1/12 "Street Parade"@初台WALL / MZL-ATK / CLASM / THE STACKERS / THE BRICKS / 3x1x5
つーワケで、今年最初のライブ観戦に行ってまいりました。
木曜の"餅つきHELL"＠eM SEVENをパスした時点で、金曜にCLASMを観に行く方向に気持ちが傾いていたのですが、いざ当日になってみると、仕事の進捗状況が微妙に芳しくなかったり、対バンが全く知らないバンドばかりだったりってなコトもあり、今ひとつライブに行こうという意欲が湧かなかったり。
そんな腑抜けた気持ちに活を入れるべくCLASMのデモとかを聴いていたら徐々にテンションが上がってきまして。そこにダメ押しで、仕事絡みの急な打ち合わせが入ったため、否応無しに都心に出る用事が出来たので、その勢いを借りて観に行くコトを決定。すぐさま支度を整え、一路新宿に。
新宿に到着後は、打ち合わせをとっとと切り上げ、歌舞伎町の二郎からとらの新宿店を経て、そのまま徒歩にてWALL行き、という青写真を描いていたのですが、事のほか打ち合わせが長引いてしまい、二郎に寄ってる時間が取れなくなってしまったので、とらでの買い物を先に済ませ、近場のねぎしでお茶を濁し、その足でWALL目指して移動移動。
ところが、予想してたよりも全然早い17時40分過ぎにはWALLに着いてしまい、暫し途方に暮れる。これなら、二郎に行けたなぁ･･･と軽く凹む。しゃーないので、WALLの階段に独り陣取り、暫し妄想に耽る。「女子小学生に冷徹に罵られる」という夢のようなシチュを夢想し、ひとしきり悦に入ったところで、ふと時間をチェックすると18時を過ぎていたので、入場。
場内は案の定ガラガラで、バンド関係者と思しき面々しか見当たらず。その面々は妙にスパイキー率が高いわりには、いわゆるcrustyな雰囲気とは一線を画しており、なんとも不思議なカンジ。その疑問は、ライブが始まってから解消されるワケで。
多少人も増え、10分ほど押して18時40分頃に開演。で、トップのバンドを観て、スパイキー率の高さに納得。RANCIDの流れを汲むスパイキーだったのね。この日のライブは、CLASM以外全てRANCIDの影響を感じさせる*1メロディック/ポップ･パンクが集っており、以前の八王子でのライブを彷彿とさせる金太郎飴状態。無論、個別に観ていけば、どのバンドもそれなりに個性がありはするのですが、どのバンドも基本的にコールが「Oi! Oi!」だったりするので、まぁ推して知るべしっつーか。
個人的には、その余りにも屈託の無いバンド/客の盛り上がりっぷりを目の当たりにし、ちょっとしたカルチャー･ショックを受けましたよ。若いっていいなぁ･･･。どのバンドも極めて演奏も楽曲もステージングもプロっぽく*2こなれてて、それがもう新鮮で新鮮で。こういうシーンも確実に存在してるんだなぁ･･･と興味深く観させてもらいました。
で、CLASMは二番手で登場。この完全awayな状況下でどんなステージングを披露してくれるのか興味津々だったのですが、初手の"神触"から期待以上のパフォーマンスを披露。タイトで疾走感溢るる演奏をバックに、吐き捨てるのではなく、粘っこく絡みつくように歌い喚くvoxと、随所に挿し込まれる男臭いコーラスとが織り成すサウンドは、正しくハードコア･パンクとしか形容のし様が無いサウンドで、ただただカッコ良い。
コーラス･ワークを活かしている楽曲のクオリティも高く、HC好きな人間の琴線に触れまくるコト請け合い。基本はファストなナンバーなんですが、ミッドな展開とかを巧みに織り込んでいるので緩急が効いてるし、なにげに各曲にきっちりフックがあって、意外なまでに聴き易いっていうのも高ポイント。デモ以外の楽曲も粒揃いで、よく練られてる印象。1年で8曲しか出来なかったっていうのも納得ｗ。
ド直球なジャップコア的に評されてますが、個人的には独特の突進力とかに若干USHCの影響も垣間見えるような気がしたりしなかったり。白雲さんに訊いたところ、全然意識してないようなので、多分ﾜﾀｸｼの勘違いなんだろうけど、初期JERRY'S KIDSみたいなBoston HCの香りも感じちゃうのよね。
フロアからのフィードバックが殆ど無かったり、PAの問題か、若干ギターの音色が拡散気味だったりと厳しい条件下でのライブでしたが、想像以上の充実したステージを魅せてくれました。観に行った甲斐がありました。
2月は曲作りに専念し、3月のライブに備えるそうです。3月の＠eM SEVEN*3も観に行きたいですにゃー。ジャップコア好きな方は、とりあえずデモCD-Rをチェックしてみてください。絶対カッコ良いから。
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