2/1 "Salad days vol.106"@小岩eM SEVEN / sagyo / ANAL BRIGADE / 平野敏久 / BIZZY KILLER GEDBENZ
木曜にライブをやりまして。
17時入りとのコトだったので、ちょい早めに到着するように家を出て、のんびり終始座りながら移動移動。せっかく小岩まで行くんだから、途中の秋葉原に立ち寄りたくなるのが人情ですが、ギター持ってるし、バックパックにはエフェクターが詰まってるしで、とてもじゃないけどこれ以上荷物を増やす気にはなれなかったので、華麗にスルー。
無事に17時前にeM SEVENに到着したものの、まだリハの番じゃなかったので、階下のDISCOに赴き、ヤスさんやカキヌマさんと談笑しつつ店内を物色してると、程なくして相方も到着。今年初めて会ったけど、元気そうでなによりw。その後もあれやこれやと談笑しながらDISCOで過ごし、音源を4枚ほど購入してからリハをしにフロアに移動。
前回のライブでは「マフ>ファズ>コーラス>アナログ・ディレイ>ワウ>ミキサー」と繋ぎ、「ミキサーからアンプ3台」に繋いでみたのですが、そのセッティングだとワウが全く機能しなかった*1ので、今回は一捻り加えまして、「マフ>ファズ>ワウ>コーラス(ステレオアウトの一本をマーシャルに分岐)>アナログ・ディレイ(同じく一本をマーシャルに分岐)>ミキサー」と繋ぎ、「ミキサーからはBアンプとJCに繋ぐ」、という仕様に変更。
すると、ワウの変化を確かに感じられる轟音が得られたので、ご満悦。ウチらは即興演奏バンドですので、出音のセッティングでほぼ全てが決まると言っても過言ではないのですが、この日の音作りは、現状では結構理想に近いものになったんじゃないかなー、と。
リハ後、相方とこの日の決め事を再確認。
1.メロディ及びリフ禁止
2.定型のリズム禁止
以上。
脆弱なれど、辛うじて武器となり得るウチらの特性を見極めた結果、この縛りを念頭に置いてプレイするのが最も効果的と判断したワケで。てな具合に方向性が決まったので、後は開演まで時間を潰すのみ。ワタクシは再度DISCOに行き、ヤスさんと談笑。何故かPJ & Duncanとかの話で盛り上がり、その流れでSMART E'sとかを聴いてもらったりw。久しぶりにゆっくりお話が出来たので、楽しかったです。
気が付くと、既に開演時間を10分近く過ぎていたので、慌ててフロアに戻ると、ちょうどトップのsagyoが始まるトコでした。sagyoは、COHOLのBのサイトウさんのソロ。いつも様々な趣向を凝らした演奏を披露してくれるのですが、この日はベース、ギター、ドラムを使用。ベース片手にドラムキットに陣取り、ギターはアンプ付近に設置して、ゆるやかなフィードバックをノイズを発生させるってな塩梅だったのですが、なにやらネック付近に明滅する光が見えるのが気になる・・・と思ってるうちに演奏開始。
ベースを片手で弾きつつ、タメを効かせたドラムを叩くという手法で、ドラムのタメのストレスが心地良く、シンプルだれど聴かせる音だったのですが、そんな中、前述した明滅する光が一際輝くと共に、ギターのトーンも変化。よくよく見れば、明滅してた光は携帯のランプで、携帯のアラームとヴァイブ機能を活用し、その振動でトーンを変化させるってな寸法。一捻り加えた手法に舌を巻く。お見事。
演奏は終盤に向かうにつれ激しさを増し、終了。演奏形態はアヴァンギャルドだけど、出してる音はけして難解じゃないトコが、個人的には好印象。
で、ウチらの番。前述したセッティングにプラスして、リハよりも音量を上げてスタート。過去のライブの反省点を踏まえた音が出せたんじゃないかと。何度か流れが途切れたり、パターンを出し尽くして終盤は四苦八苦したものの、大雑把な流れは作れたと思うし、縛りを踏まえた上での相方とのイメージの共有も出来たと思う*2ので、ウチら的には満足度が高く、ホント気持ち良かったです。現状で出せるものはほぼ出せたので、これがダメで二度と呼ばれなくなっても、全く悔い無しってなカンジだったのですが、社交辞令とはいえ、終わった後の反応は悪くなく、冗談交じりとは思いますが「ここ1年で最大の爆音」とかいうお言葉も賜りまして、素直に嬉しかったにゃー。次回のお誘いも受けれたし、善哉善哉。
お次は、平野さんのソロ。前回観た時と同じようなセットでしたが、ギターを装備してるのが大違い。出す音は、複数の様々な「音」*3音が鳴りつつも、各々の音の歯切れが良く、輪郭がくっきりとしているため、独特のパーカッシヴなテイストが生ずるのですが、それが実に刺激的かつポップで面白い。今回は、そんな音色でギターを鳴らしたりしてたのですが、視覚的にも聴覚的にも狂ってて、なんかもう凄いな、と。
トリのBIZZY KILLER GEDBENZは女性の一人ユニット。トラックは打ち込みを基調としたオケで、それをバックにギターを弾きながら歌うってスタイル。サウンドは意外と激しい系統なのですが、時折織り交ぜるLA Punkっぽいポップな曲が良い味出してました。
てなカンジで終演。普段ゆっくり話せない方々とゆっくり話が出来たり、刺激的な音が聴けたりして、実に有意義なひと時を堪能させていただきましたよ。