したかに思えたのですが、殆ど気にすることなくにこやかに腐女子トークを展開し続けてました。この強心臓っぷりを演奏に活かせれば・・・なかなか人生、ままならないものです。
 てなコトをしてたら、ようやくトリの出番となり、皆ステージ裏へと散っていったので、ワタクシもフロアに移動。意外とGの二人のエフェクター類がシンプルだったため、程なくしてセッティングは済み、客電が落ちるのを待たずに演奏開始。放たれた音を聴いて、ちとビックリ。てっきりインプロ濃度高めで、若干フリーキーなサウンドになるのではないか、と勝手に予想していたのですが、実際に聴けた音は、あたかも元となる楽曲があるかのような端整なテクスチャーのサウンド
 いつもとは違う、手癖では無いリズムを意識的に刻むハットリさんのドラミングは、相変わらずタイト。この日はサウンドの特性を踏まえ、キレを重視したように思えましたが、ちょっと意識が先に立ってしまい、身体的なダイナミズムに若干欠けてたのが惜しい。ホカゾノさんの、太極拳を思わせ、流れるように紡がれるBは、運指も音色も相変わらず言葉を失う流麗さ。ファストなパートでも淡々と驚異的な音数のフレーズを紡ぐ様に、ただただ唖然。今回は特にフレーズがキャッチーに感じられたのですが、気のせいかしら。ヒラノさんのGは特異な音で、一聴すると飛び道具っぽく聴こえるのですが、その実、リズム隊と共に楽曲の骨組みをしっかりと作り上げる機能を果たしており、要所要所で印象的なサウンドを聴かせてくれまして。ノモトさんの音がデカ過ぎたので、若干音が埋もれがちだったのが惜しい。そして、そんな面々をあたかも従えてるかの如く、ともすればふてぶてしいまでの佇まいでノモトさんがGを弾きまくる。結構ソロっぽいフレーズを弾きまくってるにも関わらず、欠片も叙情性を感じさせないトコが素晴らしい。一見終始押しまくりなプレイのように見えますが、引くときは引いたりしてて、緩急をきっちりつけてるトコがニクい。やっぱ、ノモトさんは明らかに一皮剥けたような気がするなぁ。
 全体のアンサンブルは、やはり絶対的な共演時間不足のために「妙」と思えた瞬間は限られていましたが、その数少ない「妙」の瞬間*2の破壊力はかなりのもので、音楽的な好奇心を著しく刺激してくれました。なんつーか、この4人で音を出すコトの必然性を感じられたっつーか。想像以上に調和のとれたサウンドは、インプロっつーよかジャムってカンジでしたね。今後も継続して続けていけば、かなり面白くなるんじゃないかしら。
 ちなみに、ラストに短めの曲を演ったのですが、その曲のイントロのドラムの入りが完全にSPY MASTERの"Spy Master"だったんで、一瞬カヴァーするのかと思ってしまったw。ワタクシの脳内ではウエムラさんの"Spy Mater!!!"ってシャウトが聴こえてましたよw。
 終演後は、時間も深かった(22時半過ぎてたし)ので軽くEARTHDOM内で立ち話してからお開きと相成ったのでした。

*1:以下マナカナ

*2:終盤、G2本がノイジーに絡み合っていく一方で、その熱さと真っ向から対峙するクールで理知的なベース・ラインとが絡み合ってたトコとか